以前から、紐の端を柱などにうまく縛る方法を探していましたが、先日偶然にTVで造園の作業をしているところを見て「これだ!」と
思いました。それは『男結び』いう手法で、園芸などで垣根など丸い物を縛る時に良く使われる結び方ですが、緩まずに縛る事が出来、
また縛った後は、紐に力が掛かっても容易に緩み難いという特徴があります。この結び方が出来ると、何処かで役に立つでしょう。
この縛り方を覚えたくて、ネットで探して練習しましたのでご紹介します。ちょっと、覚えやすいようにした所があります。((2)(3))
(1):結びたい物に紐を回します。(2):Bの紐で輪を作ります。(3)(4):輪が出来たらAの紐を下へ回します。(5):手が交差したら持ち
替えて、(6):上まで1周回して、しっかり締めつけます。
(7):次にAの先をBの輪の中に通します。(自分は造園業ではないし、後で解く必要があるので、Uターンさせておきました。)
そして最後に、(8):AB紐の交差した部分を親指で押えたまま、Bの紐の先を引くと、Aを通した輪が締まります。
(9):Bの紐を最後まで引くと、結び目が出来ます。(解くにはAの端を引けば容易に解くことが出来ます。)(10):完成の形です。
たとえばアウトドアで洗濯ロープを張る時などでは、木に緩めに巻く為に、締め付けないで縛る事もできます。(11)(12)
また、この結び方は『もやい結び』と同じ様に、結び目が動かないので、動物の首輪などにも応用できます。
追伸:記事中「結び目が動かない」としましたが、ポリエチレンなどのすべりやすいロープなら輪が広がると、コメント頂きました。
この記事は、車中泊などでちょっと知っていると便利だよという程度の情報ですので、必要な方は「緩まない、本当の男結び」
とやらを、ネットで検索してください。