ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

2022年が終わる

2022-12-31 22:20:00 | 生き方
2022年、今年も間もなく終わる。
目の前には、テレビ、紅白歌合戦。
三山ひろしが、けん玉の世界記録に挑戦といって、歌う間に120数人が連続して成功していた。
世界記録といいながら、けん玉の連続記録に挑戦するような国ってあるのだろうか?
平和なものだ、と思う。

紅白歌合戦が例年のように放送されていることも平和だからこそ。
こうしている間にも、ウクライナにはミサイルや砲弾が飛んでいるのだろう。
今年は、2月に起こったロシアのウクライナ侵攻で、世界中が揺れた。
燃料や食料の危機や物価高の経済不安を呼び起こし、核兵器使用への不安を高めた。
この時とばかりに、ミサイルを飛ばす国もある。
世界が不安な情勢のまま、年を越す。
権力者の思惑で人の命が軽んじられるようなことはあってはならないはずなのに。
新しい年には、争いが収まり、人々の微笑や笑いがあふれる平和に包まれることを、強く願う。

そんな今年だったが、個人的には大きなことは起らないまま1年が過ぎる。
9年前の大晦日、娘が入院する病院を見上げながら、暗い中を暗い思いで帰ったことを思い出すと、すべてがうまくいっているわけではないが、まあいいじゃないか、と思える。

ただ、高齢者となったせいもあるだろうが、今年は、人の命には限りがあるのだということを感じさせられるように、自分がいろいろに影響を受けた著名人が何人も亡くなった。
同じ新潟県人では、マンガ家の水島新司氏。
「ドカベン」や「あぶさん」は、愛読書だった。
マンガから新潟愛の強さも伝わってきた。
愛読といえば、トラベルミステリーの西村京太郎氏。
十津川警部や亀さんが、どんなことから列車や地方の路線にからむのか、面白く話を読んだものだった。
面白いといえば、ドリフターズ。
いかりや長介、志村けんに続いて、仲本工事氏も、この世を去った。
少年時代から大人になっても、笑わせてもらったメンバーの大切な一員だった。
大切な一員といえば、笑点メンバーで中心的な活躍をしていた三遊亭円楽。
楽太郎の頃から、毒舌の強いキャラだった。
強いといえば、アントニオ猪木。
ここでも書いたことがあったが、「イノキボンバイエ」を聴いて心を高ぶらせていた時代もあった。
そして、「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」の道の詩は、深いものがあった。

自分が生きてきた中で、自分の生活を楽しく豊かにしてくれた人たちだった。

そして、私の父と同い年で、かつて父と親交があった方も、亡くなった。
昭和3年の生まれだったから、私の父のように50代の途中で亡くなったのではなく、90歳を超える長生きにはなった。
だが、知っている方には、いつまでも元気でいてほしいと思っていたから、残念だ。

さらに、私が正式に採用された年に、比較的近い場所で働き始めた私とほぼ同じ年齢の方の名前を、お悔やみ欄に見つけた。
まだ60代だから、早すぎる。

しかし、命には限りがある。
その、「限り」がいつ来るのかは、わからないものだということを、改めて思い知らされた。

命に限りがあるなら、
どう生きるか、何を大切にして生きていくか。
新たな年は、そんなことを自分に問いかけながら、日々の時間をもう少ししっかり過ごしていきたいな。
そんなことを思う、一年終わりの日であった。

それでは、皆様。
よいお年を!
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冬の新発田城

2022-12-30 20:24:15 | お出かけ
今夜のNHKは、「日本最強の城スペシャル」という番組をやっていた。
そうか、奇遇だなあ。
私も城を見に行ったばかりだったのだ。

実は、昨日たまたま近くを通ったので、近くの駐車場に車を止めて、冬の新発田城を見に行った。
雨がぽつぽつと降ってきたが、急ぎ足で行ってみた。

隅櫓が見えるところに来ると、堀の水の上に大量の雪が溜まって氷のようになっていた。


一面がそうなっていて、水鳥の姿さえ見つけられなかった。
この城をよく見に来るのは、圧倒的に春だ。
桜が満開の時期をねらって見に来ていたものだから、こんな冬の時期の風景を目にすることは意外になかった。


お堀や櫓のある風景をスマホで写真に撮っていて、思った。
天気がよくない冬の日に来ると、色がない!
もともと城自体が、白黒グレーでできているようなものだし、水面も雪でおおわれると水の色はなくなる。
おまけに、くもりだから、青空や白い雲もなく、背景はグレーだ。
撮る写真は、白黒写真とかわり映えしないのだ。

いろいろな場所から新発田城の風景を撮ってみた。


日本百名城の石碑と三階櫓。



そちらから、隅櫓方向を見る。

寒々しい風景だ。

国の重要文化財となっている表門は、冬期間閉じられている。


そこにつながる橋から隅櫓方向を見てみたら、お堀の水が見えていた。


門に近い橋の下の、雪のないわずかな水面に、数羽のカモたちを見かけた。

どこにも行かなかったのか、帰ってきたのか。

その上方に、辰巳櫓が、デンと構えて立っていた。


急いで見て回っているうちに、雨風が強くなってきた。

こんにちは、銅像の堀部安兵衛さん。


12月は、討ち入りの月でしたね。
討ち入りの日も雪があったのでしたよね。
でも、今、雪よりも雨風が強くなってきたので、早々に失礼します。

…と、強い風雨でびしょびしょになりながら、駐車場の車に戻った。
そんな昨日だったのだ。

今日は、NHKで「日本最強の城スペシャル」が放送され、その番組の中では、同じ新潟県下越地方村上市の村上城が紹介されていた。
村上城跡は、今でも城壁が残り、お城山として多くの人に結構親しまれているものなあ…などと思いながら、その場面だけちょっぴり気合を入れて見ていた。
まあ、それはそれで、県内のほかの城が紹介されていたのはうれしかった。

ともかく、昨日思った。
新発田城周辺をうろつきながら、雪国の冬の城というのも、なかなか味わいがあるものだ、と。
白黒の風景だけに、重厚さが感じられた。
ほかに余計なものがないから、城本来の姿を見つめられるように思えた。
冬の城の存在感、いいねえ。





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開志国際高校、ウインターカップ初優勝!2つのリベンジ果たす

2022-12-29 18:21:19 | 新潟
ついにやった!
高校バスケ・ウインターカップ、開志国際初優勝! 

インターハイで敗れた、福岡第一とのリベンジマッチ。
対戦相手の福岡第一は、ここまでインターハイを制し、新設されたU-18トップリーグも制していたから、このウインターカップに3冠をかけていた。
時には接戦もあったが、ここまで順調に決勝まで勝ち上がってきたチーム。
準決勝で藤枝明誠と2点差の大接戦を演じた開志国際には、きつい連戦。
夏の雪辱に燃えるといえども、簡単にはいかずに返り討ちにあうのではないかと懸念した。

試合が始まると、出足はよかった開志国際だが、福岡第一の3ポイントがよく決まり、逆転されたまま第1クォーターを22-27で終えた。

だが、第2クォーターで、昨日の試合で不振だった平良選手が4本も3ポイントシュートを決めて逆転すると、開志が波に乗ってきた。



守りがよく、福岡ゴールでのリバウンドをよく奪い続けると、相手はさらに焦ってきたようだった。



途中から福岡は守備のやり方を変えて、オールコートで開志にプレッシャーを与えようとした。
しかし、それも、いくらか効果はあったが限定的。
インターハイのときとは違って、開志国際はあわてなかった。
相手のファウルを誘って、5ファウルからのシュートで着実に加点していった。



結果的に、その後は相手のペースにはまらず、あぶなげなく試合を進めた開志国際は、88-71で、初優勝を決めた。
開志国際は、見事に夏のリベンジを果たし、福岡第一の3冠を阻止した。

2年前は、悔しい出来事があった。
3回戦は、その年に優勝した仙台大明成との試合を行うはずだったのに、無理やり棄権を強いられた。
その年の1回戦で対戦した相手チームの関係者からCOVID-19感染症の陽性反応者が出たからだ。
今後の感染している可能性があるからと、試合を辞退するように促されたのだ。
優勝するくらいの実力があったのにと、本当に無念だったはずだ。

2回戦で、仙台大明成を破り、決勝で福岡第一に勝利した。
リベンジを2つ果たしたことになる。

中心となって活躍した介川主将も、「楽しかった」と、うれしそうだった。



わが家娘や息子がまだ中学生だった時、その中学校に、現在開志国際高校のバスケット部を指導する富樫ヘッドコーチが、勤めていた。
そんなこともあり、テレビに向かって、娘は「トガシ」と呼び捨てにして、今日の試合を応援していた。
全国中学校大会でチームを優勝させ、高校バスケでも開志国際でインターハイ、そしてウインターカップと優勝を果たした。
すごい指導力だ。



新潟駅では開志国際の優勝を載せた新潟日報の号外が配られていたと言って、息子が1部もらってきた。
新潟県勢のウインターカップ優勝は、初めてだった。
5年連続5回目の出場で初優勝を飾った、開志国際、そして富樫監督、本当におめでとうございます!





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バスケ・ウインターカップ2022男子、新潟県代表開志国際決勝へ勝ち進む

2022-12-28 20:36:23 | 新潟
手に汗にぎった。
開志国際、よく競り勝った。
高校バスケットボールウインターカップ2022。

男子準決勝の試合の一つは、新潟県第1代表の開志国際高校と静岡県代表の藤枝明誠高校の対戦だった。
静岡県というと、サッカーや野球が強いイメージがあるが、どっこい高校バスケの藤枝明誠も強い。
夏のインターハイでは、準決勝で、優勝した福岡第一高校に78-84の接戦で敗れていたチームである。
そして、今大会でも勝ち進み、準々決勝ではやはり優勝候補の福岡大大濠高校を78-64で勝ち上がってきた。

そんな勢いのある藤枝明誠相手に、われらが新潟県第1代表の開志国際がどんな戦いを見せるか、注目の一戦だった。

さて、試合開始から、藤枝明誠は3ポイントシュートが好調。
要所で3ポイントが決まり、第1クォーターは、21-15と開志国際から6点リードを奪って終わった。
だが、このままずるすると負けるわけはないだろうと思って、パソコン画面のライブ中継に目を凝らした。

ところが、試合は藤枝明誠のリードで進んだ。
開志が迫ると、藤枝が引き離すという展開が続いた。
第2クォーターは、藤枝5点リードの35-30で、試合の折り返しとなった。

だが、このまま負けるような開志国際ではない。
第3クォーターでは、5ファウルに乗じて得点チャンスを生み、開志が逆転に成功した。
59-54と、逆に5点差をつけて、最終第4クォーターに入った。
さすが開志国際、底力が違う、と判官びいきの私は思ったのであった。

ところが、さすが藤枝明誠、このまま引き下がりはしない。
なんと、藤枝は71-69と逆転すると、その直後には3ポイントシュートを決め、逆に5点差をつけた。
開志国際がそこでタイムアウトを取って再開すると、3ポイントを入れ返し、2点差とした。
この後は、試合終了残り2分1秒に、開志が2点のリードを奪うことに成功した。
だが、藤枝明誠も食い下がる。
2本のフリースローで同点に追いつく。
本当に白熱した試合となった。

しかし、最後に、開志のキャプテン介川が、シュートを決めて勝ち越した。
残り時間は、5秒。
とはいえ、この試合好調な藤枝の3ポイントシュートが決まれば、絶望の逆転負けだ。

夏のインターハイでは、開志は、リードして優勝まであと5秒というところで3点シュートを決められて福岡第一高校に優勝をさらわれたという苦い思い出があった。

はたして、守り切れるか。
相手にシュートを打たせるな。
必死の守りが、最後の相手シュートを3点シュートではなく、2点シュートにさせた。
そして、そのボールは、リングに弾かれて外れた。

78-76。
よく勝ち切ったぞ、開志国際。

インターハイでは、優勝・準優勝各1回の戦歴があるが、ウインターカップで決勝に進むのは、初めてだ。
明日の決勝では、インターハイの決勝で敗れた福岡第一高校と対戦する。
夏の大会のリベンジマッチとなる。
福岡第一は、準々決勝で新潟県第2代表の帝京長岡高校に勝っている。
去年の冬の帝京長岡、今夏の開志国際と、新潟県代表のチームは、決勝まで進むがいずれも接戦で敗れている。
今大会こそ、新潟県代表の開志国際に優勝してほしいと願う。

行け、開志国際!!
勝利に向かって!!!
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4回目のワクチン接種後の副反応

2022-12-27 19:40:16 | 生き方
今日の新潟県の感染者数は、3592人。
減るのかと思ったら、前の週の火曜日を上回る数だった。



さて、昨日済ませたワクチン接種も4回目の経験。
毎回、副反応の出方が違う。
今回は、自分にどんな副反応が出るのかな、と思いながら時間の経過を待つ。
夜、寝る前になって、腕に力を入れると接種した部位が痛くなるようになった。

夜中、寝床で、寝返りを打とうとすると、腕が痛くて力を入れられない。
反対を向こうとすると、いつも最近はそうなのだが、副反応ではなく首が痛い。
ぐっすりは眠れなかった。

朝起きると、寝不足のせいなのか副反応なのか、頭痛というほどではないが、頭が重い。
関節痛はないが、少しだけだるさがある。
熱は、測ってみると、ほんの少しだけいつもより高めだけど36.3℃って、いったい…。
食欲もある。
前回は、38℃台まで発熱したし頭痛やだるさもついて回った。

午後になっても、頭の重さと体のだるさはあったが熱は出ず、寝込まなくても起きて生活していられた。
副反応は、多少はあるが、このぐらいなら上々だと思う。


ところが、一緒に受けた娘の方は、よくない。
1日中、熱は37℃台の後半。
時々は起きてきたが、ほとんど一日中寝ていた。
食欲もなく、喜んで口にしていたのは、午後アイスを食べたときだけだった。
同じ4回目だが、彼女は昨日から痛がっていた。

この副反応というもの、やはり個人差があるのだろうか。
同じものを同じ回数受けたわけだし、昨日同じ時間に接種したのに、と不思議な気がする。

健康を求めて接種して、不健康な状態を味わう。
それが、このワクチン接種翌日。
今回は、副反応が軽くてよかった。
明日は完全復活といきたいな。



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4回目のワクチン接種に行ってきた

2022-12-26 20:11:56 | 生き方
COVID-19感染症の感染者数、新潟県では、今日は1,121人の発表があった。
先々週は最も多いときには4,000人近くを記録したが、先週は3,000人前後を推移した。
なかなか減らないな、というのが実感。
しかも、毎日死亡者も数人ずつ出ている。
だから、油断をしていてはいけないぞ、と思う。

前回、3回目のワクチン接種をしたのが3月下旬だった。



4回目の接種の案内は、高齢者に対しては8月には来ていたのだが、当時流行り始めた種類の株に対応したワクチンというわけではなかったから、積極的に受ける気にならないでいた。
それでも、12月以降、また感染者が増えてきた。
そして、オミクロン株BA.1に対応したワクチン接種の案内が高齢者以外に送付されたということも知った。

以前と違って、自分でインターネットから受付できるというので、12月の上旬に予約受付をしてみた。
空いている日を見たら、年内にできる候補日が2日あったので、今日の日を選択しておいた。

寒波が来るというので、吹雪いたり大雪になったりした中を行くのはいやだなと思っていたが、幸い今日の天候は雪ではなく、道路状況も、雪は両脇にはあったがまあまあよかった。
ところが、この寒い時期なものだから、接種に訪れる人たちは、私を含めほとんどが車で行っているのですな。
こうなると、駐車場に空きが足りない。
接種会場の病院に入りたい車が列をなして、一般道にまであふれ、渋滞を巻き起こしていた。
困ったものだ。
駐車場整理をする係員もいることはいるのだが、駐車場全体を見渡せるわけではないので、空いている場所もいくつか見えながら入れない。
接種を終えた人の車が1台1台出ていくまで待つしかない。
じれったいままハンドルを握って待っていた。

なんとか車を止めて、接種時間には間に合うことができた。
予約制になっているので、混乱もなくスムーズに受付を通過。
数分待って、受付番号で呼ばれて入室。
医師から「具合が悪いところはないか」「アレルギーはないか」と、簡単な問診を受けた。
さらに別室へ移動してワクチン接種。
腕をまくり上げて、肩に近いところにブスリ🌟
あー、…無事終了。

当初は、4度も接種をするとは思わなかったよ。
まったく、これからあと何回することになるのだろうか…?
15分ほど指定されたところで待機し、異常がないので車を運転して帰ってきた。

さて、あとは副反応が気になるところ。
前回はすぐに腕が上がらないほど痛くなったのだが、今回は、痛みはあってもまださほどではなく、腕も上がる。
一緒に接種を受けた娘は、受けた腕が痛くて上がらないと言っているが、私はまだ大丈夫。
明日になって、頭痛や発熱、倦怠感などがどうなるかが気にはなる。
まあ、これは時間が解決してくれるということは、過去3回の経験から知っている。
どうなることやら…???
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もう、春をいただきましたっ!

2022-12-25 21:34:41 | 自然・季節
クリスマス寒波が来る。
先日よりもすごいものが来る。

そんなふうに聞かされてきたが、幸い、そこまでひどくはなっていない。
だが、今もあられが打ちつける音がして、荒れた天気であることは確かなのだが。

こんな冬の荒天下にいると、埼玉で見たものは、「新潟なら、春」というものをいくつか目にすることができたなあと思う。
たとえば、スイセン。
もう花が咲いていた。



たとえば、ロウバイ。
新潟では、やっとつぼみが少し見えたくらいだったのに、もう花が満開だった。



田んぼの脇には、ホトケノザが咲き乱れていた。



河原では、野生の菜の花が咲いていた。



これらは、新潟では、春になって見られるものばかりだった。
ひと足もふた足も先に、春をいただいたような気がした。


そして、今日は、夕食の時間に本当に春をいただいた。
そのいただいたものとは、これ。



天ぷらになっているが、緑の丸いものだ。
これが、何かといえば…、
そう、ふきのとうなのだ。

埼玉の家の庭に、すでにふきのとうが出ていた。
それを持ち帰った妻が、天ぷらにしたのであった。

こちら新潟では、ふきのとうが出るのなんて、雪がとけてから。
つまり春になってから。
その春になった象徴(?)であるふきのとうを、冬になったばかりなのにいただいてしまった、というわけだ。
しっかりほろ苦かった。
でも、間違いなく春を告げる味だった。
…まだ新春も迎えていないというのにね…。

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面白かった、全日本フィギュアスケート女子

2022-12-24 22:39:19 | スポーツ
昨夜寝る時には、「暴風雪」という名の警報にぴったりな大雪であった。
朝までにどれだけ積もるのだろうと思って寝た。
今朝は、確かにそれなりに積もっていたが、雪から雨になっていた。
そのために、重い大雪になってはいたが、豪雪のイメージとは少し違っていた。
少しだけラッキーな気がした。

さて、今夜は、テレビで全日本の女子フィギュア・フリーの演技を見た。
最終組の前の組での注目の選手は、私には2人いた。
かつてのグランプリファイナル女王、紀平梨花選手と中井亜美選手だ。

骨折からカムバックしてきた紀平選手がどれだけの演技ができるのか、見守った。
さすがに、けがからの回復でトリプルアクセルはできない。
だが、端々に、かつてを思わせる演技の一端を見せてくれた。

中井選手は、新潟市の出身の14歳だ。
今は、新潟を離れて、フィギュアスケートの競技力向上のために練習を重ねている。
ジュニアのグランプリファイナルにも進出した彼女だったが、ショートは8位と出遅れた。
はたして巻き返せるのかどうか見ていたら、なんとトリプルアクセルを2回も決めた。
これは、すごい。
201.49点を獲得し、一気に、それまでのトップに躍り出た。
初めてその演技を見たが、ジャンプの技術がすごい。
将来性が実に豊かで楽しみだ。

そして、最終組の演技では、中井選手と同年齢の島田麻央選手や、同様にジュニア選手の千葉百音選手が登場した。
2人は、それぞれジャンプでの転倒はあったが、高い技術と表現力を見せてくれた。
いずれも中井選手とは僅差だったが、島田選手は202.79点で3位になり、千葉選手は200.12点で5位となった。
島田選手は、中井選手と同じ14歳だが、持ち味が違う。
ジュニアの時代から同年代で競い合ったということで、浅田真央とキム・ヨナを連想した。
その2人のように、この同年代の2人は、今後も切磋琢磨して、世界で戦ってほしいと思った。

ジュニアの3人よりはるかに強かったのは、三原舞依選手と坂本花織選手だった。
2年前に、三原選手のことについては、ここでも書いたが、それ以来彼女のファンになってしまっている。
グランプリファイナルで優勝した三原選手の演技は、さすがだった。
落ち着いていながら、のびやかで細かいところにも気を配った、実に美しい演技だった。
本人もガッツポーズをしていたが、自分でも納得の演技だったのだろう。
シーズンベストの219.93点。
ジュニアの3選手を遠く置いていく出来だった。
テレビ画面に向かって、「よかったよ」と心の中でつぶやいた。

だが、その演技を吹き飛ばすくらいすごかったのは、最後に演技した坂本選手だった。
グランプリファイナルで、ショートの1位からフリーで最下位となって5位に甘んじたのがよほど悔しかったのだろう。
最初からスピード感があり、ジャンプの高さ、距離も人一倍。
スピンやステップも、他者の追随を許さない圧巻の迫力があった。
圧倒的な演技で、233.05点の今季世界最高を記録し、優勝した。
さすが世界チャンピオンの演技だった。


最終的に紀平選手は11位だった。
それを見ても、日本の若い選手層の厚いことはすごいなあと思った。
10位台の選手たちでも、高い技術力、表現力を持っている。
20年ほど前の選手たちには引けを取らない演技力がある。
中井選手や島田選手たちには、このまま順調に伸びていってほしいなあと思う。
その目標となる演技を見せた、三原選手や坂本選手には、「あっぱれ」をあげたい。
そして、上位の選手たちには、ジュニアも含めて、世界選手権でがんばってほしいと思った。
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重い雪の被害

2022-12-23 20:35:25 | 自然・季節
この、11月や12月に雪が降り始めたばかりなのに大雪になるというのは、タチが悪い。
気温が下がり切っていないので、雪が水分をたくさん含んでいるのだ。
だから、雪が積もった枝がその重さに負けて、たわんでいってしまったり折れてしまったりすることが多い。
降って間もないときに、時間を置かずに雪を落としてやれればよかったのだが、今回は降り始めの頃には、埼玉にいたのでそれができなかった。

今日、改めて家の庭や周囲の植物を見ると、その重い雪のせいで地面に倒れて雪に埋もれてしまったり、枝や幹ごと折れてしまったりしていた。
今回特に残念だったのは、ロウバイの木だった。



木の幹の途中からバキッと完全に折れていた。
たくさんのつぼみをつけていたのに、雪の上に折れてしまったのは、本当に口惜しかった。
春が来たら、今までになくたくさんの花が咲くだろうと、とても楽しみにしていたのに…。
折れた下から、まだ細い枝が少し出ているところがあるので、枯れずにもう一度復活してほしいとは思う。
でも、ここまで育つのにかかった時間を考えると、やっぱり惜しい。

折れた木をこのまま土に差しても寒いこともあり、育ちはしないだろう。
だけど、サクラの枝などは花が咲くまでよく水につけておいたりする。
だから、バケツに水を入れて、この折れたロウバイの木を入れておくことにした。



バケツの中には、折れたジンチョウゲの枝やネコヤナギの枝も差しておいた。



つぼみで枯れるのではなく、花が咲くまでを見せてほしいと思う。

わが家の庭では、雪をかぶることがあっても、こうして折れてしまうことは今までなかった。
まさか、そのロウバイの木がこうして真っ二つに折れてしまうなんて、実にもったいなかった。
今後は、大きくなったからといって安心せず、重い雪対策もしっかりとって冬の備えをすることにしよう。



今日は、午後から湿気を含む雪が風と共に降ってきた。
明日明後日と再び大雪になりそうだという。
中国四国地方でも、今までにない積雪を記録しているという。
世の中の人々にも、わが家の庭にも、被害が出ないことを祈る。
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帰ってきたぞ、と。

2022-12-22 20:28:19 | 新潟
朝から埼玉は雨だった。
高速も、ずっと雨。
渋川伊香保ICを過ぎ、長い上り坂を行くと、低い雲の中に入ってしまった。
50km規制になっていた。
いつもこの時期なら、みなかみ町で雪が少しくらい見られるはずなのに、今回は見えなかった。

関越トンネルを抜ければ、川端康成の「雪国」のような世界が待っているのだろうと思った。
なにしろ、昨日一昨日まで中越地方では大雪による立往生があったばかりだし、去年はこの時期に関越道は立往生が発生したのだったから。
…ところが、トンネルを抜けても、近くの山肌には地肌が見えていた。
中里スキー場、岩原スキー場をはじめ、高速から見えるスキー場は、みな営業できていないほどの少雪だ。
昨日まで新潟県は大雪だったはずだが、このスキー場のメッカで雪がないなんて信じられなかった。

しかし、南魚沼地方から北魚沼地方に進んでいくと、次第に雪が多くなってきた。
県境付近よりも内陸の方が雪が多いというのは、珍しい現象に思えた。
ちなみに、下りの越後川口SAの雪は、こんな感じ。



長岡IC周辺でも、中之島見附ICの辺りでも、高速道はきれいに除雪してあった。
50km規制ではあったが、100km以上のスピードを出して抜いていく車も多かった。
小雨は降っていたが、そのくらいは普通のように感じられた。
雪の量は確かに多かったが、去年の12月の六日町周辺に比べてそこまで多いというほどではなかった。
立往生が発生したのは、やはり大雪の降り始めに対応できない車が多かったからなのだろう、と確信した。

そうはいっても、いつもなら雪が少ない新潟市の雪が、新潟市にしては多かった。
このくらい雪があれば、スキー場だってオープンできるはずだ。
新潟と越後湯沢が、まるで逆転したように感じられた。

高速を降りても、道路の車の流れはスムーズだった。
やはり、昨日帰るのを今日に延期してよかった。
ただ、明日になると前より強い寒波がやってくるのだそうだから、やっぱり今日が正解。

自宅前は、除雪車が通ったままになっていた。



幸い、路上は雨で雪がとけていた。
家の入口は、郵便配達員や新聞配達員が通ったところだけが道になっていた。



だが、車庫前は雪が積まれていて、このままでは車を入れられない。
車が入るように、急いで車庫前を除雪。
車が近所迷惑にならないようにと急いでやったので、腰が痛くなった。
だから、玄関までのところのきれいな除雪を、今日は、パス。
あとは明日以降の除雪にしよう。

ずっと午後も雨だったせいで、2階の屋根から少しずつ雪が滑り落ち、1階や地面に雪の塊が落ちる音がズシンドシンと夕方になるまでやかましかった。
夜になって、暴風雪警報が県内各地に出された。

何はともあれ、無事に家に帰ってくることができた。
明日から、また新潟の冬。
雪と戦う日々になるのだなあ。
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