ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

大晦日 雑感

2009-12-31 18:45:26 | 生き方
1年が始まったと思ったら、もう終わり。
こうして50代の1年がまた終わる。
1年が終わり、正月を迎えるとまた1つ年をとる、というのが昔の「数え年」の数え方だった。
だから、年齢にはいつも2種類あったような気がしていた。
自分にとってはこういうたわいもない知識が、意外と今の若い人たちは知らないことが多い。
大晦日を迎え、新潟は、朝起きると一面が真っ白になっていた。
よく当たるものである。
天気予報の言っていた通り、新潟の大晦日は雪。
元旦も雪になろうとしている。
これでは、明日県内各地で予定されている「元旦マラソン」は雪で大変だろうなあと思う。

全国高校サッカーも、県内では強豪の北越高が、初戦で国見高と当たった。
さすがに国見。
攻撃に慣れる間もなく試合開始早々に失点。
結局、0-5で大敗。
今夏の高校野球のように、新潟県の高校の上位進出はならなかった。
でも、これを一つの破るべきレベルと受け取って、また精進してほしい。
やっているサッカーは悪くないと思えたのだから。
高校野球の場合、今年の日本文理高は、昨年から「全国制覇」を口にしていた。
何を身の程知らずなことを言っているのだ、と言う人は多かった。
しかし、その思いがないと、やはり全国で勝利することは難しいのだろう。
サッカーJ1リーグのアルビレックス新潟が、2009年前半好調だった時もそうだった。
「優勝」とは口にしてみても、「本気」でなければ、それは一時(いっとき)の夢に終わる。
トップを目指し、それを本気になって追求しなくては勝てないのだなあ、と思う。

年末の休みになり、大掃除や新年の準備をしてきたが、1年間に出かけた場所を思い出してみた。
あちこちに出かけられることは、自分や家族が健康だからこそ。
この10年間に、自分の腰の手術だとか母の看病だとか、いろいろあった。
だから、来年の抱負、と考えてみると、まずは「健康でいること」。
体だけでなく、心も。
今日、年末のあいさつに来た人は、この春まで心の病で休んでいた人。
今、職場は違うが、春からの職場でなんとか元気にやれているようで、何よりだ。
さて、来年も、心身を健康に過ごし、1年後の大晦日に「今年も1年終わったなあ。」と思うようでいたいと思う。

自分にかかわりのあるすべての人に感謝して、新年がさらによい年となりますように!
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雪道で交わす思いやり

2009-12-23 22:47:45 | 新潟
この1週間くらい前、新潟は雪が降り積もった。
新潟市内は、特に雪に弱い。
日頃は、関東平野の一角のように、雪が降っても50cm近くも降り積もることはないのだ。
それが、一気に積もった。交通網は大混雑。
油断しているドライバーたちが、冬タイヤに換えないまま走って滑ったりぶつかったりして大変であった。
もう一つ雪が降ると交通上大変になるのは、道幅が狭くなることだ。
いつもは2台がすれ違える道でも、轍(わだち;車の通った後のタイヤの跡)が3本しかない道も多い。
普通に通れば4本になるはずの轍だが、道幅が狭いと、真中の轍を両方向から来た車が使うから、轍は3本になるのである。
問題は、そこで両方向から来た車がすれ違う時に起こる。
どっちか一方の車が、轍のない道端近くの雪に突っ込まないといけなくなる。
いったん車が雪に突っ込むと、今度はそこからの脱出がそう簡単ではない。
そんな大変な状況にならないように、大部分の雪国の人たちは、少しでも道幅が広くなっているところや、前に車同士がすれ違って轍が4本ついているところで、対向車が通り過ぎるのを待つ。
そんな状況ですれ違う時、ほとんどの運転者が互いに軽く頭を下げる。
会釈しながら、雪道をゆっくりと通り過ぎる。
「ありがとうございます。おかげで通れます。待ってくれてありがとうございます。」
「いやいや、お互いさまですよ。大変な雪道、お互い事故なく運転しましょう。」
互いの会釈は、こんな気持ちで交わされる。
雪国の人たちは、情けが深いと言う。
それは、こんなところにも表れている。
雪は大変だが、温かい心の交流も生んでくれている。
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さよなら アルビレックス新潟2009 

2009-12-12 22:45:44 | アルビレックス新潟
終わっちゃったなあ…。
アルビレックス新潟の2009が、完全に…。
後半開始わずか10分くらいで、エヴェルトン・サントスが2枚目のイエローで退場してから、よく10人で戦ったよ。
しかも、後半41分に、清水のヨンセンに勝ち越し点を奪われながら。
あきらめずに、10人で後半43分に追いついた。
その気持ち。その魂。
ああ、悔しい。これが、ホームだったら、最後まで声を枯らし応援することができたのに。清水にとって、会場のアウスタはホームだった。
ホームは、声援が違う。
背中からすべて、自分たちを押してくれる。
新潟にとっては、アウエーだった。
今日の準々決勝は、同じ時間帯に仙台―川崎戦も行われた。
やはり延長戦で、仙台が勝利を収めた。
疲れ切った選手たちに、ホームの声援は、何よりの支えなのだ。
今日の試合が、新潟のビッグスワンだったなら…。
そう思わずにはいられなかった。
でも、新潟は、追いついた。
1度ならず2度までも。
2度目は、終了間際なのに。
おまけに、10人で。
心が折れずによく戦った。
延長前半終了直前に入れられた決勝点。
だけど、追いつこうと、決定的なチャンスも何度か生み出した。
最後まで、弱音を吐かずに戦った。
誇りに思う。
まさに、「俺たちの誇り、新潟」

残念ながら、これで今年の試合は、完全に終わってしまった。
鈴木淳監督が采配を行う試合も、終わってしまった。
ありがとう、鈴木淳監督。
そして、ジェルソンGKコーチ。
松尾。デビッドソン・純・マーカス。
まだ他にこれから去る選手が出てくるかもしれない。
アルビレックス新潟の2009年が終わった。
もう、今年の顔ぶれの人たちでの試合が見られないのが寂しい。
しかし、そんな感傷は、きっと、しばらくの間だけだ。

もうすぐ、ひと月もすれば新しい契約を結んだ選手たちが動き出す。
三月もすれば、また新しいシーズンが始まる。
どんな監督と、どんなスタッフで、どんな選手たちで、
どんな試合を見せてくれるのだろう。
どんなサッカーを見せてくれるのだろう。
私たちは、また新たな期待を寄せて、アルビレックス新潟というチームを信じ、選手たちを応援する。

さようなら、アルビレックス新潟2009。
素晴らしい思い出をありがとう。
また来年も、一緒に笑い、悲しみながら、成長を進めていきましょう。
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J1リーグ2009 アルビレックス新潟 最終戦を終えて

2009-12-09 21:26:03 | アルビレックス新潟
2009年のJ1リーグが終わった。
アルビレックス新潟は、序盤は首位に立ち、中盤でもACL圏内にいるなど、今までにない健闘を見せた。
失点は、首位鹿島とわずか1点しか違わない31失点。年間試合数が34だから、1試合に1点も失わないことになる。
得失点差も11。これは、4番目に良い。
ただし、得点数は、42。点取り屋のペドロ・ジュニオールがガンバ大阪に引き抜かれると、チームの得点力はガタ落ちしてしまった。
これは、リーグ11位。降格する柏の41と大して変わらない。
昨年の得点力不足と変わらない事態に陥ってしまった。
味方が1点以内に抑えてくれるのだから、1,2点取れれば勝てるのに。
何よりも信じられない事態となったのは、ホームでの成績が4勝5敗8引き分け。ついに、後半半年間、ホームで勝利なしだった。
選手会長の内田潤選手も、「選手である自分たちも信じられない結果になってしまった。」と言った。
しかし、昨年は、アウエーで2勝(10敗5分け)しかできなかったのに、今年はアウエー戦9勝5敗3引き分け。ずいぶん強くなったなあと思ったのだ。

その強くなったアルビレックスの監督が変わる。
鈴木淳監督は、選手たちに慕われていた。
居残りの練習にも付き合ってくれたと言う。
昨年、降格争いをしながらも、ベタ引きの試合はしなかった。
昨年より戦力の整った今年は、昨年のような「先制されたら、負け」の気分はなかった。
カウンターだけではなく、ボールを回しながらチャンスをうかがうような試合の進め方を見ると、アルビの選手たちがうまく見えた。
でも、まだ途上だ。ボールを回しているうちに奪取され、カウンターを食らうことはよくあった。シュートまでいってほしいのに。

最終戦も、たった1点が取れなくて後半もロスタイムに入ろうとしていた。
鈴木淳監督が、今季で退団する、デビッドソン純マーカス選手や松尾直人選手を投入した。「戦術的なことではなく、退団する彼らの意気にかけた」と、今までらしくない采配を振るった。
成果が出た。松尾選手の同点ゴールだった。
勝利のバンザイはできなかった。でも、場内からは、健闘をたたえる拍手が起こった。
ゴール裏のサポーターたちは、今年の背番号順に、選手の名前を叫んだ。
みんな、今年のアルビが好きだったんだ。
ジーンとした。

鈴木監督は言った。
「今年は、出だしはよかったけど、途中でつまずいた。でも、最後まで粘り強く戦う姿を見せることができた。」と。
内田選手はあいさつの途中で、声をつまらせしばし絶句したが、言った。
「元旦まで、行くぞ!」
そう。天皇杯の戦いはまだ続いている。今週末は、アウスタで準々決勝、清水戦。
あと2試合勝てば、元旦の決勝だ。
みんな、今のメンバーで試合を続けることを望んでいる。
今の結束力なら、行ける。
今のチームなら、できる。
鈴木監督時代の、アルビレックス新潟というチームの集大成を見とどけたい。
がんばれ、アルビレックス新潟2009!

(追記)
私は行けないが、息子は、アウエーなのに準々決勝のチケットを買った。
どうしても応援したくて、新潟から清水まで、新幹線を乗り継いで行くそうだ。
思いよ、とどけ!
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