パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

石清水八幡宮・「おがたまの木」

2017年11月03日 | 日記
秋期京都非公開文化財特別公開で、八幡市の「石清水八幡宮」を拝観してきました。
祭礼や行事の無いときは、本殿参道の傍まで車で男山を登ることができます。
以前は、ケーブルカーで登り、歩いて下山したことがありました。
車で登るのは初めてで、細い住宅街を通り抜ければ、あとは駐車場は広くて安心。
住宅街での離合には要注意。
天気も良く、朱色の社殿は壮観でした。
社寺の赤色は、本来は魔よけや神性を表していると言われていますが、
朱や丹という顔料は水銀、鉛など金属を原料としているので、
虫害・腐食から建物自身を守る役割もあるともいわれています。
石清水八幡宮の朱色は、本殿には漆も塗られ少し黒みがかっており、
回廊、楼門などは鮮やかな朱色の使い分けがされていました。


唐門


楼門正面と左右の回廊


楼門正面

特別公開の受付は、東楼門の前にあります。
直ぐ横に「おがたまの木」があり、実が沢山落ちていました。
説明にあるように、「招霊の木」と呼びその実が鈴なりにつき
「神楽鈴」のモデルだそうです。
また1円硬貨の表面はおだまきが図案化されたもの。
なお、大将軍八神社では「招霊の木」を「神代榊」とも表示されていました。
榊の自生しない地域を中心に神前に供える玉串として古くから代用されたり、
神木とされて榊、梛木などとともに神社の神域などに植栽されています。

「おがたま」の掛けられた説明板
(参拝者が気付くようにとのこと)


先日の風で落ちた「おがたまの実」


どうぞお持ち帰り下さいとのことで頂いて帰りました。


後日、実が割れるとピンク色の種?が顔を出しました。

*おがたまの木のおさらい
オガタマノキ(黄心樹・招霊木・小賀玉木 学名:Michelia compressa)
モクレン科オガタマノキ属の常緑高木。
日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹である。
別名オガタマ、トキワコブシ。
和名は神道思想の「招霊」(おぎたま)から転化したもの。
和歌、俳句の季語「晩春」にも用いられる。
日本神話においては天照大神の天岩戸隠れにおいて
天岩戸の前で舞った天鈿女命が手にしていたとする説も。

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