普段、自分が使うデスクトップコンピュータ(以後PC)は2台ありまして、文書作成や動画の編集などに使うメインPCと、
写真の編集に使うサブPCが、テーブルの横に積み重ねて設置してあります。しかし最近、写真用のサブPCのフロントパネ
ルが外れてしまって、みすぼらしくなったので、Hardoffで入手した、黒いスリムなケースに替えることにしました。
ケースを変えるというのは一見簡単そうですが、これが結構詳細な部分まで変わったり、付け替えたりする必要があるので、
事前に移装に対しての問題点を確認しておきます。例えばそれまでのケースはやや幅広だったので、大型のCPUクーラを使
用していたのですが、新型ケースでは幅が狭く取付不可のようですので、薄型のクーラーを予め購入して用意しておきます。
それと今度は黒い筐体なので、当然光学ドライブも黒いベゼルの物に取り換える事になります。その為新ドライブを購入すれ
ば、SATAの端子が不足するので、増設ボードが必要になるでしょう。更に小物入れも、表面を黒くする必要があります。
メインPCのケースと新しいケースは、殆ど同サイズなので、積み重ねるとピッタリ同じでした。ですから不安定なのです。
そんなこんなで準備が出来たら、電源を落として裏面の配線関係を取り外し、本体を、作業する部屋へ運びます。作業をする
場所には、外した部品を置くスペースや、ネジを入れておくプリンのケースとか必要工具等を周りにそろえ、解体開始です。
そして周辺機器の取り外しから電源ユニット、MBまで、掃除しながら外していくと、結局まる1日掛かってしまいました。
さて組付けの最初は、MBのCPUクーラを取り換えます。今度のは、薄いタイプの新しいクーラですので、うまく組み立て
てCPUグリスを塗って、完璧に取り付けをします。光学トライブやHDD、SSDなどは、配線や後日の保守の事も考えて、
適度な場所に分散させます。NETで注文しておいたSATA増設ボードも届いて、組上がったところで、2日目は終了です。
その後の仕上げには、電源ユニットからの配線を、コネクタに変な力が掛からないように取り回し、全部の配線を行います。
一応出来たら電源を入れてみて正常に動作をすれば、後は細かい部分の配線等を行います。結局完了まで一週間掛かりました。
今回折角大掛かりな工事をしたので、今まで不満があった部分の修正を行いました。一つには、2台のPCを切替える機器の
ランプ表示を、元に戻しました。また2台を縦に重ねて使うに際して、不安定になる問題は、2台を固定する方法で解決しま
した。それはネジと金具で簡単なクランプを作って、それで繋ぎました。そして更に、メインPCの後部をパーで支えました。
そしてついでと言っては何ですが、このPC達は時々位置を動かす必要があるので、その時の為にキャリアに乗せました。
それとメインPCの稼働状態が横からもわかるように、発光ダイオードで表示ランプを取り付けてみました。移装が終わり、
机の横に中身むき出しのデスクトップPCが置かれた環境は全然スマートではありませんが、実はこういうのが好きなんです。