自分が最初にPCに触れたのは、昔懐かしい昭和60年頃で、当時主流のBASIC言語を覚えて、プログラムを作っていました。
その後、MS-DOSのdBASEⅢというインタプリタ言語に乗り換えようとしましたが、当時はMS-DOSの事を知る人が
全く居なくて、とにかく本を買いあさって独学で勉強しました。そういえば本も、すごく少なかったですねえ。そしてdBASE
Ⅲ言語の構成も、コツコツと習得し、遂には課内の業務をパソコンで処理するようなプログラムを作成して、担当者から感謝され
たのを思い出します。と同時に、BASICを得意とする人達からは、目の敵にされた時期でした。
そして、もっと本格的にプログラムに携わる仕事がしたいということで、適性試験を受けてプログラム開発部門へ転勤しました。
そこでは大人数で産業用のコンピュータのシステムを構築しており、もっと専門的な、UNIXのC言語に携わりました。
何年かして地元の支店に戻ってくると、机上のパソコンには「ウインドウズ」という見たことも触ったこともないOSが入ってい
ます。なんじゃこれはということで最初は戸惑いましたが、ベースがMS-DOSと分かったところで、習得は簡単でした。
でもこの時期は、社内でのプログラム開発は無く、業務のOA化の名目で、ワープロや表計算の普及のための研修指導が主でした。
その後、いろいろな職種を転々として無事退職し、趣味でデジカメや旅行を楽しんでいましたが、巷にはPCも普及していました。
自分もパソコンを自作したり、写真や映像の編集を楽しんでいましたが、ある時写真サークルで互選の集計がとても大変そうだっ
たので、ここはひとつ昔取った杵柄で、ボケ防止も兼ねて、投票データを集計するプログラムを作ってみようと思い立ちました。
そういえば以前、ExcelにVBAというマクロ言語があったので、その作成方法と言語構成を調べたら何とかいけそうです。
データの処理方法を記述して、それをひとつずつ命令に置き換えていけばいいのです。実際に動かしながら創るので、確実です。
また今は昔と違ってインターネットに情報の宝庫がありますので、困ったらすぐにそれも無料で、何でも調べることが出来ます。
大きな処理の流れは、2週間ぐらいで出来ました。その後はミス入力時の中断を防止するエラー処理を、綿密に入れていきます。
こういうことをやり始めるともう夢中になって、食事も忘れて、1日中PCの前でカタカタとキーボード入力をしていました。
そして開始から3週間後には、納得のできる物が完成しました。データ投入後の集計処理は一瞬で、きれいに一覧が表示されます。
出来上がってからプログラムを見直すと、いかにも初心者的ですので、その辺は資料を参考にしてもう少し手直し、完了しました。