ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

いい風景からいい元気をもらい、いい走りにつなげる

2020-03-08 21:15:26 | RUN
昨日今日と、こちらは好天だった。
気温も15℃まで上がり、背中に日を当てているのが気持ちよい日だった。
ここのところ、長い距離も走っていないし、トレーニング走もしていない。

左のすねも、まだ少し腫れが残っていて、何か物に触ると少々痛みが生じるけれど、何もしないのはねえ…。
いくら新型コロナウイルス感染症が…と言っても、あれは狭いところで大勢の人が集まると感染しやすいというだけ。
外で一人で汗を流すだけでは、別に感染リスクが高まるわけでもないようだ。

青空が広がる好天の下、気持ちよく走りたいなと思って、今日は近くの川の土手道を中心に走ることにした。
河の土手道に上がると、少しだけ空に近くなる。
50年余り前に、大きな水害で2年連続して堤防が決壊したことがあるこの川。
現在の堤防は高く丈夫に作られている。
だから、家々の屋根は、この土手よりも低い。
空がたくさん見える、この堤防の道は、今がお勧めの時期である。

走り出してから、今日は、5kmごとにラップを上げていくビルドアップ走をしようと決めた。
最初の5kmは、5分25秒/kmのペースで走る。
次の5kmは、5分10秒/kmの速さに上げて走る。
そして、最後の5kmは、5分00秒/kmにスピードアップして走る。

ところが、往路は、向かい風であった。
最初は、なかなか決めたペースで走れなかった。
それでも、体が慣れてきたのと、空が気持ちいいのとで、なんとか決めたペースで走れるようになった。

折り返してから1kmほど、つまり9km地点を過ぎたあたりからは、私の大のお気に入りの風景が広がる。
それがこの風景。



右側を中心に、左右に菜の花がたくさん咲き乱れている。
菜の花と言えば春。
菜の花がこれだけ早く、これだけたくさん咲いているというのは、なかなかないことである。
実に豊かな黄金色の輝きと、鼻をくすぐる菜の花のにおいに、思わず顔がほころぶ。



また、前方はるか向こうに、遠くの山々がまだ雪をかぶっている姿が見える。
花の黄色と山の青、雪の白がなんともいえず美しい。



空と花と山。
それぞれに美しい風景に、心がいやされる。
そのうえ、走る元気がさらにわいてくる。

いい風景に会える場所は、いい元気をもらえる。
そして、いい走りにつながる。

菜の花のある道を過ぎると、残り5km。
帰路は追い風のはずが、なぜか向かい風!
花のある景色を見て、わいて出た元気をパワーに代えて、最速の5分00秒/kmを懸命に維持するように努めた。


15km走って、あとの1km余りは、流して走った。
走り終わって、息がずっと荒く、久々のトレーニング走は、結構こたえた。

でも、今さっき見てきた心地よい風景を思い出し、がんばった自分もうれしく思えた。

ああ、気持ちいい。
コメント
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