翌28日、朝日を撮ろうと起きてみると一面に霧が広がっています。それもどんどん濃くなっていくので、これはもしかし
てと思い、ナビで陵雲閣をセットして急いで向かう事にしました。途中の道にも霧が立ち込めています。そして陵雲閣に
向かう道を上り始めたら、遠くに雲海が見えてきました。そうです、雲海が美瑛の街を見事に包み込んでいたのです。
駐車場に着いた頃には日が高くなってきたので、ちょっと興味本位で、登山口から登ってみることにしました。あらら、
そんな急な勾配でもないのに100mも行かないうちにすぐ息切れしてしまいます。もう完全に運動不足を突き付けられて、
情けないこと山盛りです。呼吸を整えたらもう少し先まで登って行って、紅葉と雲海が撮れる撮影ポイントを探します。
その間にも山歩きの人達が次々と登ってきます。周りを見渡すと所々に紅葉した樹もありますが、北海道は東北と違って
全面の紅葉ではないし、また時期としてもやや早い様です。それでも少し紅葉の景色が撮れたので、そろそろ移動します。
今度は白金温泉方面に降りて、青い池に寄りました。朝早いので観光客は少ないですが、池の色は太陽に照らされて、鮮
やかな青い色をしていました。去年訪れた時と大きく違うのは、手前の新しい大駐車場です。ここもドル箱なんですね。
美瑛方面に向かう途中で四季彩の丘へ寄りました。ここはたくさんの花が綺麗に咲いていて、賑やかな楽しい場所です。
そしてこの近くにクリスマスの木というのがあると知ったので、スマホの道案内で寄り道をしてみました。雪が積もれば、
素晴らしい景色になりそうな場所でした。美瑛の丘にはまだ多くの「〇〇の木」という場所があるとの事で、楽しみです。
さて国道237へ出たので美瑛を通り過ぎて、お土産を買いに旭川空港へ行ってみました。空港の内部はどこも同じで、
玄関前のマスコットが、外気温は20℃ですと涼しさを知らせていました。さあこの後は今度は望岳台に向かいますが、
その前に白金温泉の美瑛町国民保養センターで、立ち寄り湯に入っていきます。これもスマホの検索で、見つけました。
お風呂に入ってすっきりしたらまた十勝岳温泉美瑛線を昇っていきます。駐車場の空いてる所に、何とか車を停めました。
ここも山歩きの人達のベースなので、その車が多くて満杯です。靴を登山用に履き替えて、望岳台の方へ行ってみます。
だんだん夕暮れになって、夕日が山々を赤く染めながら沈んでいきます。そしてやっぱり雲の中へ消えていきました。
山歩きの人達が戻って来て帰ると、駐車場所が何件か空くので、建物に近い所へ移ります。 そして思ったより寒くない
ので、少し外を歩いてみると、星がとても奇麗に輝いていました。明朝の気温が気になりますが、今晩はここで泊です。