斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

和歌山高専訪問6

2011年09月10日 08時53分59秒 | 高専訪問記
学科回りをして面白かったもの。硬さ試験機にはいろいろな種類があるのですが、その多くが1箇所に集められていて、学生がそれぞれの特徴を勉強できるようになっていました。


保健室にあったインターフォン。緊急時に相談室や学生課とボタンひとつで通話ができるものです。緊急事態のときに人手が必要になります。すぐに呼ぶことができる点で、よく工夫されています。


実習工場に続く道です。東南アジアのリゾートホテルを散歩しているようでした。このまままっすぐいくと、プールがあって、その先はビーチです。高専の敷地が海まで続いています。この感じ、東南アジアで遊んでいる人?にはきっとつたわるでしょう。


実習工場でお宝物を発見しました。
1966年滝澤鉄工所製作の旋盤です。滝澤鉄工所なんて、そうとうのマニアでないと知らないでしょうね。岡山の会社です。高専では、こういう機械装置を大事に使っています。整備や掃除も高専生への教育の一環です。機械を大事に長く使うのは、技術者の心構えの第一歩です。長年使っている装置が何台あるかで、実習工場の職員の心意気が伝わってきます。


寮に続く道です。ほんとうにリゾートホテルに泊まっている気分です。


今回、堀江校長先生、徳永事務部長はじめ、たくさんの皆様にお世話になりました。4学科で教職員の人数がすくないところで、524人の寮生を24時間預かりながら学校運営するご苦労がよくわかりました。よい技術者教育のために、ご活躍ください。

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和歌山高専訪問5

2011年09月10日 08時43分16秒 | 高専訪問記
和歌山高専の自慢をひとつ、といったらロボット教育センターだと思います。

センター内のWARAIロボットを撮影してきました。
センターのページをご覧ください。
http://www.wakayama-nct.ac.jp/sisetsu/robot_center/robot_center.htm

センターのページの横に、きのくにロボットフェスティバルというスイッチがあります。このきのくにロボットフェスティバルは和歌山県や和歌山県教育委員会などといっしょに行っているイベントで動員数が桁外れに大きい催し物です。近隣の高専にも応援を得ています。和歌山高専は、お祭りなどの機会でいろいろな人を結びつけるのがたいへん上手だと思いました。要するにセンター機能を上手に使って人の輪を広げています。ここが自慢です。

和高専人材バンクという制度が地域共同テクノセンターにあります。卒業生や退職した教職員を人材バンクに登録していて、催し物や学生実験、卒研などのときに手伝いに来てもらう制度です。160名の登録があるそうです。これは上手だと思いました。

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