ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

野草たちが明るく咲き誇っている

2024-02-29 20:20:22 | 草木花

今年は、うるう年。

今日2月29日は、うるう日。

2月は冬だから、冬が1日増えるような困った(?)日。

だけど、この冬は雪が少なかったから、春が少し早くくるように思える。

新潟の私が住む周辺では、日当たりのいい場所には、オオイヌノフグリの花が見られてうれしい気分。

春が来るなあという感じ。

 

ところが、埼玉に来て、田や空き地が明るい紫のじゅうたんのように見えるのをよく見かけた。

この紫の正体は、ホトケノザの花。

新潟では、春に同じような紫色なら、ヒメオドリコソウだ。

でも、ホトケノザの花がこれほど一面に咲くのを見ることはほとんどない。

 

同じように、真っ白になっている場所もある。

そこに咲いているのは、ナズナ。

新潟では、もっとあとの春にならないと出合えない風景だ。

 

野生の菜の花も咲いている。

この明るい黄色、深い緑の葉。

日当たりのいい冬を過ごした証拠だなあ。

 

陽射しも暖かく、野草たちも、もう早春の花盛り。

明るく咲き誇っている。

ああ、いいなあ。

諸作業の合間、ほっとするひとときだ。

 

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埼玉で小屋の古屋根強風被害

2024-02-28 20:36:38 | 自然・季節

豪雪期が過ぎたので県境を越えるのも大丈夫だろうということで、今年に入って最初の埼玉行。

昨日は、首都圏では台風並みの強風が吹いたとニュースになっていた。

ここは、埼玉とはいえ、首都圏とは言えない農村地帯だが、風はすごく強かった。

もともとこの辺は、冬は赤城おろしの強い風が吹く地域。

そのせいか、強風で離れの小屋は被害にあっていた。

古くなったトタン屋根が2枚も飛ばされていた。

昨日は終日風が強かったので、屋根に上ると危険だから、修理はやめておいた。

今日も赤城おろしは吹いていたが、昨日よりははるかにましだったから、はしごをかけて屋根に上った。

トタンは、下の屋根板数枚もろともはがれてしまっていた。

屋根の上からは、隣近所でも小屋の古屋根のトタンがはがれているのが見てとれた。

農家の小屋は、かつてはどこも貴重なものだったはずなのだが、今ではその重要性が低くなっているということでもあるのだなあ…。

 

まずは、何はともあれ修繕作業。

いろいろ劣化しているから、応急処置みたいなもの。

 

よし、終わった。

強い風よ、吹くんじゃないぞ。

赤城おろしよ、どうか手加減を。(苦笑)

 

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今年も、小林記者、グッジョブです

2024-02-27 21:47:59 | アルビレックス新潟

Jリーグが開幕し、いよいよ新シーズンが始まった。

第1節が始まる日、今年も日刊スポーツ紙上で、J1リーグの順位予想が載っていた。

これは、北から南まで15人の記者が予想したもの。

 

【Jリーグ記者予想】1番人気は広島も上位争いは混戦か 最下位最多は… - J1 : 日刊スポーツ

「2024明治安田Jリーグ」が今日23日、いよいよ開幕する。J1は、新スタジアム「エディオンピースウイング広島」で行われるサンフレッチェ広島-浦和レッズ戦(午… - 日刊スポ...

nikkansports.com

 

他の多くの予想同様、神戸、広島、浦和、横浜、川崎などが、優勝の候補に上がっていた。

降格予想の大半には、東京ヴェルディの名があった。

わがアルビレックス新潟は、判で押したように12位あたり。

まあ、そうとしか考えられないのでしょうけれど、アルビ推しの人にとって、とても不満。

それを払拭してくれたのが、アルビ番の小林記者だった。

予想一覧をまとめてみた。

見て分かるように、小林記者は、アルビの優勝予想を、堂々と公表していたのだ。

コメントは、次の通りだ。

小林忠(新潟) 新潟は就任3年目の松橋監督が「てっぺんを目指す」と宣言した。昨季、ベストヤングプレーヤー賞に輝いたMF三戸がオランダに渡ったが、攻撃で違いを生み出すFW小野、MF長谷川元が新たに加わった。好機を確実に仕留めていけば、初優勝も見えてくるはずだ。

 

いいね!

今年も、小林記者、グッジョブです。

去年は、5位予想で期待を持たせてくれた。

 

日刊スポーツの順位予想~小林記者、グッジョブです! - ON  MY  WAY

先日、ここにサッカー専門誌に書かれたアルビレックス新潟の順位予想について書いた。2023サッカーJ1リーグ、専門家の順位予想に…-ONMYWAY2023シーズンのJ1リー...

goo blog

 

終盤9戦負けなしで10位だったし、上位を食って5位の力はあることを見せた新潟だった。

 

開幕戦を逆転勝ちし、好スタートを切ったアルビレックス新潟。

今年は、小林記者の優勝予想を、本物にしよう❗🎵

 

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大阪マラソン、いわきサンシャインマラソンの日…

2024-02-26 17:57:40 | RUN

昨日、2月25日日曜日。

午前中、NHKテレビでは大阪マラソンを中継していた。

優勝した国学院大の平林選手の初マラソン日本最高そして学生最高の走りはすばらしいものであった。

市民ランナーの参加もありなので、仮装ランナーの姿もあり、約3万人が走ったのだそうだ。

 

そんな大阪マラソンの開催日ではあったけれど、私は、別なマラソン大会の方が気になっていた。

それは、第15回いわきサンシャインマラソン大会。

第9回の大会に出場して、母の故郷路いわきを走って、翌年以降も参加したいと思ってエントリーしたが、それから4年にわたって大会中止が繰り返された。

2019年 前々日の降雪により第10回大会中止。

2020年 COVID-19感染症の感染拡大で、開催日の3日ほど前に第11回大会中止決定。

2021年 COVID-19感染症の感染拡大で、当初から第12回大会開催中止。

2022 年オミクロン株の感染拡大で、5週間前に第13回大会開催中止決定。

そうこうするうちに、私自身の体にガタが来て、2023年、2024年と参加を断念。

せっかく以前のように開催できるようになったのに、…。

【大会ホームページから 去年のスタートの様子】

今日調べてみると、約6300人が大会に臨んだとのこと。

(公式ホームページによると、全国各地から過去最多の5,358人のランナーが出走したらしい。)

私が参加したときと同様に、ゲストランナーの柏原竜二さんは一番後ろからスタートしてランナーを応援して走り、同じく今回のゲストランナー野口みずきさんも、ランナーに励ましを送ったそうだ。

私の親類の家に近い江名地区の漁港では、たくさんの大漁旗が風になびき、ランナーを出迎えたという。

この大会は、応援が本当に温かい大会だったから、今年もたくさんのランナーが背中を押してもらえたことだろうなあ。

今年の年賀状の中には、「夫がいわきのマラソンに出場します」なんて書いてよこした人もいたっけ…。

自分も出たかったなあ…。

 

そんな思いを抱きながら、大阪マラソンを中継するテレビのスイッチを切って、12日ぶりに走りに出た。

この前走ってから、腰や背中が痛んだり胃腸の調子がよくなかったりで、走らないでいた。

でも、今は走れそうだから、8kmくらいにしようかと思い、ジョギングに出た。

不思議なもので、走りながら途中でマンサクの花が咲いているのを発見したりしているうちに、ちょっといい気分になってきた。

じゃあ、10kmまで距離を伸ばそうか、と延長を決めて走った。

 

通りかかった水面には、まだカモがたくさんいたが、ハクチョウはケガをして飛べないのか、1羽だけ。

【遠すぎてこの画像じゃハクチョウに見えないね💧】

この子(?)も、私同様に体調不良なのか?などと思いながら、「元気で生きろよ」なんていう念を送った。

 

家に帰ってテレビをつけてみると、平林選手がエチオピアの選手を突き放して堂々初マラソン初優勝を果たす姿が映し出されていた。

 

世界と戦うランナーもいる。

自分とだけ戦うランナーもいる。

戦わず楽しむだけのランナーもいる。

大会には出ないが、こうして走る自分もいる。

いろいろな人が、きっといろいろな思いを胸に走っているのだろうな。

そんなことを思った、大阪マラソン、いわきサンシャインマラソンの当日であった。

 

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昨夜の世界卓球団体戦女子決勝、大熱戦

2024-02-25 17:42:26 | スポーツ

昨夜の世界卓球団体戦女子決勝は、すごかった。興奮した。

なにしろ絶対無敵の中国相手に、日本女子チームが3時間半を超える大熱戦を演じ、あと一歩まで追いつめたのだから。

結果的には、3-2で中国の勝ち、というのは順当に見える。

でも、中国の出場選手は、世界1位、2位、3位の3人の選手を起用していた。

世界ランクでは及ばない日本が、2位と3位の選手を倒して、先に2点を先取したのだから、すごいとしか言いようがなかった。

 

第1試合、世界ランク1位の孫穎莎に、日本は15歳の張本美和をぶつけた。

去年の試合で、張本は孫からゲームを奪い接戦に持ち込んで敗れていた。

だから期待したが、女王に隙はなかった。

必死に食らいつこうとする張本に対し、孫は5本、8本、4本と各ゲームとも接戦にすることなく、圧倒した。

 

第2試合は、日本のエース早田。

世界ランクは5位の早田に対し、相手の陳夢は現在世界ランクこそ3位だが、3年前の東京五輪の金メダリスト。

予選から準決勝まで全勝の早田だが、今まで陳夢との対戦で勝ったことがなかった。

第1ゲームは、6本しか奪えず、あっさり取られた。

日本女子は、ここまで対戦した国とはすべて3-0で連戦連勝してきたが、さすがにまだ中国には歯が立たないのか、と思った。

だが、第2ゲーム以降の早田は違った。

フォアハンド、バックハンド両方を使うラリーが続くこともあったが粘り、接戦となったが要所で得点して、好試合を演じた。

相手からすごいボールが返ってきても、むしろ笑顔になる早田は、この接戦を心から楽しんでいるように見えた。

第2ゲーム11-8、第3ゲーム11-9と、特に後半に貴重な得点を重ねて逆転。

第4ゲームは、マッチポイントを握ったものの、追い上げられて10-9の1点差となった。

ここで、ボールに対する前向きな気持ちが勝利を呼び込んだのだろう、ボールがネットインとなり、大切な1点が早田にもたらされた。

第2試合は、3-1で早田が勝ち、日本は1-1の同点に追いついた。

 

第3試合は、ここまで負けがない平野美宇と、世界ランク2位の王芸迪。

平野は、数年前のアジア大会で中国選手3人を撃破して優勝したことがあった。

両ハンドの高速卓球で相手を攻めて勝つから、ついたニックネームが「ハリケーン平野」。

だが、その後中国から研究されるとともに、中国は平野以上の高速卓球を自国の選手たちに身につけさせ、強くしてきた。

ようやく昨年から再び中国選手たちに善戦できるようになった平野は、去年1度だけだがこの王に勝ったことがあった。

それが自信となっているのか、早田の勝利が刺激となったのか、同じ戦型の王に対しひけをとらず、第1ゲームを8本で先取。

第2ゲームは、8-10とゲームポイントを握られたが、そこをしのいでジュースに持ち込み、13-11でもぎ取った。

 

この試合を見ていて思った。

10代の頃から世界相手に戦ってきた平野、強くなったり通じなくなったりして、またこの舞台でこんなキリキリする雰囲気の中で試合をしている。

平野も伊藤美誠も早田も、皆まだ23歳なのに、世界で戦うことを選んで、子ども時代からここまで長い年月を自らを追い込むことに使っているのだなあ…と。

それが、どれだけシビアなものなのか、想像するだけでも胸が熱くなった。

 

平野は、第3ゲームも3-7の劣勢から追いつき、9-10からジュースに持ち込んで12-10で奪取し、日本に貴重な2点目をもたらした。

これで、日本2-1中国。

なんとあと1勝で優勝だ。

第2試合で陳夢に勝った早田に大いに期待した。

 

だが、そこは中国。追い込まれた王者の孫穎莎の強さは形容しがたいほど絶対的なものだった。

早田が何をしようと、ものすごく威力のあるボールで早田を右に左に振り回し、圧倒した。

今までこんなに早田が弱く見えたことはない。

それほど孫の強さは際立っていた。

ゲームが進むほど、早田の表情から笑顔が消えていった。

3ゲームで、2本、7本、6本と合計15本しか早田に与えず、日本を応援する人たちの期待を一掃する強さを見せた。

これで、日本2-2中国。

 

最終第5ゲームは、日本15歳中学生の張本対中国30歳元王者の陳夢。

こんな場面で弱冠15歳に勝敗をゆだねるなんて、なんて酷なこと。

何事も経験だ、張本。

こんな試合を伊藤も、平野も、若いうちからやってきたのだ。

今度は、君の番だ。

伸び伸びと戦って、世界との、いや中国との差を実感して今後につなげてほしい。

そんな思いで見守っていたら、両ハンドをビシバシ決めた張本が、なんと11-4で第1ゲームを奪ってしまった。

おいおい、あと2ゲーム取れば、日本が勝てるよ!

行け、張本、この調子だ。

その期待を裏切らない張本は、どんなにすごいボールを打ち込まれてもあきらめない。

第2ゲームを7本で失うが、第3ゲームは追い上げ8-9でタイムアウト。

張本を迎える日本ベンチの伊藤、早田、平野、木原らは、皆笑顔だった。

予想以上に、自分の力を出して食いついていく張本のプレーぶりに、皆感心しながら応援していたのだった。

そこに、張本が自信をもって力を出し切れるよう、明るくアドバイスする先輩女子選手たちの映像に、日本の一体感を感じた。

結局第3ゲームも8-11で失い、ついに日本は追い込まれた。

第4ゲームは、開始から3本連取された張本だったが、一時は逆転して7-5とした。

その後、フォア前の小さいサーブのレシーブがやや甘いところを見透かされてそこを攻められたこともあって、7-11で敗れた。

敗れたとはいえ、堂々たる戦いぶりだった。

 

中国3-2日本。

まだ中国に勝てるまでにはいかなかった日本だが、この53年間中国をここまで追いつめたことはなかった。

それが、決勝戦でほぼ互角の戦いができるまでになってきた。

負けた張本は、「力が足りなかった。悔しい」と言っていた。

女子のエース早田は、敗れた張本をずっと気づかっていた。

悔しさをばねにして、中国に勝つことを目標にしてここまで力を高めてきた日本の各選手。

これからも、厳しいこの世界で生きていくのだろう。

打倒中国。それは、並大抵の努力ではかなえられないだろう。

でも、互角に近いところまできた。

それを自信にして、勝利という目標を叶える日が来ることを信じたい。

試合後のインタビューに明るく応じる日本の女子選手たちの姿に、未来への希望が輝いていた。

 

お疲れさまでした。

よくがんばりました。

本当にいい試合を見せてもらいました。

ありがとうございました。

これからも、明るく伸び伸びとプレーする姿に期待し、応援していきます q(^o^)p

 

それにしても、試合終了が午後11時40分を回っていた。

最近は夜中の12時時に寝るなんて、なかった。

朝6時起床と決めている私、今日は完全に寝不足となってしまったのでありました。

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「てっぺん」目指した1歩目を確実に刻む、逆転勝利 ~2024第1節アウェイ鳥栖戦~

2024-02-24 17:40:37 | アルビレックス新潟

山を登れるのは登ろうとした者だけだ。

今日の新潟日報「日報抄」には、こんな文章で始まり、こんな文章で終わっていた。

てっぺんに登れるのは登ろうとした者だけだ。山の頂には、どんな景色が広がっているのか。苦しくも楽しい登山の始まりだ。

そう、今日、アルビレックス新潟も開幕戦を迎えた。

九州・鳥栖まで出かけていってのアウェイ戦だ。

(そこまで駆けつけ応援に行かれた皆様、ありがとうございます。)

 

注目のスターティングメンバー。

おお、新入団選手では、いわきFCから来た宮本英治選手が、重要なボランチで起用されているではないか。

トップでは、FWの鈴木と谷口を併用している。

注目の鳥栖から来た小野は、ベンチ入りもしていない。

甲府から加わった長谷川元希は、ベンチ入り。

高木は控えだが、控えにFWはいない。

2年連続開幕戦ゴールだった千葉もいない。デジっちの映像作りでパワー出し過ぎたか?

 

対するに、鳥栖では、前新潟の福田が先発出場していた。

この時、思ったのだ。

まさか、新潟得意(?)の恩返しゴール、食らわないよな!?…と。

…ところが、その懸念は、しっかり当たったのだから、オソロシイ。

わずか5分で、福田の放ったシュートが、舞行龍の足にかすったためコースが少し変わり、ゴールマウスに吸い込まれていった。

こんなに早い時間に鳥栖に先制を許してしまった。

 

試合は、鳥栖の選手たちの出足の方が鋭く、新潟はボールを保持するものの、なかなかシュートに持ち込めなかった。

それどころか、時折決定的なピンチを招いたりもしていた。

パスミスが目立ったのは、強風のせいもあったようだ。

前半、風下のアルビはなかなか効果的な縦パスが通らなかった。

 

しかし、このまま0-1でハーフタイムか、という時間帯に、宮本からの縦パスを受けた谷口が抜け出して、右斜めから強引なミドルシュートを放つと、見事にゴールネットを揺らした。

あんなところから、ゴールを決めるとは。

「今年は、エゴを出してゴールにこだわる」

そう言っていた谷口、有言実行の2年連続の開幕戦ゴール、すばらしい!

ここですぐにハーフタイム。同点に追いついたのは、大きかった。

スタッツを見ると、ボール謝意率は73%もあるのに、シュートは前半の終わりの方で見られるようになったが、鳥栖の5本に対してわずか4本。

相手のシュートが枠をはずしているのに救われた感もあった。

 

後半は風上に回るから、どれだけチャンスを作れるかだな、と思って見ていると、試合再開からアルビが攻勢で押せ押せとなった。

52分には、相手のハンドでPKを獲得したが、鈴木が蹴ったボールは相手GKに見事に読まれて絶好の勝ち越し機を逃がしてしまった。

だが、ここで気落ちせずに攻め続けた新潟は、またまた獲得したCKから、鈴木がゴール前に頭でそらして、ゴール前に送った。

そこに飛び込んだ新井がしっかり決めて、新潟逆転、2-1!!

この後は、新潟の攻勢から鈴木がFWらしいゴールを決めたのだが、VARの結果、惜しくもオフサイドの判定で、追加点ならず。

72分には、松田、小見、鈴木に代えて、ダニーロ、長谷川元希、高木を入れて攻撃の再活性化を図った。

 

結局、追加点はならなかったが、相手にも得点は許さず、そのまま2-1で勝ち切った。

アウェイの地で、昨年1敗1分けと勝てなかった鳥栖相手に逆転勝ち。

新潟は、いいスタートを切ったと言えるんでないかい!?

後半は、鳥栖のシュート6本に対し、新潟は枠内シュート8本の14本。

ボール支配率は少しだけ落ちたものの、66%と高かった。

前半は苦戦したものの、まずは持ち前のボールを保持するサッカーを展開し、昨季課題だった決定力も改善されているように見えた。

 

高知から帰ってから、雨に雪にと散々だったはずの練習環境だったのに、除雪など多くの人たちの助けを借りながら、しっかり調整して今日の勝利につなげたアルビレックス新潟。

てっぺん目指して登り始めた第1歩は、ちょっと滑りかけたけれども転ばずに歩み始めた、というところかな。

これから険しさ、厳しさにも遭遇するだろうけど、負けずに進んでいってほしいな。

何はともあれ、初戦勝利!!

バンザイ、バンザイ、バンザーイ!!!

 

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「輝ける闇」(開高健著)に圧倒された

2024-02-23 19:48:30 | 読む

先日は、角田光代さんが紹介していた内田百閒の「サラサーテの盤」を読んだことを書いた。

 

内田百閒の「サラサーテの盤」を読んでみたけれど… - ON  MY  WAY

先日、たまたまNHKの「趣味どきっ!」という番組の再放送を見た。普通なら見ないのだが、たまたまテレビをつけていたら、角田光代さんが出演していたので、ちょっと気になっ...

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そのほかに、彼女が強く推していたのは、開高健の「輝ける闇」という作品だった。

彼女は、「開高健を読むたび、打ちのめされる」ということを言っていた。

「開高健」の名前は知っていたが、彼の本は一冊も読んだことがなかった。

気になったので、図書館からその作品が載っている本を借りて、読んでみた。

文庫本などにもあるようだが、最寄りの図書館にはなかったので、検索して探した。

私が借りた本は、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 21 日野啓三 開高健」(河出書房新社)というものだ。

この「輝ける闇」は、開高が、自ら朝日新聞社の臨時特派員となってベトナム戦争に従軍し、その体験から生み出したルポルタージュ小説だった。

開高の書く文章の表現力の巧みさ、語彙力の豊富さに、まず圧倒された。

周囲の状況や心理描写などが、細かすぎるほど細かく書かれていた。

形容詞や比喩を駆使した表現が今まで私が見てきた文章と違っていた。

 

それは、自分が経験してきたものを、自分の五感すべてで感じ取ってきたものを、余すところなく表現しようとしているものだった。

見えたもの、聞こえた音、嗅いだにおい、感じた味、触ったものなどを、自分の思いに正確に書き表していることは、豊かという言葉ではいい切れない強烈な描写の表現だった。

使う言葉も、そんな言葉があったのかという言葉を駆使した文章によって、臨場感を高め、それぞれのシーンに引きずり込んでいくのだった。

 

主人公は、アメリカ軍に従軍しながら生活する。

戦地であるというのに豊富な物資があり、のんびりした情景が展開される。

主人公は、街のカフェに行き、シエスタ(昼寝)をたっぷりし、娼婦と寝る日々を繰り返している。

そのときにも、けだるい街の様子や、路地裏に漂う腐ったような臭いまで伝わってくるような気がした。

ただ、それが、話の終盤での広場での若者の公開処刑のシーンや、最後のジャングルでの壮絶な戦闘場面となると、怖い。

思わず戦慄にさらされながら、小説の終わりを目指して読んだ。

 

様々なことを考えさせられた。

開高健の作品を初めて読むには、私にはヘビーで毒気が強すぎたように思った。

単純に戦争の悲惨さを考えさせるだけのものではなかった。

自分の中やすぐそばにありながら、気づかない、いや認識していたくない人間の本性というか、本質というか、そういうものを見せられた気分になった。

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過ぎゆく冬、後半の雪

2024-02-22 19:53:35 | 自然・季節

今朝起きてみると、久々に玄関前が白くなっていた。

積雪は久しぶりだ。

せいぜい5cmくらいでしかなかったが、2月の初旬以来だから半月ぶりくらいだろうか。

久しぶりの雪が、今日はいやなものに感じられなかった。

昼過ぎまで半日あまりずうっと降っていた。

もしも同じような条件下だったとしたら、サッカーアルビレックス新潟の選手たちは、開幕直前だというのにまともなピッチの上での練習はできなかったのじゃないかな?大丈夫かな?などと考えてしまった。

 

それはさておき、雪は降りながらも、時間の経過とともにどんどんとけていった。

 

植木台の上のオウバイ(黄梅)は、つぼみの先が黄色くなっていて、花が咲くのも近かったはずなのに、ちょっと「待った」をかけるようなこの雪だった。

オウバイのつぼみが寒そうに見えた。

 

咲いているのに雪をかぶったのは、ツバキ。

ツバキの花が咲くのはもう少し後の時期のはずなのに、今春は早く咲いていた。

そこに降った白い雪。

ツバキをさらに美しく見せてくれているような気がした。

雪にツバキ、きれいだ。

 

そういえば、昔は「雪椿」とは雪をかぶった椿のことかと思っていたが、そういうわけではなかった。

ユキツバキの名の由来は、その種類のツバキが雪に耐えて育つことにあるのだそうだ。

枝がしなやかで豪雪に押しつぶされても、春になると枝を持ち上げて開花する力強さを持っているからそう名付けられたらしい。

初めて発見された新潟県では、ユキツバキを「県木」としている。

ちなみに、わが家のこのツバキは、ユキツバキではない。

 

道路に目をやると、とけかかった雪が何やら模様のようになっているところがあった。

枝のような、線のような模様である。

これが何なのか、見ている人は簡単に分かる。

これは、要するに電線に積もった雪が、落ちた跡。

電線の上の雪が、短くまとまりながら落ちたのが、シャーベット状の雪の上。

それでこんな模様が路上に出現したというわけだ。

普通の積雪の上に落ちたのなら、こんなものは見られない。

 

こんなふうに、今日は心に余裕がありながら雪を見ている自分を感じた。

困らせるような降り方ではなかったからだろう。

今年は参加しないが、何年か前のいわきサンシャインマラソンは、このくらいの雪で中止となったことがあったなあ、なんてことも思い出した。

過ぎゆく冬、後半の雪に、いつにない風情を感じていた私であった。

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卓球日本、男女ともパリ五輪出場権獲得!!

2024-02-21 22:35:20 | スポーツ

卓球日本、男女ともパリ五輪出場権確保!

いやあ、よかった、よかった。

 

世界卓球2024。

予選リーグを全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントはシードの2回戦から。

ここではベスト16だから、勝ってベスト8に進めば、五輪出場権獲得となる。

 

女子の対戦相手は、クロアチア。

予選リーグでは、その組3位ながら、1位のフランスを3-0で破ったという、力のある相手だった。

しかし、早田、張本、平野は、盤石。

どの選手も危なげなく3-0で勝利し、クロアチアの選手を寄せ付けなかった。

 

やはり、日本女子チームは強い。

日本を止められるのは、決勝で当たる中国だけだろう。

そして、女子で中国に勝つ可能性を持っているのは、日本だけだろう。

 

 

さて、少し心配だったのは、男子の日本。

戸上がまだ復帰できていないのが不安材料。

決勝トーナメント1回戦を勝ち上がったオーストリア。

第1試合、張本の対戦相手は世界ランク69位のレベンコという選手。

U-21の世界ランクで1位になったこともあるというし、過去張本との対戦で勝っているというから、どうなるか分からない不安があった。

案の定、第1ゲームの最初から、相手レベンコがサービスで張本のフォア前を突く。

張本はやや慎重な入りで、なかなか挽回できず1-6と離され、追い上げたものの、結局8-11で、大事な第1ゲームを落としてしまった。

暗雲が広がった気がした。

しかし、そこは、メンタル面で成長を感じる今の張本だった。

第2ゲームの最初はリードしたものの、6-5と追い上げられながら、あとをしっかりおさえ、11-7でこのゲームを奪い、1-1とした。

この後は、接戦となってもゲーム後半で突き放し、11-7、11-8で3ゲーム連取し、第1試合のエース同士の戦いを制し、日本に貴重な先勝をもたらした。

 

2番手は、日本は篠塚で、オーストリアは45歳ながら経験豊富なガルドシュ。

あっさり第1ゲームを11-4で取ったから、篠塚の一方的なペースになるかと思われたが、第2ゲームは9-11でガルドシュに奪われた。

第3ゲームも序盤もたついたが、後半得点を重ねた篠塚が11-6とまさった。

第4ゲームは接戦となったが、終盤追いつき、見事なバックハンドを決めてマッチポイントを握った篠塚が11-9と振り切り、日本に2勝目をもたらした。

 

全く危なげなかったのは、日本の3番手、16歳の松島だった。

世界ランク71位と篠塚より上に位置するハベソーンという選手を、最初から圧倒。

力強く4点、3点、6点と、合計13点しか与えず、3-0で日本の勝利に貢献した。

この勝利で、日本男子チームも、パリ五輪出場権獲得となった。

よくやった!

この後も期待したいところなのだが、くじ運悪く、男子は次の準々決勝で早くも絶対王者の中国と当たってしまうのだ。

張本が安定しているとはいえ、中国の選手たちから3点を奪うのは難しいとは思う。

だが、勝負は時の運。何が起こるか分からない。

あっと驚く番狂わせが起こることを期待しよう。

 

ともかく、まずは男女ともよく五輪出場権を勝ち得た。

そこに、拍手。

とにかく、あとは打倒中国。

当たって砕けろの精神で、臆することなくぶつかっていってほしい。

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めでたい常緑小低木 ~赤い実、ヤブコウジ~

2024-02-20 19:55:11 | 草木花

この時期、こちらの山野を歩いてみても、花はまだ。

野山の春は、マンサクの花が最初に咲くものなのだが、もう少しというところらしい。

街なかの公園でのマンサクはもう咲いていたのだけれど。

花がないこんな時期の楽しみは、地面に近い方の赤い実。

 

ここでも何度か取り上げた、ヤブコウジの赤い実。

 

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この実の赤さが、暗い空の下でも、心を明るくしてくれる。

葉は、1年じゅう濃い緑。

その背丈は、わずか10cmを超えるくらい。

だけど、これが「常緑小低木」、つまり木なのだということを初めて知ったときには驚いた。

 

落語話「寿限無」にも出てくる。

「やぶら小路のぶら小路」。

めでたい木だから、命名に添えられたのだが、そのめでたさは、

まことに丈夫で、春は若葉を生じ、夏は花咲き、秋は実を結び、冬は赤き色をそえて霜をしのぐ

というところから来ている。

 

そして、赤い実をつける縁起のいい木の仲間となっている。

よく庭や植木鉢に見かける、センリョウやマンリョウに加え、このヤブコウジも入るのだそうだ。

その縁起木を高い順に(?)並べると、こうなる。

万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)、百両(カラタチバナ)、十両(ヤブコウジ)、一両(アリドウシ)となるのだそうだ。

 

先日、散歩に出かけたところで、目ざとい娘が見つけたのがこのヤブコウジの実。

なんと、10個も赤い実をつけていた。

赤い実が10個もなっていたのだから、

これは、十両の10倍なので、10×10=100。

つまり、100倍のめでたさ、ということでよろしいでしょうかね!?

 

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