そこに花がたくさん咲くと知ってから、毎年のように春、梅の花を見に行くところがある。
それは、新発田市の興野地内にある「月岡梅林園」だ。
「月岡」と言えば、「月岡温泉」が有名だ。
羽越線月岡駅から月岡温泉を目指してまっすぐ行く途中、本田小学校に行く方向に右折し、小学校を過ぎてしばらくいくと、大きな「月岡梅林園」という看板が目に入る。
「月岡梅林園」は、広さが4ha(12,100坪)の樹園地に約800本の梅木が栽培されているのだそうだ。
ここでは、花を観賞するためではなく、梅の実を収穫するための梅林なのだ。
正直、ここは梅の花見の「穴場」だと思っている。
すでに梅の花は、全体として5分咲きくらいの咲き具合だった。
ここでの梅の種類は、「小坂梅」を中心に「越の海」や「藤五郎」などなのだそうだ。
だが、素人の私には、どれがどの品種なのかはわからない。
ただ、花がやや緑っぽいものがあったり、
「とうごろう」と書いてあったりした
ので、多くのものと違うことは分かるものもあった。
ただ、行った日の天気は、あいにくくもり。
見ている途中で雨がポツポツと落ちてきてしまった。
だから、急いで見て回るはめになってしまった。
だけど、例年より早い花の咲き具合を確かめ、たくさんの花に囲まれて梅の花を見ることができ、十分満足したのであった。