3C三昧

カー(Car)と、カメラ(Camera)と、クッキング(Cooking)
ワゴンRで車中泊、アイデアがいっぱいのブログ

車庫内に念願の、作業台を作りました。

2024年05月05日 | ブログ

自宅の車庫は、妻の車がなくなったので自分の軽自動車がふんぞり返って入っていますが、奥のほうには棚があって塗料やケミカ
ル缶や工具などが所狭しと置いてあります。そして作業をする時は、灯油の一斗缶を出してきてその上に板を置いて、そこで切っ
たり穴を空けたりしています。それは何といっても仮の台なので、不安定で狭くて、それでも作業が楽しい自分の空間でした。

また最近ネットで買物にはまって、ドリルの刃先を研磨する工具とかを購入したものの、作業場所はと見直せば、へしゃげた段ボ
ール箱があるだけで、全くそういう関係の道具の取り扱いができる状況ではないという現実を思い知りました。

そこで最近になって、この場所に何かDIY作業が出来るような台が欲しいというか、必要だという要求から一大決心して、製作
することにしました。そうなると自分の性格としては、必要な条件を拾い出して、まずイメージ図を書くことから始めていきます。

1.現状 2.設計図 3.型紙

設置場所はこの段ボール箱が置いてある所。ここは脚立置き場になっており、脚立を別の場所に持っていくことなしに、その上に
設置できるようなサイズの作業台にすることにしました。そして作業天板の下には空間があるので、棚を作りそこに木箱を置いて、
木片や道具などを収納したら便利に使えるということで、その箱はニトリの物がいいようなので、とりあえず購入してきました。

作業台の大きさが決まり、足4本のうち右の2本が脚立の内側へ、左の2本が脚立の外側になるような位置を計算して型紙を作り、
確認します。そして材料を集めます。この台の骨格には「イレクター」というパイプを使います。専用工具でミリ単位での長さの
加工ができますので、創作に自由度があります。しかし材料の無駄を少なくするためには、資材の寸法を考慮した設計も必要です。

4本の足は市販の90cmを2本購入し、在庫の2本と合せて使用します。長方形の枠を3個造り一番上を天板に、他の2個を棚と
して適当な位置に留めます。その為のパイプを切り出します。長方形の枠の長い部分は脚立の足隔に合わせて75cm、これは市販
の150cmの物を半分に切ることで、余りが出ないようにしました。作業台の横幅は、木箱を置く棚の幅にも関係するので、実際
に75cmで大丈夫かというのを検証するためにも、現物の購入が必要でした。短い方は、余りのパイプから切り出しました。

4.木箱 5.切断 6.材料

パイプ系の作成が完了すると、それらを繋ぐジョイントを買い揃えなくてはいけません。出来上がりをイメージしながら、正確に
該当部品を過不足なく購入します。また棚板も2枚購入して、電気ノコで切って作成しました。この板は、木箱を置くだけで直接
力はかかりませんので、厚くなくても大丈夫なのですが、手前の位置に箱の面が揃うように、棚板上に仕切りを設置しました。

そして板もパイプもジョイントも、全部準備できたら組み立てをします。ひっくり返して長方形枠を3個重ね、それに足を通して
いきます。特に大きくずれたところもなくすんなり通って組むことができました。棚の位置は木箱の大きさと、出し入れを考えて
決めます。足のパイプに印をつけて、ねじ止めして固定しました。これは後日、高さを変更できるようにと考えた方法です。

棚板が固定されると、なんとか自立するので作業台っぽくなってきます。脚立の上に置くと、4本の足がそれぞれ脚立の内側と外
側にキチンと、干渉することなく立っています。この辺りは我ながら、うまくいったとほくそ笑みました。

7.ジョイント部品 8.棚板 9.組み立て

一応作業台としての格好はしているものの、まだ横の力に弱くフラフラします。通常イレクターはジョイント部に接着剤で固定す
るのですが、そうすると後で解体が出来なくて、微妙な改修ができなくなるので今回は接着剤ではなく、ねじ止めにしたのです。

まず足のガタ防止は、1本をねじ調整足にすることで対応しました。横の力に対する対策は、太めの番線とターンバックルで筋交
い張りを作りました。これは1ヶ所だけで十分効果がありました。そして前後の動きは、後ろの棚にベルクロで軽く縛り付け、こ
れでもうほとんど動きません。そして中段の棚には木箱が奇麗に並び、木片や工具も収まって、周囲の整理整頓が出来ました。

作業する天板の位置が90cm以上の高さなので、ちょっと高く感じますが、とりあえずはこれで使ってみます。そのうちどうし
ても「もう少し低いほうが・・・・」となったら、足を切り縮めて調整することも考えます。一応待ちに待った作業台が完成しました。
そして肝心の費用ですが、ニトリの木箱が意外と高くて7千円強、他パイプ、ジョイント、板等が在庫を使って1万3千円でした。

10.調整足 11.筋交い 12.完成

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