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知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『花の世界 14(白百合はどんな花、学術名:山百合・ヤマユリ) 1』 『日経新聞(22-01-30)19世紀 園芸の東西交流 植物ハンター世界をめぐる』

2022-02-13 18:47:46 | 

『花の世界 14(白百合はどんな花、学術名:山百合・ヤマユリ) 1』

『日経新聞(22-01-30)19世紀 園芸の東西交流 植物ハンター世界をめぐる』

 

明治時代、開国した日本にプラントハンターと呼ばれる人々が訪れる。 日本の植物が海外に紹介されるようになり、日本にもかの地の園芸文化がもたらされる。 洋の東西を問わない植物への愛着が交流を後押しした。

 

絵画の作品名:カーネーション、ユリ、ユリ、バラ

作家名:サージェント,ジョン・シンガー

ウエブ情報から引用

少女たちの背後で華麗に咲き匂う大きなヤマユリ。 19世紀後半、日本からもプラントハンターにもたらされたこの花は、欧州でセンセーションを巻き起こたそうです。 百合の花は、いつでも、どこでも素晴らしいです。

 

想像ですが江戸時代に、フィリップ・フォン・シーボルトに、アジサイや

カノコユリなど150種の日本の植物がヨーロッパに紹介されている。 一緒にヤマユリを持ち帰った可能性があります。 シーボルトは、まさに、博学者で筋金入りのプラントハンターの先駆者でした。

 

プラントハンターとは

17世記から20世紀中期にかけてヨーロッパで活躍した職業で、食料・香料・薬

・繊維等に利用される有用植物や、鑑賞用植物の新種を求め世界中を探索する人のこと。

 

9年間も住んだシンガポールのシンガポールは、国土は狭く在来植物は少ない。そのハンデを、東南アジアだけでなく、世界各地の植物を収集してきた。市中にあるbotanical garden(植物園)は充実している。 さらに凄いのは、『自分の家の木でも勝手に切ると罰金』、島内の緑を保護する為、政府が土地を使っている人に対して一定の植樹を命ずることができるとしています。 その他、私有地内であっても樹木保全地区の樹木の伐採を許可制とし、地区内の幹周り、1m以上の樹木を無断で切った場合、S$10,000以下の罰金が科せられます。

 

五年間住んだパナマでも、樹木を大事にすることを目撃しました。 住み始めた当初、地図と地形を眺めることが好きなもので、方々をドライブしました。 時々見たのは、ブルドーザーで宅地造成の作業で、立ち木を残し、効率の悪そうに作業しているのを見ました。 これは樹木を残すためやっていたようです。

日本で見た宅地造成の風景と違うのに驚きました。

 

余談が長くなりました。『花の世界 14(白百合とはどんな花、学術名:山百合・ヤマユリ!)』に戻ります。

 

山百合・白百合と言えば、すぐ思い出すのが、対照的な鬼百合

花はよく撮りますが、よく被写体にする花は数種類です。 その中に『鬼百合・オニユリ』と『山百合・ヤマユリ』とが入っています。 自分が遊びまわり、育った千葉県旭市飯岡(旧三川村)には、南には九十九里海岸の砂浜・砂丘があり、そこには、海岸にふさわしい色鮮やかな『鬼百合』が、北の関東ローム層の台地の谷津・崖には、緑鮮やかなススキ群生の中に淑やかに『山百合』咲いていました。

 

半世紀前から、ごく最近まで、百合は『鬼百合』と『山百合』だけが百合だと思っていました。 齢を重ねて、最近知ったことですが、『白百合・シラユリ』という、花そのものは存在せず、『白百合・シラユリ』という『言葉』と『花言葉』と『学園名』はあると。 存在するのは、ヤマユリ(山百合、学名:Lilium auratum)で、ユリ科ユリ属の球根植物です。 

 

このユリの女王のごとく名声を博しているが、実在しない花『白百合・シラユリ』に対して、正反対の厳しい名称を付けられたのが『鬼百合・オニユリ』で、オニユリ(鬼百合・学名Lilium Lancifolium)もユリ科ユリ属の球根植物です。

 

次に、オニユリという名前の由来です。

これは、見た目からつけられています。 花の色や形が赤鬼(あかおに)のように見えることから鬼百合(おにゆり)と呼ばれるようになりました。 また、オニユリは英語でtiger lilyと言います。 これも花の色や見た目から白人からは虎(tiger)の模様に見えたことに由来します。 虎というよりはヒョウの方が近いと思いますが。

 

その『山百合・ヤマユリ』と『鬼百合・オニユリ』の花言葉です。 『ヤマ』も『オニ』、なんとも可憐な花には少し思いやりが不足だったのではないでしょうか。 

 

また、百合「lily」はユリ科の植物を指します。 花言葉では、どちらも十分称えられています。

 

『山百合・ヤマユリ – Lilium auratum』の花言葉

「清浄」「ピュア」「尊厳」「純潔」「堂々たる美」です。 西洋での白百合の花言葉は、「純潔」「ピュア」「尊厳」です。結婚式での新郎新婦がよく使う花の一つとされています。

ウキペデイア情報から引用

 

『鬼百合・オニユリ– Lilium lancifolium』の花言葉   

「愉快」「陽気」「華麗」といった明るいイメージの花言葉は、大きく生長し、オレンジ色の鮮やかな花を咲かせることにちなんでつけられました。

ウエブ情報から引用

ユリのこと、これからも調べてみたいと思います。

(記事投稿日:2022/02/13、#476-1)

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『日本は・日本人は凄い(空手のこと、沖縄空手は真の武道 2)』 『日経新聞(2022/02/06)のNIKKEI The STYLEに連続3頁3面に紹介!』

2022-02-13 13:38:55 | 武道・武術・格闘技

『日本は・日本人は凄い 4(空手のこと、沖縄空手は真の武道 2)』

『日経新聞(2022/02/06)のNIKKEI The STYLEに連続3頁3面に紹介!』 

 

この記事を読んで、すぐに思い出したのが『ベスト・キッド』(原題:The Moment of Truth / The Karate Kidは、1984年に製作されたアメリカ映画)です。

 

『少年が日系人に教えてもらった空手を通して成長していく3作と、同様に少女が教わる1作、その流れを汲んだリメイク版がある。 当初、ミスター・ミヤギ役は三船敏郎氏にオファーが出されていたが、三船氏が断ったために、何度もオーディションを受けていたノリユキ・パット・モリタが最終的に選ばれた。

劇中の空手は、接近戦を想定した猫足立ちであることと、本作の脚本家が剛柔流空手道を長年に亘り学び、出演者に指導したこと、ミヤギという姓の空手家が実在したこと、パート3で披露される型「征遠鎮」から、剛柔流空手道であることがわかる。とウエブ情報にありました。

 

那覇手(ナーファディー)系

ウエブ情報から引用

那覇は海外への玄関口として古くから開けた商業都市でした。 福州との関係も深く、久米村(クニンダ)は福州を中心にした中国系渡来人の居住区でした。 このような環境下で生れたのが那覇手です。 その系譜は東恩納寛量から剛柔流開祖宮城長順へと受け継がれました。

 

この機会に沖縄空手を通して、沖縄を理解したいと思います。 繰り返しになりますが、沖縄は、中国と日本の間にあった昔の琉球国です。 沖縄の方々の名前は3文字の漢字の苗字があります。 例えば『具志堅(姓は具、名は志堅)』『仲宗根(姓は仲、名は宗根)』とか中国名のフルネームを苗字にされた歴史があり、さらに『ひめゆりの塔』の悲惨な歴史もあります。 

 

皆様も沖縄をいろんな角度から見て頂きたいし、特に、ひめゆりの塔の遺跡の防空壕は見学して頂きたいと思います。 沖縄空手だけでも沖縄の歴史を物語っています。

 

沖縄空手『己を鍛え、平常心に至る』

鍛錬具『マキワラ』や道場の床などを、日々打ち続け鍛え、その結果、人さし指も中指も薬指もすべて同じ長さにそろえる。 だが本当に驚くのは、多くの空手家がこんな風に答える。 『目標は、空手の技を使わないこと。 一度も空手を使うことなく生涯を終えて初めて、よい修行ができたということになる。』 

 

沖縄空手『平和の武 世界とつながる』

体を動かしたければ空手の型を繰り返し、歌いたければ三線を弾き、踊る。 善の魂の持ち主を目指し自分を磨くという意味で、すべては同じもの。

 

沖縄の伝統空手について県は、国連教育科学文化機構(ユネスコ)の無形文化財登録を目標に掲げる。 ただ五輪で注目された『競技空手』は、この対象には含まれない。 競技であれば国際的に統一されたルールが不可欠で、沖縄や文化、実戦から遠ざかる。 伝統空手から見ると、観客や審判を意識する競技の『形』は動きや間が必要以上に大きく不自然で、別物とみなされることが少なくない。

 

一方で、競技・スポーツが持つ華々しさや楽しさは、空手の愛好者を増やし、子供たちの目標になってきた。 競技空手を経て、伝統空手の意識や精神性に魅力を見出す人も増えている。 県などでは双方を車の両輪と位置づけ、沖縄空手界全体の発展を図っている。

 

沖縄空手『沖縄に伝わる言葉』

『他人から暴力を受けても眠れるけれど、他人に暴力をふるったときは、眠れない』と、伝わっているそうです。 昨今の世相の中では 肝に銘じて覚えておきたい言葉です。 ガキの頃の喧嘩でさえも、これをよく実感しました、

(記事投稿日:2022/02/13、 #475)

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