知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『80年間、なぜ変わらない日本、日経新聞(0511)オピニオン欄』 ―戦前から変わらぬ国家体制の欠点、複合原因で修正は大変でも―

2021-05-13 21:49:52 | 政治・経済

『80年間、なぜ変わらない日本、日経新聞(0511)オピニオン欄』

戦前から変わらぬ国家体制の欠点、複合原因で修正は大変でも―

この記事の中でこう言っています。

  • 新型コロナウイルスへの対応に、日本は苦しんでいる。5月11日までだった東京、大阪、京都、兵庫の4都府県への緊急事態宣言は結局、延長になった。
  • 人口千人当たりの病床数は先進国で最多なのに、日本の医療は逼迫している。ワクチン接種率でも先進国中、最下位のレベルだ。
  • コロナが世界を襲ってから約1年間。このありさまは医療や衛生体制にとどまらず、日本の国家体制に欠点があるということだ。

その欠点とは、平時を前提とした体制でしかなく、準有事になってもスイッチが切り替えられないことである

 

明治維新後、ずっと有事が、ごく最近まで続いてきました。 その間、危機対応能力が高まっていなかった。 結局は日米戦争に突入した。 戦前・戦中と現状の国家戦略には、少なくとも三つの欠点があると。

 

❶戦略の優先順位をはっきりさせず、泥縄式対応してしまう体質。

優先順位が定まらない一因が、言われて久しい縦割り組織の弊害だ。

❸『何とかなる』いう根拠なき楽観思想ある。

いま、改善しなければ、将来、取り返しのつかない深手を負いかねない

 

この状態ですが、海外に二十年以上、生活した経験から、素人ながら考えるのが『マスメデイア・マスコミ』に原因している部分が多いように思います。 もっと、海外の『マスメデイア・マスコミ』のように建設的なコメントや報道ができないものかと思います。

 

毎日のことですが、テレビを見るのが辛くなって久しいです。 襖越しに・壁越しに、聞こえるテレビの音声ですが、『バラエティ番組の大笑・爆笑・嘲笑等々』、さらに、『ドラマの中の怒号・絶叫・咆哮等々』凄まじいものがあり、さらに、こんな状況がどんどん、拡大・エスカレートしているようです。 こんな環境が、知らず知らずに、ボクシングのボディブローのように、今も、今までも、老若男女の人々に、ずっと効いてきました。

 

当然ですが、こんな酷い発信もありました。 嘉悦大学教授で菅内閣の内閣官房参与を務める高橋洋一氏のTwitterでの発言に批判が集まっている。 高橋洋一氏は5月9日、ジョン・ホプキンス大学の新型コロナウイルスに関するデータを引用した上で、日本はこの程度の『さざ波』。 これで五輪中止とかいうと笑笑」と。

 

この方には、もう少し、正確に物事・事象をつかんで頂きたいと思います。 『人口100万人あたりの4月末の感染者数、いわゆるPPMベースで、日本は、韓国の1.96倍、台湾の99.0倍』です。 PCR検査に至っては、主要国では、すでに十分実施されておりますので、達成状況などはネットで調べても、数値は載っておらず、相対比較ができません。

 

COVID-19の感染状態が、『さざ波』と『大波』の差の原因(地域特性)がまだ不十分ですが、すでに『大波』地域の一部では、十分な『PCR検査の拡大・徹底と陽性者の隔離』と『ワクチン接種の実施拡大・徹底』で、『大波』から『さざ波』方向に向かっています。 日本は高止まりどころか悪化方向にさえ見えます。

 

関係者は皆様命がけ頑張っています。 国会で議論をしている先生方も、定量・定数分析を理解して、現場を見ての実践的な改善をお願いします。

    (20210513纏め、#332)

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『世界の絶景 1(地球温暖化が見せた、レインボーマウンテン)』―ヒマラヤ山脈やヨーロッパアルプスには、地球温暖化で全く違う表情を?―

2021-05-12 11:31:12 | 地球・火山・地震・津波

   『世界の絶景 1(地球温暖化が見せた、レインボーマウンテン)』

  ―ヒマラヤ山脈やヨーロッパアルプスには、地球温暖化で全く違う表情を?」

地球温暖化前から人類に知られている露出したカラフルな地層「ザ・ウェーブ」―

  表題は、地球温暖化で、氷河が融けて発見されたものですが、ずっと以前に、米国のアリゾナ州北部の コロラド高原 にある バーミリオン・クリフ国定公園内の パリアキャニオン=バーミリオンクリフス自然保護区の中のコヨーテ・ ビュート・ノース地区で発見されたザ・ウェーブです。

 

ウエブ情報から引用

アンデス山脈に囲まれた、ペルーの標高5000ⅿの高地に、不思議な模様の山、正式名称は『ビニクンカ山』と呼ばれ、標高は5200ⅿ、通称レインボーマウンテンと呼ばれる。 この地層によって様々な色が重なり合っているカラフルな絶景スポットに世界中から観光客が訪れるそうです。 高山病対策の『薬』と『時間をかけて高度に慣れながら登る』配慮は十分されていること信じています。 

 昔、海抜3600ⅿのペルーのラパス空港に、真夜中にトランジットで立ち寄ったことがあります。 空港のラウンジには立寄れそうなので、ナイトキャップを一杯と機外に出て空港のターミナルビルに向かう時に、昇降タラップの降り口に、妙齢のご婦人が、酸素吸入器をつけて介抱されていました。 

 自分は昔山男ですので、空港のラウンジに行ってみました。 やっぱり、『アルコール類のサービスなし』でした。 海抜3600ⅿに航空機内から突然降りても、数時間は高山病にならないようです。 ここからさらに600ⅿほど登った海抜4200ⅿのラパスに泊まると数時間後に高山病特有の地獄の頭痛に襲われるそうです。 ホテルの到着時に高山病予防薬さえ飲み忘れなければ大丈夫です。

 『奇麗なバラには棘がある』の例えです。 きれいなレインボーマウンテンを見るには、高山病の地獄の頭痛にならないように、必ず高山病予防薬は飲みましょう。 地球温暖化で、夏には、海抜5200ⅿの万年雪と雪渓が溶けて、見つかったレインボーマウンテンの絶景は、インカ帝国の時代から聖なる山として現地の人に崇められてきたネバドアウサンガテ山(標高6,384 m)の近くにあります。
クスコの標高が3400m。 レインボーマウンテンの登山口の標高は4380m。レインボーマウンテンの山頂の標高は、なんと5037mです。


 Rainbow Mountain Peru - Official Information Websiteから引用

アンデス山脈(スペイン語: Cordillera de los Andes)は、主に南アメリカ大陸の西側に沿って、北緯10度から南緯50度まで南北7500km、幅750kmにわたる世界最長の連続した褶曲(しゅうきょく)山脈である。山脈はベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、チリの7カ国にまたがる。 最高峰はアコンカグア(6960m・一説には7021m)で、6000mを越える高峰が20座以上そびえ立っている。山脈が現在の姿になり始めたのは白亜紀で、その後現在まで太平洋プレート、ナスカプレートと南米大陸のぶつかり合いで隆起し、場所により異なる構造運動を受けて大きくなったと考えられている。

地球は不思議です。 大陸が衝突してできた、ヒマラヤ山脈やヨーロッパアルプスには活火山はありませんが、プレートの衝突によりできた褶曲山脈の、アンデス山脈やロッキー山脈は、火山が沢山あります。 ヒマラヤ山脈やヨーロッパアルプスには、地球温暖化で、万年雪や雪渓や氷河が溶けても、レインボーマウンテンが現れることはないでしょう。

(20200520纏め、20210512追補 #169)


                     

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『フクシマに学んだドイツの原発廃止と韓国のサウジ向け空冷式)』 ―地震大国日本では原発について、フクシマ原発事故の総決算を―

2021-05-09 16:13:14 | 科学・数学・物理

    『フクシマに学んだドイツの原発廃止と韓国のサウジ向け空冷式)』

―地震大国日本では原発について、フクシマ原発事故の総決算を―

 

人類が生存できてきた薄いベール状の気体に覆われた地球が、脱炭素社会の実現なくしては存続ができません。 現行の『核分裂エネルギー』による原発の安全と使用済み燃料保管問題の解決から、さらに開発途上の『核融合エネルギー』の原発への転換が、必要となっています。

 

現在の原発は、制御と安全維持に、厄介な問題を抱えています。 これを解決できるのは核融合エネルギーによる原発ですが、これも実現には別の難しい課題があります。

 

ドイツにはいろいろな事情・背景があるとは思いますが、この看板『追悼 3.11 福島』、とありますが、『忘れるな! 3.11 福島』の、原発廃止のキーワードと読めます。

ウエブ情報から引用

ドイツでは、日本ほど地震・津波の心配がないが、東京電力福島第1原子力発電所の事故の影響で、エネルギー政策を大きく変えました。 事故から4カ月後の2011年7月8日に、すべての原発を廃止するための法律を、議会で可決させました。

 

ウエブ情報下記を抜粋引用

I A E A(国際原子力機関) 2050年までの世界のエネルギー・電力・ 原子力発電予測(2020年9月)関連データ ―意欲的な見通しのケースでは、 2050年に原子力発電規模が現在の約2倍に―

(自然災害対策と使用済み燃料保管と汚染冷却水の処分が、最大の課題)

主要国のデータ (2019年)

主要国       総発電量            原子力発電量        原子力発電シェア

米国    41,948億kWh      8,094億kWh (1)     19.3%(15)

フランス    5,463億kWh      3,824億kWh (2)        70.0% (1)  

中国    70,234億kWh     3,301億kWh (3)      4.7%(25) 

ロシア   10,511億kWh   1,955億kWh (4)         18.6%(17)

韓国        5,552億kWh    1,388億kWh (5)      25.0%(13)

カナダ     6,285億kWh       949億kWh (6)      15.1%(21)

ウクライナ   1,410億kWh       781億kWh (7)       55.4% (2)

ドイツ     5,828億kWh       711億kWh (8)       12.2%(19)

日本        9.806億kWh       657億kWh (9)         6.7%(20)

スウェーデン  1,533億kWh       644億kWh(10)      42.0% (6)

スペイン    3,637億kWh       559億kWh(12)      21.2%(14)

英国          3,091億kWh       510億kWh(13)      16.5%(18)

ベルギー           896億kWh       414億kWh(14)      46.2% (5)

インド          15,074億kWh      407億kWh(15)        2.7%(28)

チェコ               801億kWh      286億kWh(16)      35.7%(10)

スイス               667億kWh      254億kWh(17)      38.1% (8)

フィンランド      660億kWh      229億kWh(18)      34.7%(11)

ブルガリア       393億kWh      159億kWh(19)      40.5% (7)

ハンガリー       316億kWh       154億kWh(20)      48.8% (4)

ブラジル       6,080億kWh      152億kWh(21)         2.5%(29)

 

現在、原子力発電シェアの極端に低い、中国・インド・ブラジルの大国が凄いスピードで原発化が進みます。 進めないと、空中の二酸化炭素削減どころか急増は避けられず、地球環境は大変な事態になります

 

日本では、核分裂 発電に代わって核融合発電が開発されても、現有の事故原発廃棄、使用済み燃料処理・汚染水廃棄・再稼働・現有原発寿命後廃棄等、先送り問題・課題が山済みの中で、ドイツの街中にあるような看板が日本に全く見られないことが不思議です。

 

福島第1原発『沸騰水型・BWR』の事故から10年を経て、2021年3月時点での日本国内で稼働している原発は9基(定期検査中のものも含む)。 いずれも、事故を起こした福島第1とはタイプが異なる『加圧水型・PWR』で、西日本に集中している。 東京電力は新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働を目指しているが、今年に入って同原発での不祥事が相次いで発覚、地元の不信感は強まり、再稼働への道のりは険しくなった。

 

ウエブ情報から引用

 

倉本聰氏が言っている「原発の再稼働には絶対反対だ、原発事故の補償も復興も不十分、放射性廃棄物の処理もできないまま、苦難と戦う人たち沢山いる中で原発事故は、風化しつつある」と。

 

原発運転に『40年壁』は昔からあったが、『根拠薄い』との説もある。 中性子を浴びてもろくなった炉内部の構造、格納容器の上部に放射線を遮る構造がない等。40年延長説はどこから来るのか。

 

日本の太陽光発電コストは世界平均の2倍、陸上風力発電コストは3倍、特に太陽光発電コストは、中近東地域の6倍と言われる。 水素社会で期待の高まる水素もエネファーム内部で生成される水素の燃料は都市ガス、LPガスである。

 

先日、経済産業省が2030年の電源構成に関し、原子力や石炭火力などの「ベースロード電源」を全体の6割以上とする考えを示した。 このベースロード電源は、原子力・石炭火力・水力・地熱の4つ。 天然ガスや太陽光、風力発電などはベースロードではないとされる。

 

洋上風力発電の課題、今年3月14日の日経に『送電もワイヤレス』と、 三菱重工が実験成功、5年後の実用化も、とありました。 さらに将来、宇宙太陽光発電へと夢が広がります。

 

昨年3月25日の日立社のプレスリーリスで「原子炉自然冷却システムの実用化に向けた空冷技術を開発・電源を用いることなく原子炉を長時間冷却し、放射性物質の放出を抑制」とありました。

 

一方韓国は、今年3月3日に原発輸出をサウジと調印、これがなんとスマート原発、空冷型原発2基、将来17基の計画でした。 日本の原発は水冷式、それに比較し原発大国フランスは空冷式。 ただ空冷式といっても緊急事態の時はセーヌ川等の大河から水を取り冷却するシステムだそうです。 空冷の冷却方式は日本のような高湿度の国には向きません。 湿度が高いと蒸発が少なく気化熱が奪えないそうです。

フクシマの大変な後始末がありますが、ぜひ『災い転じて・・・』とすべく関係者にはご健闘をお願いします。 これからも『原発のことから』目が離せません。

           (20210509纏め、#328)

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『COVID-19との長期戦に備えて 2(感染者増加率・PPM推移 19)』 ―中国・台湾・韓国・日本・インドと日本の一部の都道府県と比較―

2021-05-08 16:59:20 | 政治・経済

  『COVID-19との長期戦に備えて 2(感染者増加率・PPM推移 19)』

―中国・台湾・韓国・日本・インドと、一部の都道府県と比較―

 

新型コロナウイルス『SARS-CoV-2』の変異種の影響をこれから、一番大きく受けるのはインド(今回から追加)と日本だろうと怯え、かつ心配です。 

 

心配になる点はここです。(4月末vs5月末予想)

『人口100万人あたり感染者数、いわゆるPPMベースで韓国2.15倍(前月1.96倍から増加)、台湾102.8倍(99.0倍から増加)』

 

20210506(アジア4ヶ国)、20210507(一部の都道府県)のデータで更新

世界中でCOVID-19が、変異株の所為か、下げ止まり状態の大変な事態になっていますので、5月は、まだデータ不足のため(20210506/20210507現在)、予測データの精度は落ちますが、中国・台湾・韓国・日本・インドと日本の一部の都道府県と比較を更新しましたが、調べた中では大阪・愛知・北海道の増加が心配です。 

 

数値は、「日本全国の都道府県別と国別の人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移」のデータを引用しました。 マスコミも、傾向(グラフ)と定量的100万人あたり(PPM)とか,百分率(PCT)数値と更に、母数等を示して欲しいものです。 

 

世界の主要国の一部はワクチン接種効果が見られます。 日本の場合は、PCR検査もワクチンも大幅遅れです。

 

単なる絶対数の数値表示には、都道府県別『前日比・前週比・前月比等も、更には、『改善・ベスト5と悪化・ワースト5』だけでも、付けて欲しいと思います。 デジタル化・IT化の実現につながります。

  中国 台湾 日本 韓国 インド 東京都 沖縄県 大阪府 北海道 愛知県 神奈川県 埼玉県 千葉県
2002 55 1 2 57                  
2003 57 13 15 191   38 6 32 34 23 17 13 26
2004 58 18 111 210 24 307 98 186 150 65 111 116 129
2005 58 19 133 224 132 377 98 202 207 67 148 136 145
2006 59 19 147 250 411 447 98 208 241 69 163 154 153
2007 61 20 267 279 1,188 912 272 482 275 273 276 315 265
2008 62 20 537 389 2,624 1,495 1,472 970 339 603 545 535 487
2009 62.91 21.58 656 464 4,511 1,848 1,711 1,211 401 710 758 633 622
2010 63.48 23.26 794 517 5,896 2,233 2,296 1,448 610 825 954 793 804
2011 64.55 28.34 1,178 676 6,857 2,941 2,977 2,301 1,689 1,339 1,365 1,147 1,120
2012 66.67 33.55 1,864 1,205 7,440 4,323 3,701 3,405 2,560 2,192 2,312 1,945 1,770
2101 69.52 38.25 3,085 1,531 7,795 7,187 5,192 4,963 3,323 3,181 4,432 3,427 3,565
2102 70.15 40.10 3,416 1,756 8,052 8,022 5,639 5,349 3,637 3,424 4,881 3,993 4,217
2103 70.68 43.25 3,753 2,021 8,856 8,691 6,532 5,926 3,999 3,624 5,226 4,466 4,735
2104 71.21 47.36 4,691 2,392 13,888 9,990 8,577 9,216 4,604 4,430 5,816 5,143 5,306
2105 71.52 57.13 5,874 2,733 21,044 11,699 8,877 9,950 5,955 5,736 6,569 6,042 5,926

 

 

    10月末  11月末  12月末    1月末      2月末   3月末     4月末      5月末予想

    前月末比  前月末比  前月末比   前月末日 前月末比 前月末比 前月末比 前月末比

中国   100%  103%  103%   104%   101%   101%  101%  100%

台湾   108%  122%  121%   114%   105%   108%  110%  121%

韓国   111%  131%  178%   127%   115%       115%   118%  114%

日本   121%  148%  158%   166%     111%       110%    125%  125%

インド      131%  116%  109%   105%   103%   110%    157%  152%

東京都  121%  132%  147%   166%   112%       108%    115%  117%

沖縄県  134%  130%  124%   141%       109%       116%    131%  115%

大阪府  120%  159%  148%   146%       108%       111%    156%  135%

北海道  152%  277%  152%   130%       109%       110%     115%  129%

愛知県  116%  162%    164%   145%       108%        106%    122%  129%

神奈川県 126%  143%  169%   192%        110%       107%    111%  113%

埼玉県  125%  144%  170%   176%        117%        112%    115%  117%

千葉県  129%  139%  158%   201%         118%       112%    112%  112%

 

東アジアでは、日本が、まだまだ,安心できません。 優等国台湾は、まだ抑えこんでいます。 増加も気になりますが、中国の抑え込みは、日本で適用できるかどうかはわかりませんが、研究すべきと思います。 

 

特に日本の場合は、実態を定量的な解析、特に増減傾向を示して、正確に国民に理解していただき、まだまだ先になりそうな、ワクチン接種が40%~50%になるまでは、繰り返しですが『三密回避』、『マスク着用』と、『うがいの徹底』です。 

 

最重要はこれ、『指定感染症のCOVID-19のクラスター感染と爆発感染』を防ぐには、八方ふさがりの目詰まりを改善して『ワクチン接種拡大』と継続した『PCR検査拡大と陽性者には率先自主隔離と、お願い隔離の徹底』が必要です。

 

とにかく、ゴテゴテのモグラたたきは、先に行って、大変な出費と経済損失になります。 最近は、日本が特に酷い状態ですので、見やすいグラフを多用し、定量的なデータ(最近の第四波懸念)を国民に、正直に提示して備えの重要性を理解してもらうことです。   

 

ずっと心配していました、ヒト(医療関係者不足)・モノ(医療関係機器・設備不足)・カネ(国は、お金の印刷・借金で調達できても、『縦割り組織・IT後進国』で末端まで、なかなか届かない事態)が、『どこかの目詰まり』よりは、『広範囲での目詰まり』です。

 

休業支援金(給付金)の制度設計は『もう少し、公平性について工夫がほしかった』の一語に尽きます。 IT後進国で『データ』のデータづくり(力仕事)と管理が下手で、上手く使えないのが理由でしょうか。 税金を使うのですから、企業規模や支店数などを考慮した傾斜式・階段式の『休業支援金(給付金)制度設計』をお願いします。

 

『個人事業主に識別番号制度』つくりがやっと動き出したようです。

(20210508纏め、 #327)

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『植物の根っこの不思議 2(樹齢1800余年の山高神代桜の樹勢復活)』 ―エドヒガンの古木・山高神代桜が1922年、国指定天然記念物に―

2021-05-05 14:49:32 | 植物・花

『植物の根っこの不思議 2(樹齢1800余年の山高神代桜の樹勢復活)

エドヒガン古木・山高神代桜が1922年、国指定天然記念物に―

 

江戸時代の花見はヤマザクラだったと言われていますし、お城に桜が多くなったのも、お城が公共の場に使われるようになった明治時代以降です。 そのお城や学校に、たくさん植えられたのがソメイヨシノ・染井吉野です。 

 

日本には、古代・卑弥呼の時代から、華やかなで、『超長寿命の桜、エドヒガンザクラ・ヒガンザクラ』がありましたが、先輩方は『寿命よりは華やかさ(葉っぱの前に花が咲く』と、増やしやすさ(需要にこたえられる生産⦆を選んだようです。 

 

山高神代桜(山梨)エドヒガンザクラ

ウエブ情報から引用

同時に指定を受けた根尾谷薄墨桜(樹齢1500余年)、三春滝桜(樹齢1000余年)とともに、“日本の三大桜”と呼ばれています。

 

根尾谷淡墨桜(岐阜)ヒガンザクラ

ウエブ情報から引用

 

三春滝桜(福島)シダレザクラ

ウエブ情報から引用

 

余談です。 『華やかだが、短寿命(30-60年)のクローン・ソメイヨシノの母はエドヒガンで超長寿命(1800年余)』

 

ソメイヨシノの、華やかで・短い寿命・散り際の潔さは、ある時代には利用されたこともありました。 短寿命のソメイヨシノだけが根っこ周りから芽を出し、花まで咲かせます。 これが『幹生花』です。

 

ソメイヨシノの幹生花

ウエブ情報から引用

クローン・ソメイヨシノは短寿命のせいか、他の桜には見られない『幹生花』を咲かせます。 子孫を残したいためとしか考えられません。

 

表題に戻ります。

根を張る・根を下ろす・根付く・根ざす等、日本語の凄さで、表現が実に豊富です。 樹齢1800余年の山高神代桜の『樹勢復活』劇で根っこの不思議さと、重要さを知りました。

 

“日本の三大桜”の最古木、樹齢1800余年の山高神代桜が、枯れ死寸前の瀕死の状態から、2001年に始まった『樹勢復活』のストーリーが凄いです。 当時のテレビでは根っこの周囲の盛り土と身近に鑑賞ができるように設置された周囲の遊歩道が原因と説明・報道されていました。 ウエブに紹介された『樹勢復活』の引用です。

 

概要

山高神代桜は、樹齢1800年とも2000年ともいわれるエドヒガンの古木で、大正11年にサクラとしては第1号の国指定天然記念物となりました。 同時に指定を受けた根尾谷薄墨桜、三春滝桜とともに、“日本の三大桜”と呼ばれています。

天然記念物に指定された後、昭和10年頃までは、樹勢は比較的安定していましたが、徐々に主要な枝が枯れ始め、昭和34年には台風により太枝が折れ、被害は甚大なものとなりました。 昭和59年には腐朽した主幹保護のために屋根つきの櫓が架けられたが、樹勢は著しく衰退していきました。

 

平成13年に文化庁、山梨県と武川村(当時)教育委員会、大学や試験場の研究者、樹木医などからなる樹勢回復調査検討委員会が組織され、調査が進められました。 その結果、天然記念物指定後に根元近くに石積みの囲いを設置し、盛土したことがわかってきました。 昭和46年にはその外に2度目の石積み柵を設け、その中に盛土され、成育環境に大きな変化をもたらしたのです。

 

盛土は一時的には樹勢回復に効果があったようですが、古い根への酸素供給が乏しくなり、地中深い所では根は枯れていきました。 さらに盛土した土層は、土壌生物相が単純化し、そこに伸びた根にはネコブセンチュウが蔓延、瀕死の状態を招いてしまいました。

 

根圏環境改善への取り組み

樹勢回復工事は2003年(平成15年)から始まりました。石積みで囲われていた根元周りを8分割し、毎年2箇所ずつ土を入れ替えていきました。 根圏環境を改善することで、新たな発根を促しネコブセンチュウ病は、拮抗する土壌生物(主に有用な微生物)で抑制することとしました。

工事は3年を経て樹勢回復の兆しが見られるようになってきました。新梢の伸長、不定芽の出現、早期落葉の改善、新たな発根などが確認できました。発根は1年で1m以上になるものもありました。 しかしながら樹冠上部の枝の枯損、葉の矮小化など症状が改善されない部位もあり、予断を許さない状況は続いています。

 

ベランダで花ゆずと四季バラ育てていますが、ベランダでは、植木鉢の下に『鉢皿』をひいていますので、横着な自分は、つい水をやりすぎて『根がいつも湿った状態で「酸欠」・「根腐れ」を起こしてしまう』と最近知りました。

(20210505纏め、#325)

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