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知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『月と地震と火山 1(火山活動と地震にスーパームーンは影響するか)』—最初の驚きは、西暦0001年からの月齢の検索がウェブでチェック可能—

2022-03-26 14:08:40 | 地球・火山・地震・津波

『月と地震と火山 1(火山活動と地震にスーパームーンは影響するか)』

—最初の驚きは、西暦0001年からの月齢の検索がウェブでチェック可能—

 

20161114日のスーパームーンは、1948年以降で最も月が近づくので、大地震が起こると報道され、実際ニュージランドでは前日の1113日にM7.8の巨大地震(M7以上)(M8以上は超巨大地震が発生しました。 

 

過去1,900年間余りの地震と火山噴火を調べると、スーパ―ムーンは、月自身は幾分大きくは見えますが、スーパームーン・満月・新月が地震を誘発するような傾向は、2016年末までのデータでは、無さそうです。 別の機会に『マグマだまり』について調べたいと思いました。

 

『月はとっても大きいから・・・」などと歌いながらでも、ウェブでいろいろ調査できる便利な時代です。 最初の驚きは、西暦0001年からの月齢の検索がウェブで出来ます。 これで西暦0001年以降の地震と火山噴火発生日の『月齢』が解かりますので、発生日の記録がある地震・火山噴火については、スーパームーン・新月・満月の影響があったかどうか、ある程度統計的に推測できます。

 

地球の衛星・月は衛星としては、対地球重量比は1.23と、太陽系の他の惑星の衛星と比較して、異常に大きい。 因みに木星の最大の衛星カニデムの対木星重量比は約0.01、火星の最大の衛星フォボスの対火星重量比は、ナント0.00002です。

 

『大きな衛星・月と地球』このコンビでの存在事実と、さらに、こんな大きな衛星を持ちながら、且つ、パンゲア大陸の分裂・移動等の巨大地殻変動を繰り返し、今後は巨大大陸に集中すると言われながら、存続している地球・水の星は、将に、『水』に救われてきた『奇跡の星』です。 

 

地球の月は、その大きさと美しさ故に、昔からロマンチックに詩歌・小説に、登場してきました。 この大きな衛星・月の地球への影響の研究・調査はこれからでしょうか。

 

スーパームーン関連絡みだけでなく、全ての地震・規模M6.0以上、火山噴火規模の場合は、VEIVolcanic Explosivity Index 0~84.0以上の発生日記録のあるもので集計すると;

 

数値のとり方は、新月を中心に2日前・前日・新月・翌日・2日後の5日間と、満月の場合も同様に5日間この合計10日間(30日間の日数比では33.3)の発生件数比は、下記の通りです。(調査期間西暦781019日から、西暦20161129日まで)

 

『地震の場合』

❶新月・満月中心の10日間の発生件数: 343件 → 343÷1.023=33.5

➋全発生件数:            1.023件 

日数比の33.3%と比較、ほとんど有意差はありません。

同様にスーパームーン中心の10日間の地震発生率は、 3÷2313.0

 

『火山噴火の場合』;

火山噴火については、発生日の記録のあるデータは少ないが同様の集計結果。

(西暦788月24日ヴェスビオ火山噴火から西暦20161129日まで)。

❶新月・満月中心の10日間の発生件数: 33件 → 33÷121=27.3

➋全発生件数:            121件 

こちらは、日数比の33.3%より少し小さい。 火山の場合は、記録が乏しく、特にアフリカのデータが少ない。

同様にスーパームーン中心の10日間の火山噴火発生は、 0÷230.0

 

最近よく聞かれる、メガクライシスですが、台風・地震・津波も、原発事故の併発さえなく、現在科学の想定内であれば、ある程度耐えられる『術・すべ』を、人類は工夫できそうです。 地震では、地球規模の気候変動(氷河期)や歴史までが『激変』するほどの影響はないと考えられます。

 

メガクライシスの超巨大噴火は、これとは異なり、氷河期と大量絶滅・Mass extinctionを引き起した例が過去にあります。

気象を変える超巨大噴火の怖さとは、噴火によって噴出した火山ガスは、成層圏(上空約10)に達すると冷やされて液体となって、『エアロゾル』という小さな粒子となり、何年間も太陽光を遮り『火山の冬』となり、生物の絶滅の危機になる。 

これからの人類の研究は、超巨大火山噴火の原因となる『マグマだまりとマグマ生成』の査察・研究・対策が必要です。 氷河期を起させるほどの巨大火山噴火の痕跡・カルデラはあります。

トップ5;

❶南北約70km、東西約50km  米国のイエローストーンカルデラ

➋南北約100km、東西約32km  インドネシアのトバカルデラ 

❸南北約26km、東西約20km  日本の屈斜路カルデラ

❹南北約25km、東西約18km  日本の阿蘇山カルデラ

❺南北約20km、東西約20km  日本の姶良カルデラ

これらに続くのは、南北約11km、東西約8km日本の箱根カルデラです。

 

これらの巨大カルデラ噴火でさえも、大陸移動開始時の、超巨大割れ目噴火には及びません。

 

新月・満月の引力が約15日間で、漸減・漸増するので、火山と地殻に、『ゆっくり、又は、突然』、どのように効くのか難しい判断です。 そのため研究者も新月・満月と火山・地震の発生時期との因果関係の立証は難しいのでしょう。

 

今後の課題、『火山の冬から氷河期』の原因になる超巨大噴火に直接関連する『プレートの動き・マグマ生成・マグマだまり』などを調べたいと思っています。                      

  (記事投稿日:2016/12/14、最終更新日:2019/12/21、#505)

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『男子劣化社会(読んで・解かったこと)』―若い男性が劣化、学力や社会適応など様々な面で、しかも先進国で共通ー 

2022-03-26 13:47:15 | 科学

『男子劣化社会(読んで・解かったこと)』

―若い男性が劣化、学力や社会適応など様々な面で、しかも先進国で共通ー

 草食系男子とか、男子中性化とか、あまり騒がれなくなり安心していたのも束の間、気になっていたことが、日本のみならず、世界中で起こっている状況であることが、表題の本『男子劣化社会』 P.ジンバルドー、N.クーロン共著 晶文社を読んで、再確認しました。 

 

日経読書欄の『男子劣化社会』紹介の抜粋です。

若い男性が『劣化』している。 学力や社会適応など様々な面で。 しかも先進国に共通する問題で、著者である米国の心理学者は、この傾向が続けば、私たちの文化は大事な何かを失うと警鐘を鳴らす。

 

『劣化』を示す『症状』として、

❶各国の学校で男子は女子より成績が悪い。

 

❷労働でも悪い指標が並ぶ。 20代後半~30代前半の男性の失業率の世界平均は9%(2012年)で、約40年前の4.5倍に悪化している。 こうした現状から『やる気のない』男たちが急増している状況が推測できるという。

 

❸では現実の困難を避けた彼らは、何をするのか。 安全な場所・自室に引きこもり、ゲームやオンライン・ポルノに熱中して、想い道理の快楽を得られる、仮想現実の世界に没頭している。

 小中学生までがスマホ・タブレットで見ることができる、オンライン・ポルノ動画が公開されている凄まじさは、真に『世も末』です。

 

❹背景には複合する要因が絡む。 『男が一家の大黒柱に』という伝統の価値観は息づき、期待に応えようと思うが、不況と生活費の高騰で幸せな家族ライフは得られそうもないと、早々と絶望してしまう。

 

❺当事者や政府、学校などが実践すべき解決法を、提示し至急変革せよと、訴える。

 

 地域の自治会活動などに参加して、気がつくのですが、上記のような行動様式や様子が見られるグループとそうでない、所謂、劣化してないグループに、ハッキリと区分されている世界がそこにありました。

(記事投稿日:2017/08/17、2022/03/26、#504)

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『AI・人工頭脳、其の三(AIの「教師なし学習」は「ブレークスルー」に)』 ―ショッキングな情報、「囲碁AI「独学」で、最強に」!!!―

2022-03-26 13:38:28 | 科学・数学・物理

AI・人工頭脳、其の三(AIの「教師なし学習」は「ブレークスルー」に)

          ―ショッキングな情報、「囲碁AI「独学」で、最強に」!!!―

随分前のニュースになりますが、日経・企業総合欄に載っていました。 米グーグルの持ち株会社アルファベットの傘下の英ディープマインドは、新しい囲碁用の人工頭脳(AI)『アルファ碁ゼロ』を開発した。 世界のトップ棋士柯潔九段に三連勝した『アルファ碁』は大量のプロの対局データを学習して強くなった。 これは人間の指し手の、膨大な情報を、スパコンで処理して、達成できたものです。 

 

今回は違います。 人が手本を示さなくても、人工頭脳(AI)同士での対局を繰返し、独学で勝率の高い打ち方を編み出した。 

このアルファ碁ゼロ』は、『アルファ碁』に100戦全勝した。 

 

さらに、人間が長年の囲碁の歴史の中で、考案した『定石』とされる常套手段も独自に発見。 『アルファ碁』は世界のトップ棋士に勝利した際に『人間と対局するのはこれが最後』としていた。 

 

その後も改良を続けたのは人間に一切頼らないAI』と言う目標があったためだ。 従来は、人間の対局データを『教師』として学習したため、人間の積み重ねた知見の延長線上の強さに過ぎないとの指摘があった。 そこでゼロから人工頭脳(AI)が独学する教師なし学習を追求し、人間の発想にとらわれない革新的な人工頭脳(AI)を作り出した。

 

人工頭脳(AI)は2012年頃に登場した『ディープラーニング(深層学習)』によって画像などから学習する機能が大幅向上、画像認識や自動運転などで大きく利用が進んだ。 今回の囲碁AIソフトが実現した教師なし学習』はさらに用途を広げる『ブレークスルーになる。

 

これがどういうことか『2045年問題』に人間は対応できないと認めたことでしょうか。 

 

ただ、一安心できそうな見解もあります。 教師なし学習が成功したのは、『ルールが明確な囲碁だからこそ』と専門家は声をそろえる。 『ルールが明確でない用途』では、期待する学習効果が表れるとは限らないと。この課題の解決なしでは、限られた用途の、囲碁AIは、人のような『汎用型AI』になる将来像はまだ見えない。 これでもズブ素人にはAIが人間を超える、転換点・特異点(シンギュラリティ)の『2045年問題』が気掛りです

  (記事投稿日:2017/10/22、最終更新日:2021/01/26、#503)

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『写真の魅力 3(狙った通りの結果に 2)』写真同好会顧問の先生のコメントです『ゆっくり待てるシーンなので、望遠ズームレンズに変えて、釣り竿の先まで撮れたら、よかったね』と。

2022-03-26 09:49:32 | 写真

『写真の魅力 3(狙った通りの結果に 2)

―顧問の先生のコメント『ズームで、釣り竿の先まで撮れたら、よかったね』―

太公望

利根川の堤防の上から釣り足場上の釣り人を撮ったものです。 Reflex Nikkor 500mm F8固定焦点使用。 写真同好会顧問の先生のコメントです『ゆっくり待てるシーンなので、望遠ズームレンズに変えて、釣り竿の先まで撮れたら、よかったね』と。 『太公望が撮れたー』と満足してしまった未熟者です。

 

太公望のウエブ情報です。

周代の政治家であった呂尚(りょしょう)の別名。 出典は中国の『史記(斉世家)』。 呂尚は大変な釣り好きで、渭水(いすい)という川で釣りをしていたところ、周の文王に「我が太公(周の祖)が望んでいた賢人だ。

大車輪フィッシング

 

上野恩賜公園の不忍池の鵜の池で撮ったものですが、ダイサギの捕った獲物が小さく、キャプションの『大車輪フィッシング』には見えず、ダイサギの『大車輪』になってしまいました。 この後、ずいぶん通いましたが、二度と撮れなかったので結果良しと、いつもの『安易に妥協する』姿勢がありました。  

(記事投稿日:2019/02/24、最終更新日:2022/03/26、#500)

                                                                          

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