パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

御所市・鴨都波神社

2017年04月08日 | 日記
小雨降る生憎の空模様の中、奈良県薬事研究センターの公開に行ってきました。
近鉄御所の駅から、古い商店街を通り抜け徒歩で10分ほど。

 
奈良との薬用植物言えば、「正倉院の種々薬帳」と大峰山の「陀羅尼助」…を
想像しますが、「富山の置き薬」と同様、「大和の置き薬」も有ったのですね。
薬用植物が植えられていたり、鉢で栽培され様々な研究がされている所だそうです。
苦い「センブリ茶」、馴染みのある「甘茶」など試飲もさせてもらいながら庭散策。
通常の植物名とは別に「生薬名」が併記されているので、よくわかります。
花を期待していたのですが…少なかったので残念。
「黄柏」、「黄檗」樹の皮が少し剥がしてあり「黄色」。「キハダ」そのもの。

  
「キハダ」               「イカリソウ」

 
「シロタンポポ」            「テンダイウヤク」



雨の中ながら、桜の花が見えたので足を向けると「柳田川」堤がほぼ満開。
「鴨口橋」と橋に書かれ、その袂に「鴨口安産地蔵」の祠がありました。
この橋を下るとまもなく「葛城川」と合流するそうです。

 
「鴨口橋」              「鴨口安産地蔵」


JR和歌山線の踏切には、「加茂口」と書かれてあり、地元の方に聞くと、
近くに「鴨都波神社」があるから「鴨」…「鴨・賀茂・加茂」の使い分けはあるのでしょうか?
もう直ぐ和歌山線の電車が来るから…と勧められました。
川沿いの桜とカーブが「撮鉄」のポイントとのこと。


柳田川畔


小雨の中、桜並木を愛でながら気持ちは「鴨都波神社」に向いていました。

 
「下街道(24号線)」に架かる「柳田橋」の柳田川橋標と神社表示

 
24号線沿いの裏参道入口の鳥居        扁  額


神社参拝栞


御朱印


由  緒  (「鴨族」の発祥の地…)


拝殿正面

 
古そうな狛犬が、左右、雌雄一対で鎮座

 

 
狛犬に名前が…?奉納された方に因んだものか… 左「東風」 右「初嵐」

 
本殿は現在修復工事中

 
表参道には鳥居がありません…   手水舎

 
表参道の狛犬(獅子)は左右とも口を開けた(阿形)雄です。 

 
小雨の中ですが桜が咲いていました。
                  

社務所 (「御所市医師会」の表札も架かっていました)

  
「いちい」のご神木
            

遥拝所


《由緒・参考》
皇居の宮中三殿の神殿には、宮中八神と呼ばれる神々が鎮座しています。
宮中八神とは、天皇をはじめ、国家を守護する働きの神々ですが、
実は民衆や個人をも守護しているとても重要で、ありがたい神々です。

その八神とは、次の通りです。<表記は延喜式>

・神産日神(カミムスビノカミ)
・高御産日神(タカミムスビノカミ)
・玉積産日神(タマツメムスビノカミ)
・生産日神(イクムスビノカミ)
・足産日神(タルムスビノカミ)
・大宮売神(オオミヤノメノカミ)
・御食津神(ミケツノカミ)
事代主神(コトシロヌシノカミ)