自分が食べたくて始めた「肉じゃが」料理も、執念で作り続けて、今ではもう自分のメニューになりました。
テレビで、低温加熱調理法と云うのを見てからは、いろいろ作り方を試しました。そして今回、その工程を撮影したので紹介
します。
本当はもっと細かく記録出来ればよかったのですが、一人ですし手際もありまして、肝心の所だけを写真に撮りました。
自分の料理法は、段取り良くする為に(女性のように、その都度ささっと出来ないので)材料を予め全部用意しておきます。
そうすると、材料のそれぞれの量のバランスが、視覚的に理解できますし、調味料も、あわてて探さなくて済みます。
ジャガイモは大き目1つを一口大(煮える時間が変わります)に切って、玉ねぎは大きめを半分、人参は彩りと我慢して食べ
られる量を、そして自分は椎茸も2枚分くらい入れるのが好きです。勿論、人参と同じ冷凍物です。
調味料はすき焼きのタレ50ccに、濃い口醤油大さじ2杯(約30cc)と、水をその3倍の240cc混ぜて用意します。
肉は冷凍した物で、100~150gぐらいがよさそうです。豚でも牛でもお好みでいいですので、そのまま入れてしまいます。
糸こんにゃくは100gぐらいを使いますが、実は「しらたき干し」という乾燥したものを、先日の裏磐梯旅行で手に入れまし
て、これが美味しくて、また1回分としてちょうどよいので、とても重宝して使っています。これを、湯で戻しておきます。
まず鍋に、材料が浸るぐらいの量の塩水を作ります。そしてその中に肉とか野菜を入れますが、この時まだ火はついていません。
我が家はガスなので一番小さな口に鍋を乗せ、火は中火から弱火にします。キッチンタイマーを7分にセットしてスタートです。
温度計で水温を測りながら、7分以上掛けて55℃になるまで熱します。じれったいほどゆっくりですが、我慢してください。
大体55℃になったら火を止めて、全然煮えてないのですが蓋をして5分そのまま置きます。その時もまたタイマーで計ります。
時間が来て蓋を開けると、中の野菜は表面がちょっと色が変わって、汁は灰汁(アク)だらけです。これをザルで漉します。
そして材料をフライパンに移して、強火でちょっと炒めますが、その前に、使った鍋をさっと洗っておきます。
炒めるのは本当は鍋でやるんですが、張り付いてしまうのでフライパンにしました。1分ほど炒めたら具材を鍋に戻して、追加の
糸こんにゃく(しらたき)と油揚げを入れて、最後に調味料を入れたら、ここからは強火で煮込みます。
中身が一度煮立ったら火を弱めて、「グツグツ」という煮込む程度の火力で、8~10分程煮詰めます。
この間に調理に使った鍋や食器を洗っておきましょう。そして途中で、ジャガイモの火の通り具合を竹串で確かめて、煮込む時間
を調整してください。汁が少なくなってきた時は、火を弱めた方がいいと思います。
さてジャガイモが煮えたら、仕上げに、さやえんどうかグリンピースの緑を添えて完成です。これで二晩ほど、肉じゃが三昧です。