12月13日(日)に娘の結婚式が沖縄で行われたので、短期間でしたが飛行機で行ってきました。
お相手の男性が沖縄出身で、今は埼玉に住んでいますが、ご親戚が沖縄におられるので、そこで結婚式を挙げる事にしたようです。
娘の側の出席者は、家族と親友一人の参加でしたが、皆さんにはとても歓迎してもらいました。
12日、セントレアから午前中の便で飛び立ちます。久しぶりの飛行機でしたが、この感触が快くていくつになってもわくわくします。
天気が良いので下界が見えたのですが、コース的には海の上ですので、たまに、タンカーのような船が見えるだけです。
1時間半ほど飛んでいると、そろそろ眼下に青い海とサンゴ礁が見えて来ました。機内アナウンスがあって、間もなく着陸です。
無事到着、沖縄の空港は爽やかに晴れていて、真冬とは思えない24℃ぐらいの気温で、夏の様な暑さを感じるほどでした。
空港からレンタカー会社のバスで移動し、予約してあったレンタカーに乗り換えました。
この日は約束が夕食時だったので、それまで暫く時間があります。そこでちょっと、近くに観光に行く事にしました。
沖縄は何度も来ているのですが、南の方は巡った事がないので、まずは「ひめゆりの塔」そして「平和祈念公園」を訪れました。
「ひめゆりの塔」の話は、展示されている物を拝見すると、まことに悲惨な状況だったようです。こんな現実があったのですね。
今の平和な時代では、想像することすら出来ないでしょう。それでも、わずかでも、心に何かを残しておきたいと思いました。
平和祈念公園も悲惨な場所でしたが、ここには、国に関係なく戦死された方々の名前が刻み込まれたモニュメントが、整然と
並んでいました。
その数は、数えるのも大変なほど多く、刻まれた文字には「○○の息子」と、名前さえ分からない人が居た事をしりました。
その時、爆音がするので空を見上げると、軍用ヘリコプターが当然のように、青い空の中を飛んで行きました。
翌日の13日は結婚式当日ですが、式は午後からなので、朝はゆっくりでいいのです。こういうスケジュールは、助かりますね。
朝食はバイキング形式ですので、和食はちょっと控えめに取りましたが、やっぱり後でパンの方も頂きました。おいしかったです。
ホテルの朝食というのは、どこでもだいたい同じですが、さすがにここにはゴーヤチャンプルーがありましたねえ。
いつもは車中泊なので、本当に久しぶりのゆったりとした豪華な朝を迎えました。たまにはこういう旅行も、いいものですね。
このホテルは海に面しているので窓から青い海が見えますが、手前の海岸ではフリーマーケットが賑やかに開かれていました。
天気が良くて青い海、いいですねえ。気温も高いし、このまま泳げそうでした。
さて食事を済ませたら、早々にレンタカーで出発です。ナビを頼りに沖縄自動車道に入ったら、北上して普天間宮に行きました。
最近は、先の東北旅行の時から御朱印に凝っていまして、折角沖縄へ来たので、いくつかの有名な神社を巡りたいと思っていました。
沖縄の自動車道は、日曜日でもそんなに混んでないですね。なによりパーキングエリアの建物が、沖縄的で面白かったです。
この自動車道を結構長く走ったつもりでしたが、料金は370円でした。休日割引もあったのでしょうが、とても安い気がしましたね。
普天間宮も沖縄風の造りで、台風などの暴風雨に耐えられるような、独特な特徴の建物になっていて、とてもいい感じです。
その後、近くの中城城跡や沖縄成田山にも立ち寄ってから、遅れないうちにホテルに戻る事にしました。
結婚式は午後5時から、ホテルのチャペルで行われました。
わたしは花嫁の父として、娘とバージンロードを歩いたのですが、ぶっつけ本番でしたので、とても緊張しました。
一緒に並んで、花嫁のドレスを踏まないように、足をうまく出しながら、それでも何とかして、花婿まで送り届けました。
そして二人は、神父様の前で永遠の愛を誓い合いました。列席者の皆さんには、心から祝福をして頂けたと思います。
結婚式の後は、記念撮影です。全員で撮ったり、二人を挟んで家族で撮ったり、この寿き日をしっかりと記念に残しました。
披露宴は別の場所で行われましたが、このあたりからは若い連中のお手製です。楽しいスライドも、見せてくれました。
そして地域柄もあって、最後には沖縄の踊りまで飛びだして、素晴らしくたっぷりと盛り上がりました。
結婚式が終わった翌日は、フリータイムで観光する日にしました。
玉泉洞のある「おきなわワールド」の傍に、「ガンガラーの谷」というところがあって、そこのツアーに参加しました。
ここは大昔、鍾乳洞だった場所が崩れて出来た、手つかずの自然が残る亜熱帯の森で、そこをガイドさんと一緒に歩きます。
内地では見られない、不思議な遥か昔の世界を見る事が出来ました。
その後は近くにある「おきなわワールド」の中の玉泉洞という鍾乳洞を、見学する事にしました。
やっぱり鍾乳洞は、すごいですねえ。何万年という時が造った芸術を、こんなに近くに見る事が出来て、とてもよかったです。
その後、少しドライブもしましたが、天気が下り坂で曇り。エメラルドグリーンの海は見られず、ちょっと残念でした。
さて最終日、レンタカーは昨日返してしまったので、今日はゆいレールで移動です。
まず一日乗り放題の700円の乗車券を買って、空港まで行きます。そして荷物を預けて身軽になったら、牧志駅まで戻ってから、
国際通りを歩く事にしました。ちょっと雨気味ですが、今日の観光は、そこから始まリです。
国際通りも懐かしいですね。いろいろお店を覗いて、お昼になったら「ステーキハウス88」で食事をしました。
やっぱり「沖縄に来たらステーキでしょう」ということで入ってみましたが、もっと大きいのを食べればよかったかなと反省です。
ゆいレールの駅近くの神社にも、寄ってみました。沖縄も最近は道路が混んでいるので、こういう交通機関があるのは助かります。
帰りの飛行機は3時40分なので、2時には空港に着いて荷物を出して、搭乗手続きをしなければなりません。
今回の旅行、当初は月曜日に帰る予定でしたが、一日延長しましたので、帰りの飛行機の搭乗券は使う事が出来ませんでした。
その為スカイマークの航空券を予約しましたが、閑散期でちょっと早めだったので、なんと8310円という安さで購入出来ました。
時間が来て搭乗手続きが始まり、機内へ乗り込みます。椅子の間隔も座り心地も、大手航空会社と変わりません。
そして離陸、窓からは沖縄空港が眼下に見えます。「楽しかったよ、また来る日までごきげんよう」と、別れを告げました。
セントレア空港まで約2時間弱、途中で太陽が沈み始めて、雲が赤く染まって綺麗でしたが、太陽は反対側の窓でした。
これは失敗、夕暮れになるのでしたら、飛行ルートから考えて「左側の席」にしておけばよかったと、またまた反省です。
今回の沖縄は結婚式でしたので、プライベートな時間は多くありませんでしたが、でもやっぱり南の島はいい所です。
帰りの便で始めて乗りましたが、格安航空券にはびっくりしました。通常4万5千円以上するのに、1万円以下で乗れるのです。
これに長期滞在の安い宿泊施設を使えば、とんでもなく割安な費用で、沖縄をゆっくり楽しむ事が出来そうです。
沖縄に親戚も出来たし、時間はあるし、近いうちにまた沖縄に行きたいと思いました。
お義父さん、今度はじーーーっくりと、飲みましょうね。