goo blog サービス終了のお知らせ 

ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

手こずりながらもジャイキリ許さず、勝利 ~2025天皇杯2回戦対福山シティFC戦~

2025-06-12 15:36:06 | アルビレックス新潟

昨日の天皇杯2回戦福山シティFCとの試合について、カテゴリーが4つも下のチームに大勝できないのか、情けないということをいうサポーターも多くいたようだ。

けれども、私はそうは思わなかった。

手こずったけれども、勝ってJ1の名誉を守った。

そう思っている。

その理由は、前日のブログに書いたように、福山シティFCは、強敵だったからだ。

過去2年続けて天皇杯では勝ち上がっていたし、地域リーグでは2年連続優勝したが、JFLに昇格するための試合の結果、惜しくも勝ち上がれなかったということも知った。

そんなチームが、今年リーグ開幕から快勝続きだったということは、今季は去年まで以上に強いということだ。

しかも、福山シティFCの持ち味が、攻守の切り替えの早さと球際の強さであった。

新潟のチームについては徹底的に分析して、対策を練ってくるだろう。

私は、カテゴリーに関係なく、強敵だと思って臨まないといけないと警戒していた。

それで、昨日のブログに書いていたというわけだ。

そのチームに、ジャイキリを許さず勝ち切ったというところを私は評価するのだ。

そして、チームの一体感も感じられたということも。

 

昨日の先発メンバーは、私にとっては、すごく期待したい顔ぶれであった。

新潟を愛してやまない、堀米、高木、早川の名前があった。

ベテランとして頼もしい存在の名前が、小野、千葉と、攻守両面にあった。

そして、GK田代の初起用であった。

 

それでも、試合は簡単ではなかった。

新潟対策がしっかりなされていた。

新潟は、特に前半、なかなかシュートに行けなかった。

コンパクトに守りながら、圧をかけるところにしっかりかけていたからだ。

J1という上のカテゴリーに所属して試合をしているから、やはり選手個々のレベルは新潟の方が上だったかもしれない。

しかし、新潟のよさを消すためのプレーが、福山は光っていた。

特に、ボランチの宮本に対しては厳しくマークしていたから、自由にさせてもらえなかった。

そして、サイドにボールが渡っても、そこで厳しく圧がかけられて、なかなか前に進めなかった。

左のミゲルも、右の太田も、ドリブル突破するタイプではないから、パスが来ても後ろに戻すしかできなくなっていた。

だから、ボール保持はしても、出すところがなくなり、なかなか前に進むことができなかった。

福山シティFCの小谷野監督、ただものではないな、という気がした。

 

前半は、互いに目ぼしいシュートシーンはなく、ハーフタイムを迎えた。

志向しているサッカーがいくら似ていても、カテゴリーが上なのだから、個人の力量は新潟の方が上回れるはず。

後半は、マークされても個人の力量で上回れる選手を起用していくしか打開の道はないだろう、と思った。

そこらへんは、さすが樹森監督、よくわかっていた。

後半開始からミゲルに代えて奥村を起用した。

59分には、小野に代えて運動量も豊富な長谷川を出場させた。

すると、奥村が、前半にはなかった相手のエリア、ポケットへの進入を何度も果たし、確かに左サイドは活性化した。

86分には、矢村、太田に代えて、笠井、ダニーロを入れ、さらに福山に揺さぶりをかけた。

だけど、ゴールを割れず、ピンチも迎えたがなんとか切り抜け、本来は避けたかった延長戦入りとなった。

 

運動量の豊富な選手が入って攻撃は活性化したが、ゴールシーンは、なかなか生まれなかった。

逆に、4,5回連続で相手のコーナーキックが続くという、心臓に悪いシーンもあったが、よく声をかけ合って身体を投げ出して守り切った。

そんなシーンを見て、負けるはずがない、と思った。

移籍加入して半年かかって今季初出場のGK田代の存在が、とても安心感を与えた。

彼は、新潟のメンバーに対して、すごくよく声を出していた。

「史哉、ナイス!」という彼のかけ声も聞こえた。

そして、時々振り向いては、もっと声援をくれとばかりにサポーター席のゴール裏をあおったりもした。

チームに安心感を与えるGK、いいですね、彼。

 

延長後半、こうして左からの攻めはいったい何回目だろう、と思うくらいに攻め上がった堀米が、ゴール前に利き足とは逆の右足で挙げたクロスに、ニアから笠井がジャンピングヘッドですらせたボールが、ポストに当たりながらもゴールに吸い込まれた。

待望の先取点!…と言っても、108分の時間は遅すぎたけどね。

 

だけど、油断はできない。

そう思っていたら、相手のフリーキックの際には、ベンチの稲村がライン手前からゴール前に守りのコーチングをしたりしているのも見た。

一体感を感じながら、試合終了の笛を聞いた。

 

最終盤に千葉と代わって出場したDFの稲村は、GKの田代のところまでいって、抱きついていた。

 

試合後、本日ゴールのヒーロー笠井は、マイクの前で、「新潟といえば長谷川、ではなく新潟といえば笠井、と言ってもらえるようにがんばります!」と叫んでいた。

いいね。

 

試合は簡単には勝てなかったけれど、選手たちの一生懸命さとチームワークを実感することができた。

これからのリーグ戦後期の試合でも、不器用(?)な試合があるかもしれないけれど、この一生懸命さと温かさは、チーム新潟の大きな武器だ。

アルビレックス新潟は、チームとして大丈夫。

そう実感することができた。

やはり、チケット買って平日夜の応援観戦に行ってよかったよ。

 

天皇杯3回戦は、小島や小見の柏ではなく、去年稲村がいたので新潟サポが大金を寄付した東洋大となった。

柏は東洋大から自チームに入団する選手にゴールを決められて負けたのだそうだ。

東洋大は、稲村先輩や新潟サポに忖度してくださいね。(ま、それはないわな。)

 

それよりもまず、次の日曜日の試合で、青森に負けてさらに意気消沈している横浜Fマリノスに勝って、後半戦のよいスタートを切らなくては。

 

Visca Albirex !!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜は、福山シティFCと天皇杯2回戦

2025-06-11 10:50:25 | アルビレックス新潟

リーグ戦の中断期間を経て、10日ぶりに公式戦の試合に臨むアルビレックス新潟。

この期間中に、正選手の小見が移籍転出してしまった。

だが、新しい選手の加入情報はなく、その期間は終わってしまった。

リーグ戦再開の前に、今日は、天皇杯2回戦の試合がある。

快勝して、リーグ戦の後半開始に向けて、よいムードを作りたいもの。

少しでも後押しになれば、という思いもあって、今日の試合のチケットを買った。

駐車券の1600円は高いけど、まあ仕方がない。

 

さて、対戦する相手は、福山シティFC。

地域リーグの中国リーグに所属するチームだ。

広島県福山市で2017年に設立されたチーム。

地域リーグのチームが相手とはいえ、全く油断はできない。

なぜなら、地域リーグでは強豪だからだ。

直近3年は中国リーグ3連覇を果たし、3年連続で全国地域サッカーチャンピオンズリーグに出場しているが、惜しくもJFL昇格を叶えていないのだという。

 

どれどれと、今季の地域リーグの順位表を調べてみて驚いた。

開幕から4勝1分と無敗でリーグ首位を走っている。

しかも、つい2日前の6月8日の試合、1対1で引き分けになるまでは、4連勝。

そのうえ、得点20,失点0という、圧倒的な攻撃力で強さを誇るチームであった。

守りでも、8日の試合が、今季初失点だったということである。

なかなかの強敵じゃないか。

 

もう少し調べてみると、福山シティFCは、去年の天皇杯でも2回戦進出を果たしていたという。

そのサッカースタイルは、攻守において主導権を握る「ボールも人も動くアグレッシブなサッカー」を志向しているという。

あれ?どこかで聞いたようなスタイルだな…。

攻守の切り替えの早さと球際の強さが持ち味だなんていうことも。

 

同じようなスタイルのチームの対戦、ということになるが、どんな試合になるだろうか?

J1の誇りにかけて負けるわけにはいかない。

今日の先発予想は、新潟日報では、こんなで、日頃リーグ戦での試合出場が少ない選手たち中心。

 

サッカー新聞電子版「エルゴラ+」の予想は、だいぶ違う。

 

誰でもいい。

いずれにせよ、リーグ戦前半で活躍することの少なかった選手たちが躍動して勝利する姿を見たいと思う。

まずは、先取点を取って、主導権を握って試合を進めてほしいものだ。

では、夕方、行ってきます!

必勝!!

 

Visca Albirex !!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小見ちゃん、柏に行っちゃった…

2025-06-08 20:36:20 | アルビレックス新潟

アルビレックス新潟小見洋太選手、柏レイソルに電撃移籍!

 

 

小見ちゃん、それはないだろう。

チームが一番苦しい今、クラブを見捨てていくのか?

…とそんなことを言いたい人はたくさんいるのではないかな?

 

小見ちゃんにしてみれば、いろいろな点で悩むところはあったのだろうな、とは思う。

だけど、入団してから今まで、アルビレックス新潟で成長を見守ってきたサポーターにしてみれば、やっと中心選手として活躍するようになったというのに、それなのにチームが苦境にある今出ていくのは、ちょっとあんまりなのじゃないか、と思ったりする。

先月の湘南戦でヒーローとなったときに、成長したなあ、と実感していたのに。

 

9戦目にして、ホーム戦初勝利! さあ反転攻勢だ!! ~2025第18節ホーム湘南ベルマーレ戦~ - ON  MY  WAY

勝った~!!アルビレックス新潟、待ちに待った、ホーム戦初勝利。なんてったって、ここまでホームで8試合、勝利を見せてもらうことがなかった。分け、分け、分け、負け、分...

goo blog

 

 

移籍に当たって、残されたコメントは、次のとおりだった。

 

■コメント

このたび、アルビレックス新潟を離れることになりました。

 

プロへの扉を開いてくれた寺川さんをはじめとしたクラブの皆様、私のことを受け入れて優しく、時には厳しく接してくれたチームメイトの皆様、そしてどんなときも私のことを信じて後押しをしてくださったファンサポーターの皆様、本当にありがとうございました。

 

プロサッカー選手として、人間として、より成長するために今の自分がどうするべきか考えた結果、この居心地が良すぎるほどの”街”を離れ、新たな環境でチャレンジするべきだと感じました。

 

これからまた新たな環境での挑戦となりますが、自分らしく目の前のやるべきことをひとつひとつ積み重ねていきます。

 

約4年半本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

プロサッカー選手として、人間として、より成長するために、この居心地が良すぎるほどの”街”を離れ、新たな環境でチャレンジするべきだと感じた、と彼は言う。

だが、なんとなく彼が焦っているような気がしてしまった。

 

時を同じくして、一緒にアルビレックス新潟に同期入団した三戸舜介は、2シーズン前に欧州へと旅立った。

そして、オランダで実績を積んで、今回のワールドカップ最終予選のメンバーに初選出されている。

なのに、自分はJ1のままでチームは残留争いに巻き込まれている。

三戸ちゃんと自分とでは、大きく差がついてしまった。

もっと自分のプレーが多くの人に認められる、上位のチームで活躍し、できた差を詰めたい。

今、自分に何が足りないのかは考えるところがある。

だが、今のチームは、負けても常に自分たちを励ましてくれる温かいサポーターが多い。それに甘えて、今の自分には厳しさが足りないのじゃないか?

もっと厳しい環境でプレーしなければ、成長しないのじゃないか?

今、柏レイソルからオファーがあったのは、そのチャンスなのじゃないか?

若者がそんなふうに思ったとしても不思議はない。

 

まあ、そう思ったかどうか、真偽のほどはわからない。

でも、柏に行かなくても、自分しだいで成長はできるはずだと思うなあ。

伊藤涼太郎しかり、三戸舜介しかり。

彼らは新潟で活躍して、欧州への道を開いた。

自分の力でチームを残留に導いた、なんてことになれば、もっと評価は上がるはずだと思うのだけどなあ。

なんだか、1年前に広島に移ったA選手と姿がかぶってしまう。

やっぱり何らかの焦りがあったのかなあ…。

 

ここまで推してきた側としては、三戸ちゃんは新潟に遊びにこれても、今後小見ちゃんはなかなか来れなくなってしまうだろうなあ、なんてことも考え、残念に思う。

 

まあ、本人が下した決断だから、「じゃあ、元気で」と手を振りたい。

だけど、出ていった人のことは、今までのようには応援しない。

「別れても好きな人」ではなく、「別れたら別の人」の応援だ。

代わりに誰がチームの力となって活躍するか、それを楽しみにすることにする。

この苦しい中、チームに残って勝利を目指そうとするメンバーを、心から応援したい。

 

小見ちゃん、じゃあ、元気で。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好試合暗転、今季最多失点の負け ~2025第19節アウェイ名古屋戦~

2025-05-31 17:19:17 | アルビレックス新潟

今季初の連勝を、などと言っていたのに、試合は…。

 

0-3。

今季最多失点負け。

何とも残酷な結果になってしまった。

16位名古屋と19位新潟の下位同士の対戦となった一戦。

勝って上位への足がかりを作りたかった両チームだが、今季初の連勝をねらった新潟より直近5試合負けなしだった名古屋の勢いが勝った試合となった。

 

出だしから、ホームで連勝をねらう名古屋の攻勢にさらされた新潟は、なかなか攻めへの転換ができないままだった。

前半15分までで、ボールポゼッションは、名古屋62%、新潟38%と、戦型からすれば全く逆の数値を示していた。

その後、少しはよくなってきたが、ペナルティエリアに進入できたのは2度か3度かというところ。

シュートは、谷口の超ロングシュート1本だけで前半が終わった。

それでも、前半は0-0だったから、後半勝負なら新潟に十分勝機はあると思われた。

だが、後半から舞行龍に代わって久々に出場した稲村が自陣エリア内でちょっとしたミスをおかしてしまった。

そこから生まれたチャンスを逃さずに名古屋に決められ、先制を許してしまった。

まだ後半開始から10分、これからだと思いながら試合を見守った。

後半は、それなりに攻めるシーンも見られたが、相変わらずフィニッシュが決まらない。

奥村の積極果敢なドリブルやシュートは、見ごたえがあったが、最後のシュートは枠を外したりキーパーの正面をついたりで、同点に追いつけなかった。

選手交代も空しく時間が過ぎていった。

 

たった1点がなぜ取れないのだ。

と、サッカーで得点することの難しさを実感した。

ところが、相手ゴールは、いともたやすく決まってしまうのだから、応援して見ている者にとってはなんともつらかった。

アディショナルタイムの直前に、名古屋の絶妙なミドルシュートが決まって、0-2。

その2分後には、やはりペナルティエリア手前からシュートを打たれ、GK吉満の手を弾いてゴールが決まり、0-3。

1点を争う好ゲームは、瞬く間に崩れた。

 

結局、今季ワーストの0-3での敗戦となってしまった。

 

試合は、NHK新潟のテレビ放送を見ていたのだが、宮沢ミシェルさんの解説はとても聴きやすかった。

実況アナは、どうしてもネガティブに考えてしまう傾向があったけど、宮沢さんは冷静にいい試合だと言って見てくれ、アルビの側に立った語りをしてくれた。

その中に、「あとはシュート練習」という言葉が出たときもあったが、やはり数少ないチャンスを決めきる決定力が必要だ。

また、アルビの戦い方はこうだというのが、どのチームにも知られてしまっている気もした。

名古屋が、稲村の前には、足の速い永井を置いて攻撃にふたをしたり、ダニーロには2人がついて自由にボールを上げさせないようにしたりしていた。

そういうのを見ると、相手に慣れられていて、もう一つ攻撃に工夫が必要だとも思える。

 

最下位だった横浜F・マリノスも、前節首位鹿島に3点を挙げて勝ち、今日もしつこい町田に3-0で連勝し、19位の新潟とは勝ち点2差に迫ってきた。

次節は、半月後の6月15日、今季後半戦最初の試合を、そのマリノスとホームで戦う。

ここをこらえられないと、降格圏からの浮上は難しい。

その前に天皇杯2回戦福山シティFCとの試合があるが、まずはリーグ戦の勝利が優先だ。

新潟にしてみれば、名古屋も横浜も、調子が悪い時でなく好調になって来たときに当たってしまうという巡り合わせの悪さもあるとはいえるが、それは仕方がないことだ。

今後ずっと正念場の試合が続く。

覚悟を決めてかかるしかない。

 

Visca Albirex !!!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9戦目にして、ホーム戦初勝利! さあ反転攻勢だ!! ~2025第18節ホーム湘南ベルマーレ戦~

2025-05-25 22:30:29 | アルビレックス新潟

勝った~!!

 

アルビレックス新潟、待ちに待った、ホーム戦初勝利。

なんてったって、ここまでホームで8試合、勝利を見せてもらうことがなかった。

分け、分け、分け、負け、分け、負け、負け、分け…。

すべてに「け」が付く「『け』だらけの分け&負け」。

おまけに、昨シーズンからのホーム戦勝利なしは12試合連続に伸びていた。

今日の試合は、昨シーズンの9月にホームで勝った湘南ベルマーレが相手。

実に、その試合以来8か月半、私たちは、新潟がホームで勝つところを見たことがなかった。

 

今日こそは、と自分も、願をかけた。

試合前の昼食は、勝つようにと「カツ丼」にした。

試合前に、オレンジガーデンに行って、新しいアルビの帽子を買った。

今までかぶっていたものは黒いアルビの帽子だったが、黒は負けのイメージなので色を変えた。

ブルー系にして、アルビカラーの1つである青い色にした。

 

そして、この試合に至る前に、昨日の試合前インタビューで、キャプテン堀米が、監督や強化部長と話をしに行ったということを知った。

そこに男気を感じた。

キャプテン堀米に敬意を表して、今日来たTシャツは、J2優勝したときに作られた、堀米がシャーレを掲げるシーンのもの。

右のサインは印刷だが、左のサインは、実際に書いてもらったもの。

こちらも勝利に向かって気合を入れた。

 

先発メンバーには、4日前のルヴァン杯3回戦でフルタイム出場した小見や、82分まで出場した谷口の名前があった。

中3日、疲れも残っているだろうな、と思った。

 

試合が始まってみると、早々にチャンスを作り出しゴールに迫った。

惜しくもオフサイドにはなったし、そのシュートも枠をとらえていなかったけれども、この試合にかける選手たちの意気込みが伝わってきた。

しかし、途中から互角で、どちらかというと劣勢を感じるような試合となった。

 

前半19分、谷口が相手GKの位置を見て超ロングシュートを放つが、これもゴールから遠く離れた。

するとその1分後、今度は相手FWが超ロングシュートを放つと、それはGK吉満の手が届かず、すっぽり入ってゴールネットを揺らした。

ああ、新潟またしても先制を許す失点。

どんな試合でも、追いかける試合は非常にしんどい。

2点を挙げるのは簡単ではない。

今日もダメか…とネガティブな思考になりかけたが、一生懸命プレーしている選手たちに失礼だ、と思い返し、Nスタンドの声援に合わせて拍手を送った。

 

願いが実ったのは、31分。

攻め入ったゴール前でシュートシーンが生まれると、こぼれ球を谷口が決めた。

谷口は、昨季10点取っていたにもかかわらず、これが今年の初ゴールだったはず。

このシーンは、大勢の選手がゴール付近に攻め入っていたからよかった。

そういうシーンこそが、アルビの求めているシーンだったはず。

あとは、ひっくり返すだけ。

だんだんボール支配率も高くなってきた。

しかし、前半はそのままに終わる。

ハーフタイムに、ゲン担ぎで、「勝ちの種」(柿の種)を食べ始めたときだった。

「涼太郎だ。」と叫ぶ声に、手前スタンドの前方を見ると、すぐそこにサングラスをかけた伊藤涼太郎が両手を振りながら歩いていた。

膝に勝ちの種を乗せていたことも忘れて、思わず立ち上がって手を振ってしまった。

Nスタンドだけでなく、場内を1周してあいさつして回るなんて、なんとありがたくうれしい選手なんだろう。

オランダに行って、2年もたつのに…。

 

ふと気づくと、座席の階段の下には、膝の上に乗せていた柿の種が一部散乱していた。

あちゃ~、「勝ちの種」を落とすなんて…、縁起でもない。

いや、これは伊藤涼太郎が来たからのこと。

きっと彼はアルビに勝ちをもたらす「勝利の男神」なのだ。

彼が来たからには、大丈夫ということにしよう。

 

さて、後半は、谷口や小見は早めに代えるのかもしれないなと思った。

だが、そうではなく、同じメンバーでの戦いが続いた。

結構危ない場面も多く作られたが、新潟の選手たちがギリギリのところで体を寄せたり飛び込んだりして、ゴールは許さなかった。

そこには、選手たちの気迫が前面に現れていた。

 

その気迫が実ったのが、71分。

攻め入った奥村のパスが谷口につながり、そこから最後は小見!

右足で放ったボールが、ゴールネットに吸い込まれた。

2-1。

アルビ勝ち越し!

決めたのは、疲れているはずの小見。

しっかり走り込んで決め、ゴール後のパフォーマンスも喜びであふれて、コーナーポストをふっ飛ばしていた。

 

ここから先が、まだ20分以上あったのでどうなるかと思われた。

危ない場面もあったが、潟ることなくGK吉満中心にチーム全員でよく守り、勝利を手にすることができた。

試合後に選ばれた本日のMOMは、小見。

マイクを手にした小見は、チームを代表しているような、実にしっかりしたコメントを発していた。

家に帰ってからDAZNで、試合後のインタビューを見ると、小見は涙を流していた。

その姿に、選手たちの今まで勝てなくて張りつめた思いしていたことを感じた。

自分のことを「ふがいない」と言いながらも、涙をこぼしながらも、J1残留を含めチームの今後の飛躍を誓っていた。

高卒から入団して5年目、小見は実にしっかりした青年になってきたなあ、とその成長をうれしく思った。

今日の神ユニも小見。

 

試合後のバンザイや「ハルヲスイング」も、リーグ戦253日ぶり。

 

今日は、とにかく、選手たちの気迫を感じた。

守りでは、絶対に相手にゴールを許さない。

そういう覚悟が痛いほど感じられた。

攻撃の場面も、今日は弱気に感じることはほとんどなかった。

 

この勝利があっても、J2降格圏からは抜け出せていない。

よそのチームも必死だ。

でも、もっとやれるチームのはず。

次節は、本来なら前半戦の最終節。

覚悟を決めてがんばる選手たちだから、これからの反転攻勢に期待しよう。

 

Visca Albirex  !!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふがいなくついえたルヴァン杯の夢 ~2025ルヴァン杯3回戦 ホーム東京ヴェルディ戦~

2025-05-22 11:45:29 | アルビレックス新潟

「忘れ物を取りに行こう。」「もう一度みんなであの場所へ―。」

そんなポスターの願いも空しく、アルビレックス新潟は、東京ヴェルディに0-2で敗れた。

忘れ物が何だったのかさえ、忘れた―。

そんなふうにさえ思えるような試合だった。

 

「何とも…残念というか、

 何のために試合してるか わからなかった」

…これは、自宅に残ってSPOOX観戦したうちの娘の感想。

 

「何のために試合してるか」というのは、率直で言い当てていると思った。

試合をするのは、勝つという目的があってするものだ。

けれども、勝つという目的を忘れてプレーしているようにしか見えなかった。

ただ、「つなぐサッカー」をするためだけに、必死でつなごうとしているようにしか見えなかった。

特に、大切な一番後ろの3人が。

アルビの目指しているサッカーでは、センターバックやゴールキーパーの働きが重要になる。

彼らが相手をかわして、パスをつないで攻撃に持って行くのがアルビのサッカーだ。

ところが、この試合では、その後ろの3人から効果的なパスが全くと言っていいほど見られなかった。

前からプレスをかけてくる相手に対して、いたずらにパスで逃げ、やがて追い詰められて蹴ったボールは、相手に取られ、ピンチを迎える。

前半は、特にそんなシーンの連続だった。

前線にボールを送りさえすれば、前半の始まりでは、谷口と太田、小見らが得点のチャンス場面を作り出せていたのである。

 

ハーフタイムになったときに、Nスタンドからは、大きなブーイングが起こった。

それは、0-2で負けているからのブーイングではない。

ただただ消極的なプレーに終始して、少しでもゴールに迫ろうという気概が見えない、そのふがいない姿勢に突きつけられたものだった。

 

でも、アルビサポは、ただ冷たくブーイングしただけではなかった。

ハーフタイム時には、メガホンであちこちのスタンドに対して、

「こんな試合でも僕たちには応援することしかできません。後半も、声を出してみんなで応援していきましょう。」

というような内容の言葉がかけられていた。

なんだか、ジンと来た。

この温かさが、ホーム新潟の持ち味でもあるのだ。

 

だから、後半開始前に、アルビの選手たちが三三五五入場して来ると、場内のファン・サポーターたちは、より大きな拍手で選手を迎えたのだった。

一番早く入場してきた谷口は、その拍手に対して、自身も拍手してサポーターに感謝の思いを返していた。

この一体感で、試合をひっくり返したい、と皆思っていたのがよく分かった。

 

得点しないことには勝てないということから、新潟は、後半開始から積極的に前でアタックする長谷川元希や奥村仁を交代起用した。

後半が開始されると、新潟は、何度も相手陣内に迫る姿を見せた。

こういう、選手たちが得点に向けて走る、迫力ある試合を見たかったのだ。

そう思って見守った。

早いうちに1点取れれば、試合はわからなくなる、と思っていた。

 

だが、結局、願いはかなわなかった。

よい時間帯は終わり、その後も矢村など攻撃の選手を入れ替えるなどして、局面を打開しようとしたが、ノーゴールに終わった。

 

この試合や先日の試合でも思ったことだが、パスをもらうための新潟の選手たちの動きが少ない。

もらうときに立ったままだったり、ゆっくりパスの出す先をうかがったりしているうちに、相手チームの選手たちの方がよく動いて、圧力をかけたりボールを奪ったりしている。

以前は、相手が予測できないように動けていたから、パスがつながったのに、今はそれができていない。

ミスを恐れて、臆病で安全なプレーに終始している。

それが一番の停滞の理由だと思う。

「相手に負けない」という選手一人一人の気迫が試合を変えてくれるのは、この試合の後半開始の時間帯を見ればよく分かった。

勇気ある果敢なプレーを見せていれば、現状はもっと変わると信じている。

 

この敗戦でルヴァン杯の夢はついえた。

シビアなリーグ戦を直視するしかない。

次節は、正念場の湘南ベルマーレ戦。

気迫のある試合を展開し、勝利と自信を手繰り寄せてほしい。

 

Visca Albirex !!!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛い敗戦 今季の目標は変更しなくちゃなあ… ~2025第17節ファジアーノ岡山戦~

2025-05-18 19:31:22 | アルビレックス新潟

今日の岡山戦、鍵を握っているのは、岡山・田上の出場じゃないのかな、と思っていた。

けがで離脱していたが、練習に復帰したという。

2季前には新潟に在籍していた田上。

在籍当時は、新潟県田上町の「田上町観光大使」に任命され、地域振興にも尽力していた、熱のある選手だった。

彼が岡山に移籍して2年目。

昨年は、ディフェンスリーダーとして、岡山のJ1昇格の力となった。

今季も、守備の要として存在感を出していた。

だから、第10節まで岡山は5勝2分け3敗と、上位にいた。

ところが、田上が負傷欠場したそれ以降の6試合は、0勝2分け4敗と、6試合連続勝ちなしであった。

新潟を応援する者として、今日の試合も田上が出場しないことを願っていたのであった。

 

ところが、岡山の先発メンバーに田上の名前があった。

ああ、今日は苦戦するかもしれない、と思った。

 

試合が始まってみると、苦戦も苦戦、大苦戦であった。

4試合ぶりのホームで、下位に沈む新潟に負けるわけにはいかないと思ったのか、試合開始から、あと先考えないようなプレスを前線でも中盤でも仕掛けてきた。

その勢いに押されて、コーナーキック等を受けるシーンの連続。

9分過ぎ、フリーキックを与えると、キッカー左足からのボールは、弧を描いてゴール前に上がり、ヘディングを決められてしまった。

これがオフサイドの可能性あり、となったが、VARの結果はゴール認定。

 

ただ、新潟も、14分過ぎ、センターライン付近で得たボールを、奥村→笠井→長谷川とワンタッチでパスをつなぎ、相手ゴールに迫ると、冷静に長谷川が2試合連続のゴールを決めた。

これであっさり同点に追いついた。

 

これで試合の流れが大きく変わるかと思われたが、岡山の攻めの姿勢は全く変わらなかった。

プレスはきついわ、セカンドボールへの動きは速いわ、鋭いパスがつながるわ…ということで、新潟はピンチの連続。

吉満の好セーブ、ゴール前での各選手の体を張った守りで、なんとか0-0で前半を終えた。

シュート数に大きな差があるばかりではなく、この試合前までボール支配率でJ1最下位の20位だった岡山に、なんと負けている新潟。

後半は立て直してくれることを期待した。

 

後半もそれなりに攻められてはいたが、こちらから攻撃のシーンを作り出すこともできるようになって、互角の展開になってきたと思いながら、期待して見守っていた。

ところが、10分過ぎ、ゴール前に相手の進入を許した場面で、舞行龍が相手選手を倒したとの判定を受け、PKの判定。

昨日のアルビレディースの試合ではGKの平尾がPKを止めていたから、吉満もなんとか止めてくれ、と祈った。

しかし、それもむなしく決められて、1-2。

 

このままでは試合は終わらないだろう。

新潟の選手たちを信じよう。

そう思って中継画面を見続けた。

いくらか攻めに転じて惜しいシーンも作ったが、結局ゴールを割れずじまい。

今日も、1点差負け。

これで、今季7敗目だが、1点差負けは、今季6回目。

僅差の試合ばかりなのに、負けが多いのはつらいやら、苦しいやら。

 

復活田上、おめでとう!

だけど悔しいよ。

 

順位に目を向けると、今節の敗戦で、新潟と横浜Fマリノスの2チームは、他のチームから置いていかれた格好となった。

 

さて、本当に尻に火がついてきたなあ。

ここにきて、今季の目標設定は変更だな。

「新潟史上最高」ではなく、当面は「J2降格圏脱出」そして「J1リーグ残留」だよ。

だけどもね、誰かを非難・批判する気は全くないな。

だって、選手たちは、新潟のサッカーを貫こうとして一生懸命にプレーしているのが伝わってくるから。

監督やスタッフ、強化部のせいにもし難い。

それが分かるから、ちょっぴり切ないだけ。

切ないのは、サポより当事者たちだろうと思う。

長谷川元希の痛々しい姿は見るのがつらい。

 

今が、今季の新潟の正念場。

そう思って、応援していこう。

 

Visca Albirex !!!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり食らった、長倉の恩返し弾でドローに終わる ~2025第16節ホーム 浦和レッズ戦~

2025-05-11 22:25:20 | アルビレックス新潟

先日、こんな記事を書いたのは、なんか予感がしたからだ。

 

長倉に活躍してほしいけど、恩返しゴールはいらないからね - ON  MY  WAY

サッカーの試合を見ていると、よく「恩返しゴール」と言われるのがある。かつて自チームに所属していた選手が、今は対戦相手のチームに所属していて、試合ではその選手から...

goo blog

 

それが本当のことになるなんて、まったくなあ…。

 

今節の相手、浦和は4位で、前節ガンバ大阪に0-1で敗れるまで5連勝していた相手だ。

守護神西川が出場できなくなったとはいえ、好調な上位の強敵だ。

ましてや2006年から19年間、新潟はリーグ戦で浦和から勝利したことがない。

そんな強敵を相手に、新潟は、この試合辛抱強く戦い続けた。

 

前節までの稲村に代わって出場した舞行龍は、さすがだった。

浦和の攻撃に対し、事前に危機を察知してプレーしたり、うまいフェイントで相手をかわすなど、浦和の選手たちに思うようなプレーをさせなかった。

 

他の選手たちも、ピンチのときには体を張ってブロックしたり、ボールをつなぎながら前に進むチャンスをうかがったりするなど、気迫のこもった姿を見せ、勝利への意欲を見せていた。

だから、前半はほぼ互角の試合。

 

この試合は、先取点を取った方が勝ちに近づく、という感触の試合だった。

気合の入った円陣ダッシュで始まった後半は、前半以上に新潟の攻撃は鋭さを増しているように見えた。

それが実るのは、74分、自陣でピンチの場面から奪ったボールを、小見が気迫のドリブルを見せて前に進んだシーンから始まった。

相手陣内の混戦から、小見が打ったシュートは相手に弾かれたが、そのはね返りを長谷川元希が決めて、先制ゴール!!

ゴール裏に駆けよって、胸のエンブレムを握ってそれを示す元希。

アルビレックス新潟へのチーム愛を示す、元希の姿に泣けた!

 

ところが、その4分後、ついに警戒していたアイツが交代して出てきた。

アイツ―そう、去年新潟にいた長倉幹樹。

選手同士では、近づいてきた長倉に、舞行龍は後ろからそっと手を握り、再会を喜んでいた。

ついでにいえば、彼と一緒に出てきたのが荻原拓也で、2人とも新潟に所属した経験のある選手ではないか。

2人とも、絶対に恩返しゴールは御免だからね!

特に長倉、去年のルヴァン杯決勝のPK戦外したのに、選手スタッフやサポーター、皆から温かく迎えてもらったのを忘れちゃいけないぞ。

アルビ戦以外は応援しているから、先日このブログに書いたんだからね。

…なあんていうのが、こっちの思惑。

 

ところが、そういう新潟サポの思いを、長倉はしっかり裏切ってくれた。

恩を仇で返すように、出場してわずか2分後の80分、ゴール前に上げられたボールを、ゲリアと藤原の間を割るようにして高く飛び込んできたのは、長倉だった。

そして、見事な同点ヘディングゴール。

やられた。

1-1。

先制できたから、今日こそ勝てると思ったのに、また振り出しに戻ってしまった。

久しぶりに矢村を出場させるなど、その後の選手交代も実らず、結局お決まりの(?)ドロー。

降格圏からの浮上はならず、居着いてしまった…。

 

あーあ、やっぱり恩返し弾、いや仇返し弾を食らってしまった。

家に帰ってから見たインタビューで、長倉は、相変わらずのポーカーフェイスでぶっきらぼうに話していた。

「引き分けに持ち込めたので良かったと思います。」

「初ゴールはうれしいんですけど、場所とかを考えると、うれしくないです。」

(新潟に気持ちはある?)「ありますね。」

…ゴールを決めてもうれしくないなら、決めないでくれよ~。

 

またしても、ホームで勝てなかった。

去年の9月から8か月間というもの、ファン・サポーターは、ホーム、デンカ・ビッグスワンスタジアムで勝利を目にしていない。

これは、つらいよ。

 

でもね、また言うけど、15試合戦って、引き分け(7分け)はもちろん、勝っても(2勝)、負けても(6敗)、清水戦以外はすべて±1点差の試合ばかりなのだ。

毎試合毎試合、相手が上位チームでも、接戦を演じている。

こんなチーム、ほかにはない。

接戦ばかりだから、弱いわけではないのである。

ただ、勝てていないだけなのだ。

勝ち癖をつけたい。

勝ち癖がつけば、順位など簡単に上がるはず、と思う。

 

次は、来週日曜日にアウェイ岡山戦。

柳や田上の恩返しなんて考えたくない。

勝ちに行こう。

 

Visca Albirex !!!

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長倉に活躍してほしいけど、恩返しゴールはいらないからね

2025-05-07 19:52:15 | アルビレックス新潟

サッカーの試合を見ていると、よく「恩返しゴール」と言われるのがある。

かつて自チームに所属していた選手が、今は対戦相手のチームに所属していて、試合ではその選手からゴールを決められる、というものだ。

実際にゴールを決められると、それは恩返しではなく、「恩を仇で返された」気分にしかならないのだけど。

 

先日のFC東京戦でも、新潟はしっかり恩返しゴールを食らった。

その試合は、2-3で敗れたのだが、試合の行方を左右する2点目を決めたのは、小泉慶選手だった。

彼は、高卒で2014-2017シーズンの4年間在籍していたのだったが、新潟のJ2落ちに伴って、移籍していったのだった。

小泉選手に限らず、新潟は、ホームでの試合では、どういうわけかかつての所属選手に恩返しゴールを食らうことが多い。

まったく人がいいというか、なんというか…。

 

そんなことを思っていたら、次は相性の悪い浦和戦なのだが、そこにも恩返しゴールをしそうな候補選手がいるのだった。

毎試合、浦和の主力として活躍している渡邊凌磨選手。

彼は、新潟がJ2落ちした2018-2019シーズンに2年間所属していたが、その後山形、FC東京を経て、去年から浦和に所属している。

彼が新潟に所属していたときに、「ハッピースタジアム」に応募したら、彼の色紙が当たって喜んだことがあって、懐かしい思い出だ。

 

ラッキー!サイン入り色紙当選 - ON  MY  WAY

ラッキー!当たった!!何がというと、サイン入り色紙。サッカーJ2アルビレックス新潟のホーム戦に行くと、いつもこんなふうな「マッチデープログラム」が配られる。(もっ...

goo blog

 

だけど、恩返しゴールはもらいたくないなあ。

 

もう一人、恩返しゴールの候補選手がいる。

2023シーズン途中から加入し、昨季は新潟の主力として活躍した長倉幹樹選手だ。

去年は、1試合4得点をあげるなどルヴァン杯の得点王となった。

今季も活躍を期待していたのだが、昔ユースで所属した浦和に移籍してしまった。

新潟で主力を張っていたから、活躍を期待する心もあったのだが、今季の彼の出場は次のとおり。

【浦和レッズ・長倉幹樹選手の2025シーズン出場】

15試合でベンチ入りしなかったのが、3試合。

ベンチ入りしても出場機会を与えられなかったのが、4試合。

出場しても、試合の後半遅くなってからのものばかりだ。

出場した8試合のうち、3試合は勝っている試合で90分以降の出場にすぎない。

まともにプレーできていない。

負け試合だと少しだけプレー時間は増えるようだが、まだノーゴールだ。

だから、もっと活躍してほしいとは思っている。

 

新潟にいたときには、1試合ずっと走り続けて、強靭なスタミナに皆驚いていたものだったが、その彼が、今の浦和では単なる交代要員になっているだけ。

忸怩たる思いにかられているのではないかな、なんて考えてしまう。

そんな彼だから、もし新潟戦で出場機会が与えられたら張り切るのじゃないか。

新潟戦に出られたら、慣れ親しんだスタジアムでゴールを決めたい、と思ってプレーするのじゃないだろうか。

そこは勘弁してもらいたいもの。

去年は彼のプレーに熱くなったから、他チームでも活躍は期待したいが、次節の試合だけは控えてもらいたいと、複雑な思いだ。

 

まあ、新潟が複数得点を挙げて勝つ場合だけは、恩返しゴールがあっても大目に見るけどね。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後まであきらめずに戦ったが、ホーム戦11戦連続勝ちなし ~2025第14節ホーム FC東京戦~

2025-05-03 22:06:15 | アルビレックス新潟

あーあ、やっぱり負けちまった…。

試合前には、とってもすばらしいコレオグラフィがスタジアムを飾ったのだけどね。

だから、これに見合う勝利が欲しかった。

ホーム戦の今季初勝利が。

 

だけど、今日も勝利に届かなかった。

これで、去年からホーム戦11試合連続未勝利。

大部分のサポ、めげるよね、きっと。

 

やっぱり試合開始いくらもたたない時間、前半8分に失点してしまったのが痛い。

いくらマルセロ・ヒアンがいい選手であっても、自由にシュートを打たせるような間合いを作っちゃだめだよね。

せっかく守備が安定してきたと思っていたのに、もっと間合いを詰められればよかったのに、残念だった。

そして、後半も早々の52分に追加点を許してしまったのが、もったいなかった。

せっかく後半の反撃体制に移ってきていたのに、小泉慶に恩返し弾を食らうなんて、悔しい以外の何物でもありませんよ。

0-2になってまもなくは、FC東京の選手たちの動きのよさだけが目立った。

新潟の選手たち以上に動きが鋭いのだ。

新潟の選手たちがボールを受けようとするときに、瞬間的な動きでFC東京の選手が飛び込んでボールを奪う。

そんなシーンを何度も見た。

 

今日も、負けだな。

しかも2点差以上でのホームでの負けか。

がっくりした感覚で試合を見ていたけど、それは見ていた人の感覚。

選手たちは、あきらめていなかった。

特に、交代で出場した選手たちが、試合を活性化させた。

 

66分、ペナルティエリア深くに進入した奥村がシュートを放つと、GKに弾かれたが、そのこぼれ球に交代出場の笠井が反応し、ゴールを決めた。

これで、1-2。

一気にスタジアムの機運は盛り上がり、同点への期待が高まった。

チャンスを逃し続けていたら、一瞬のチャンスを生かしたFC東京のマルセロ・ヒアンにこの日2点目を決められてしまった。

なんでそうなるかなあ…という取られ方。

しかも残り時間も少なくなる一方。

 

だけどね、それでも今日の新潟はあきらめない戦いをしてくれた。

とにかくボールを支配して攻めようとする。

だけど、決定力が足りない。

そのまま、アディショナルタイムも9分になろうとするときに、ダニーロが今季初ゴールを決めて、2-3。

なんと再び1点差に詰め寄った。

もう時間はないだろうと思われたが、主審は試合を続行。

 

ボールをもって攻める新潟に、幸あれ、と願ったが、やはり時間が足りなかった。

2-3で痛い敗戦。

松橋前監督に成長を見せつけてやることはできなかった。

いや、少しは見せられたのかもしれない。

昨季と違って、こうして点差がついてもあきらめずひたむきにゴールを目指した選手たちの姿。

2点差から1点差に追いすがったシーンを2度も見せてくれた。

ガタガタ崩れないで勝利を目指す新潟の選手たちの姿には、松橋前監督(現FC東京監督)も肝を冷やしたはずだ。

 

いい試合だったと思う。

最後まであきらめない戦いぶりは、本当に誇らしかった。

だけど、勝つことも引き分けることもできなかった試合となった。

3点取られた守備の破たんというのは、確かにあった。

だけど、それよりも攻撃はどうだったんだ?

試合後半の鬼気迫る攻撃ぶりを見ていると、どうしてこれをもっと早い時間から出せないのだ?と言いたくなる。

もっと鋭い攻めを出して、いいシーンをたくさん作りだしてほしい。

今日試合の終盤あれだけできるのだから、もっとできるはず。

そう信じて応援していきたい。

 

今日の敗戦で、FC東京との勝ち点差は1から4に広がってしまった。

名古屋が勝ったため、また降格圏内の18位に逆戻りしてしまった。

だけど、今日だって1点負けにすぎない。

もっとやれるはず。

そう信じて、1週間後、相性のよくない「ウイアー御一行様」の試合での勝利を見たい。

 

Visca Albirex !!

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする