ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

青いキクザキイチゲがいっぱい

2020-03-21 21:48:56 | 草木花
十数年前、この花が咲いているのを見て、野草が美しいと思うようになった。
その野草の花の名は…、

キクザキイチゲ。

キクザキイチゲの白花をみてそう思ったのだ。
だが、あるとき、夢中になってその写真を撮ったりして見とれていた私の背後で、近くを通ったオバチャンたちの声が聞こえた。
「ああ、イチリンソウね。ここのは白いのばっかりだわね。」
「わたし、イチリンソウは、白いのより青い花の方が好き。」

へえー、そうか。
キクザキイチゲがキクザキイチリンソウという名で載っている図鑑もあったので。イチリンソウと言われても違和感はなかった。
「へえー」というのは、キクザキイチゲは、白花だけではなく青花もあるのか、と聞いたことである。
いつか青花も見てみたいな。
…そう思ったりしたのだった。

ほどなく、次の年あたりに、青いキクザキイチゲを見つけて、興奮したものだった。

その青いキクザキイチゲ。
後日、意外にも私が住む所から4kmと行かないところに群生しているのが分かった。

関心がないとそこへは春先などには行ったことがなかったから、知らなかった。

それ以降、毎年3月になると、まだ咲かないかまだ咲かないかと気にするようになった。

今日、そこへ行ってみると、あちらこちらに咲き出していた。

今回は、咲き始めて日がたたないものが多く、まだ虫がついているものが少なくてきれいだった。

春先は、白や黄色の花が多い。

だけど、こんなにはっきりした青い花が咲くのは珍しいと思う。

ここに載せた写真は、すべて今日撮ったもの。

あー、きれいだったなあ…!
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「走る奴なんて馬鹿だと思っていた」(松久淳著;山と渓谷社)

2020-03-20 21:20:47 | 読む


自分が50代になってから少しずつ走るようになった。
走るようになったら、改めて多くの人が走っていることに気付いた。
ところで、そういう人たちは、なぜ走ろうと思ったのだろうか?
近ごろ、そういう思いを抱く。
それで、そういうRUN仲間(勝手に仲間にしている)の動機を知りたくて、書店に行ったり大型古書店に行ったりしたときには、関係した本をよく探している。
そのような類の本は、大型古書店(「ブック○フ」など)に案外多く見つけることができる。
標記の本は、まだ新しい(2019年7月1日初版発行)ので、「○屋書店」で見つけた。
定価だと1300円+税と、古書に比べ少し高額で買わなくてはいけないのだが、立ち読みして、もっと読みたくなったので買ってしまった。


走る奴なんて馬鹿だと思っていた。
本気でそう思っていた。

…という表現で、本書は始まる。
走ることが嫌いで走らないと決めている側にいる人からみると、この書名のとおりの思いとなることだろう。

そんな40代の筆者が、体調不良が年々悪化することによって、医者に行くと、内科でも外科でも精神科でも、必ず同じことを言われた。

「太陽を浴びて運動してください。」

そこで、45歳にして、走ってみようと固く決意して走り出してからの記録やら変化やらのいろいろが書かれたのが、この本だ。
最初は100mも走れなかったところからの始まり。
本気で始めようと思った日には、2.8㎞を23分30秒かかり、平均8分19秒/㎞のペースであった。

そこからが楽しい。
だんだんのめり込んでいく。
走った後、居酒屋でランアプリを見てニヤニヤしたり、身に着けるものにこだわったりしていく。
そして、走る場所をいろいろかえることによって、しだいに走る距離が増えていく。
それを楽しんでいることが面白い。
「走る奴なんて馬鹿だ」と思っていた筆者が、マラソン大会に申し込んだり、大会ではなくても42kmを走り通したりするようになるのは、2年に満たないときだった。

しかし、順調に距離を延ばしたのではなく、よく故障している。
自律神経失調症を再発させて、指先のしびれ、背中・腰の張り、めまい、むかつき、悪寒、発汗などにさいなまれたりもする。

走る距離や速さを伸ばす喜びや、体のあちこちに出てくる症状や不安などが、私自身も経験をしたことがあるものが多かった。
そうそう、そうだったなあとか、そうなんだよとか、いちいち納得しながら読んだ。
しかも、書いてあることが、イチローの受け売りだったり、懐かしい曲名だったり、剃り毛講座など脱線も多いが、体験をユーモアたっぷりに描いている。
さすが、物書きで生きている人だけあって、文章が実に楽しかった。

50歳現在、筆者は全くの我流で走っていて、マラソン大会の自己ベストを4時間3分にまで伸ばしている。
きっかけはどうあれ、走ることが楽しくなっているのがいい。
やっぱり、「自分に合わせて、楽しく」がいいな、と再確認。
楽しく走ろう。

そう思いながら、昨日も今日も、走るのを避けていた私であった…(反省)。
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早春楽しいネコヤナギの変化

2020-03-19 22:14:41 | 草木花
ネコヤナギは、もともと早春に花が見られるが、今年はさらに早かった。
特に、花穂が出たのは、2月の上旬であった。


いつもよりもひと月近く早かった。

2月の上旬には、芽の部分を、帽子のようにかぶりながら顔を出しているように見えるのも、面白かった。



何より花穂にくるまっている姿は、まさに白ネコの毛のようなふわふわ感がある。
見ているとなんとなく、口元がほころんでくるから不思議だ。




そして、今月になって最近、花が咲き始めた。



小さい黄色いものは雄しべだろうか。



調べてみると、ネコヤナギは、雌雄異株で雌花と雄花があるそうだ。
ただ、どれがどうなのか、まだ私自身よくわからないので、その辺については省略。
なお、わが家のネコヤナギは、ピンクネコヤナギなので、雌雄異株なのかどうかもよくわかっていない。



それでも、その姿をいろいろに変えてくれるのは、見ていても楽しい。

ネコヤナギ。
早春を楽しませてくれる植物の一つである。
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親子一緒の姿を、普段より多く見かけるが…

2020-03-18 22:01:30 | 草木花
新型コロナウイルス感染症の拡大予防にと、今月2日から突然の臨時休校となってから、早いものでもう半月余りが経過した。

各家庭で子どもたちはどう過ごしているのだろうか。
非常に気になるところだ。

この期間、いつもとは違う風景の、親子連れをよく見るようになった、と感ずる。
・ よく行くスーパーには、一緒に買い物をしている親に子どもがくっついていることが多い。
・ 自転車に乗った父親の前や後ろに、補助輪のついた小さい自転車に乗ったきょうだいがいたりした。
・ 川の土手のような斜面を、上ったり下りたりして遊んでいる兄弟を、下からずっと見上げて見守っている親の姿があった。
・ 時々走るトリムコースに行ったら、しゃべりながら走っている親子を見た。
・ 町なかの小さな公園に、このごろ親子が一緒に遊びに来ている。一緒にブランコをゆらゆらさせていたりする。

このような親子一緒の姿が、ふだんより多く見かけるような気がする。
感染症による休校の措置が、いつもより親子のふれあいを多く生んでいるのかもしれないと思った。
そうなっているなら、怪我の功名のようなものだと思う。

ただ、テレビ報道などを見ていると、そんな余裕もない家庭の方が多い。
急な措置だったから、仕事も休めず手の打ちようがなかった。
家に子どもだけで過ごすようにしている家庭が少なくない。
中には、狭い空間にきょうだいや親戚の子などでたくさんの子が集まっているような家だってある。

春休みまで入れると、この状況がまだまだ続く。
先が長い。
少しでも早くこの感染症拡大が収拾してほしいと願うばかりだ。
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「完全な形で実施したい」というけれど…

2020-03-17 22:42:54 | スポーツ
新型コロナウイルス感染症が、世界的に一層拡大が進んでいる。
つい2週間前まで、欧米から心配されていた日本。
今や欧米の方が感染拡大の度合がはなはだしい。

日本では、先月前に「ここ1、2週間が極めて重要だ」という見解が専門家から示された。
確かに、患者の数や増加の仕方は、感染拡大の被害が大きな国よりは、日本の方が少ないと言える。
各国の感染者や死亡者の数を見ると、増加の一途をたどるばかりで、いつピークを迎え、いつ収まっていくのか、まったく先が見えない。

この世界的な拡大で、様々なスポーツの大会も、次々と中止や延期となってしまっている。
このような閉塞的な雰囲気のときには、各種のスポーツでの日本選手やひいきのチームの活躍が大きな力や勇気を与えてくれるものなのだが…。
今回は、スポーツによって選手・観客双方に感染の危険が大きくなるという理由で、多くの人に見せるスポーツができなくなっている。

だから、ここにきて、東京五輪の開催も危うくなってきた。
世界各地の様々な競技で、五輪の出場資格を得るための大会が相次いで延期もしくは中止となっている。
このままでは、どの種目で、どの国の誰が参加権を得るのかが決められないまま、東京五輪の開催日が近づいてきてしまう。
また、有望な選手たちが、無理して海外に出かけて行って、感染症にかかり健康を損なうとなると、五輪出場どころではなくなってしまう。

今日のニュースで、安倍首相は、G7首脳の新型コロナウイルス感染症に関する緊急のテレビ電話会議の結果、今夏の東京五輪について「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして、完全な形で実施したい」と表明した。

しかし、「完全な形」の意味が、「無観客ではやらない」「参加国が減ってしまうようなことにならない」ということだとしたら、これはなかなか難しいことだと考える。
五輪は、予定通りに見たい。
ただ、感染症に「打ち勝って」終息する方向が見えないと、厳しい。
7月は意外と近い。
客観的に、開催予定は難しいと思わざるを得ないのだが…。
何とかならないものか…。
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キショウブ(黄菖蒲)の早咲き!?

2020-03-16 21:09:32 | 草木花
先日、月岡梅林園を訪ねたときのこと。
梅林園のすぐ近くに、坊住池という池がある。
その手前に湧き水が出て、その池に注ぐ小さな水場がある。
そこに、黄色い花が1つ咲いているのを見つけて、近寄ってみた。

その花を見て、驚いた。
黄色い色の花びらは、どう見てもキショウブ(黄菖蒲)の花!!?



キショウブの花が咲くのは、こんな3月中旬には考えられない。
普通咲くのは、5月から6月だろう。
普通は、もう少し茎を伸ばしてから咲くはずだが、ずいぶん低いまま咲いてしまったのは、やはり時期が早すぎ寒かったせいではないだろうか?
いくら雪が降らず暖かかったといっても、5~6月の陽気に比べ、そこまで暖かかったとは思えないのだけれども…。
「しまった!早過ぎた…!」
というキショウブの嘆きが聞こえてくるような気がした。
それでも、季節外れの時期にこうして咲いているのだから、大したものだ。

ちょっとしたオドロキの、キショウブの早咲きであった。
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太陽を背に受けて、青空の下、まっすぐな道を走る

2020-03-15 20:39:42 | RUN
数日前から、次の月曜日、新潟は雪になるという予報になっている。
ほんとかなあ。
そう疑いたくなるほど、今日の午後は、暖かい陽射しが降り注いでいた。
でも、本当に明日天気が崩れるのなら、こんなに明るい陽射しはしばらくないのかな?
そう思ったら、こんなにいい青空なのに、外に出ないのはもったいないと思った。

太陽を背に浴びて、走ってきたいなあ。
…そんな気持ちになった。
そこで、少しジョギングに出ることにした。

走りに出るのは、太陽を背に受けて走り続けられる場所がいい。
そこで選んだのが、広い田んぼの中をまっすぐに伸びた農道。
まだ季節の前なので、田んぼには緑色のものは何もない。



走っても走っても、なかなか道が終わらないようなまっすぐな道。
ぜいたくなことに、歩道がついているから、そこを走ることができる。
3kmくらい続く、その歩道を、ひたすら走った。
広い田んぼの中の道で、あたりには家は一軒もない。
なので、その歩道を歩く人は、誰もいない。
たまに、カラスや白サギが目の前を横切るだけ。

いい青空。
ぽっかり浮かんだ白い雲。
ああ、気持ちがいい。

太陽を背に受けて、この農道をおよそ5km走って、別な道を通って帰って来た。
外に出て、青空の下、まっすぐな道を、太陽を背中に背負って走る。
目の前には、道、田、青空、白い雲…。
なんていいんだろう。
ある種、至福のひとときであった。
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サンシュユの花が咲き始めた

2020-03-14 17:47:26 | 草木花
サンシュユ。
最初にその名前を聞いたとき、言いにくい名前だと思った。
「サンシュ」ならまだ発音しやすいが、「シュ」の後ろに「ユ」が付くので、続けて言うのが言いにくい。
それは、漢字で書くと「山茱萸」となり、中国から来てこの音読みが和名となったからなのだそうだ。

まあ、それはともかくとして、今あちこちでこの花が咲き始めている。




少し離れたところからだと、そんなにきれいに見えない。
けれども、近づいて見てみると、小さい花だけど、花びら4枚がそり返り、おしべ4本が開き気味に立っている様は、なかなかに可愛い。



秋になると、グミに似た赤くきれいな実ができる。
以前に「赤い実、何の木?」という内容で、ここにも書いたことがある。
花の形から想像する実の形がずいぶん違う気がする。
しかし、花も実も分かるようになったら、どちらもきれいで可愛いと思うようになった。

娘や息子の卒業した中学校の校門近くにもサンシュユの木が1本あって、今、小粒で黄色い花が咲いている。
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落ち着いた行動をとりつつ、生活を楽しむ

2020-03-13 21:58:17 | 生き方
世界保健機関(WHO)は、11日、新型コロナウイルスの感染拡大について、世界的な流行を意味する「パンデミック」の状態だと認定した。
世界中が混乱して、オリンピックもどうなるのか分からなくなってきた。

でも、いたずらに怖がったり、無知な行動をとったりするのではなく、一人一人がしっかりした行動をとっていくことができれば、かなり感染を抑えることができるのではないかと思う。
これまで集団感染が確認された環境で共通するのは、
① 換気の悪い密閉された空間
② 多くの人の密集
③ 近距離での会話や発声
という3つの条件が同時に重なった場所だ。
このような3つの条件が同時にそろう場所や場面をできるだけ避けることが大事なのだと、先日来よく言われている。

このことを基本として、落ち着いた行動をとっていければよいのではないかと考える。

そして、大切な心得が、次の3つ。
ア 自分がかからないよう予防する
イ 感染が拡大しないように行動する
ウ 正しい情報を理解し、自分から誤った情報を流したりしない
ということだ。

だから、マスクや手洗い・うがいはもちろんだが、先に書いた3つの条件が同時に重なるようにはしない、とかそういう場所には行かない。
卓球やジム、ライブハウスなどを通じた感染拡大が、大きな問題となった事実がある。
体調が不安だから、医者に行くということはしない。
クラスター(感染集団)をつくらないよう、環境条件に配慮する。
ネットやSNSに流れているからといって、確実な根拠もないのに丸ごと信じて行動したり
不安だからといって他者へ発信したりしない。

…などなど、落ち着いた行動をとっていきたいものだ。

外での運動も、他者との距離等を考慮しながら行えば、十分やってよいのではないか、と考える。
今日は、一人で(いつも一人だが)、走りに出た。
いつもとは違う、人に会うのが少ない田園地帯を中心に走った。

すると、今年初めて、つくしが出ているのを確認した。


おいしそうな(?)ふきのとうが出ているのも見つけた。

さすがに取っては来なかったけれど。

人間界は、新型の感染症に戸惑っているけれども、自然界ではいつもより暖かいために、次々と春が姿あるものとして現れてきている。

室内に閉じこもってばかりいないで、春を見つけに外に出るのもいいのではないかな、とも思うのであった。
もちろん、予防策はしっかり忘れずにしながらだけどね。

落ち着いた行動をとりながら、生活を楽しんでいけるようにしたいものだ。
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今年も月岡梅林園へ、梅の花見に

2020-03-12 20:35:37 | お出かけ


そこに花がたくさん咲くと知ってから、毎年のように春、梅の花を見に行くところがある。
それは、新発田市の興野地内にある「月岡梅林園」だ。
「月岡」と言えば、「月岡温泉」が有名だ。
羽越線月岡駅から月岡温泉を目指してまっすぐ行く途中、本田小学校に行く方向に右折し、小学校を過ぎてしばらくいくと、大きな「月岡梅林園」という看板が目に入る。
「月岡梅林園」は、広さが4ha(12,100坪)の樹園地に約800本の梅木が栽培されているのだそうだ。
ここでは、花を観賞するためではなく、梅の実を収穫するための梅林なのだ。
正直、ここは梅の花見の「穴場」だと思っている。



すでに梅の花は、全体として5分咲きくらいの咲き具合だった。



ここでの梅の種類は、「小坂梅」を中心に「越の海」や「藤五郎」などなのだそうだ。

だが、素人の私には、どれがどの品種なのかはわからない。

ただ、花がやや緑っぽいものがあったり、

「とうごろう」と書いてあったりした

ので、多くのものと違うことは分かるものもあった。

ただ、行った日の天気は、あいにくくもり。
見ている途中で雨がポツポツと落ちてきてしまった。
だから、急いで見て回るはめになってしまった。



だけど、例年より早い花の咲き具合を確かめ、たくさんの花に囲まれて梅の花を見ることができ、十分満足したのであった。


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