パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

可憐な…しかし…

2018年04月16日 | 日記
室生の山中にある池を見に行きました。
生憎風が強くて池に鏡面の如く映ると言う山影は見られませんでした。
池の周りを散策していると…
「かぐや姫?」「おやゆび姫?」かくあらん…と思える植物が…

      さざ波の水面      バックライトに浮かぶが如く…


浅学乍ら…「サトイモ系?」似たよな花を何処かで見たような…
苞がある…ザゼンソウ、ミズバショウ、ムサシアブミ、ウラシマソウ…

しかし茎(実は偽茎)を辿ると「ウヘ!マムシ!」かと驚きました。
 
 


帰ってから早速調べてみると、ありました。
少しは当たっていました「マムシ…」

一般名:マムシグサ(蝮草)
学名:Arisaema serratum(アリサエマ)
分類名:植物界被子植物単子葉類オモダカ目サトイモ科テンナンショウ属マムシグサ種
別名:Jack in the pulpit 、マムシソウ(蝮草)、カントウマムシグサ(関東蝮草、緑色)と、ムラサキマムシグサ(紫蝮草、紫色)
原産地:日本、北東アジア 
草丈:50~70cm 
葉数:2枚 葉形:掌状で鳥足状複葉 小葉数:7~14枚 葉幅:20~30cm 葉色:緑
花序形:肉穂花序 開花期:4~5月 花色:紫(赤紫~濃紫~黒紫)、緑 花径:15cm 
成実期:9~10月 果実色:青→赤 果実形:トウモロコシ状 

マムシグサ(蝮草)とは、晩春~初夏、林の木陰で、直立した茎から葉の鞘に抱かれた花柄を伸ばし
仏炎苞に包まれた肉穂花序を付ける
サトイモ目サトイモ科テンナンショウ属マムシグサ種の耐寒性・非耐乾性・多年草(宿根性)の野草です。
芋状の地下茎をはじめ全草が有毒です。 茎に見える部分は葉柄の鞘で偽茎と呼ばれるものです。
仏炎包の色の違いで、緑色のものはカントウマムシグサ(関東蝮草)、紫色のものはムラサキマムシグサ(紫蝮草)と呼ばれます。
仏炎包の中には肉穂花序があり、肉穂花序は多数のシベから出来ています。
雌雄別株なので、雄花は雄蕊だけ、雌花は雌蕊だけから作られ、どちらにも花弁はありません
2枚の鳥足状複葉が付き、小葉は7~14枚で光沢があります。
秋に赤い粒々の実を付けます。有毒植物で、民間療法では、コウライテンナンショウ(高麗天南星)という漢方薬となります。

マムシグサとウラシマソウの違い
同属同科の ウラシマソウ(浦島草) と似ていますが、 浦島草には花序先端から出る長い紐状突起物があるのに対し、
このマムシグサには突起物はありせん。
ナンテンショウは現在ではマムシグサとして扱われています。
(「かぎけん花図鑑」より転載)

この写真だけでは、花?中央の「肉茎」「肉穂花序」が未だ開いていないので雄蕊か雌蕊かは分りません?
解説されているところでは、仏炎苞が緑色だから「カントウマムシグサ」?
もう少し日時が経過してから観に行けば変化がよく分かるのでしょうが…
秋に行けばトウモロコシ状の赤い実が見られるのかも…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする