注射なしで粉末を吸入すればいいインスリンが登場し、欧米で認可されています。 アメリカ食品医薬品局(FDA)は30日までに、医薬品大手ファイザーの吸入式インスリン「エクズベラ」の販売を認可しました。
欧州委員会もこのほど認可を与えた。注射をせずに体内に入れられるインスリン製剤は世界初で、糖尿病患者の治療の選択肢を広げる手段となる。米国では今年半ばまでに販売が始まる見通しだ。
「エクスベラ」は遺伝子組み換え技術で製造されたヒトのインスリンの粉末。眼鏡ケース大の専用吸入器を使って口から吸い込む。効果が表れるのが早いため、即効型のインスリン注射の代わりになるが、作用が遅いタイプのインスリンも必要な患者は注射と併用になる。
ロイター通信によると、インスリン注射をしている患者は米国だけで500万人以上。糖尿病は人口の高齢化などのため急増中で、世界保健機関(WHO)は、2000年に約1億7000万人だった世界の患者数が30年には3億7000万人近くに倍増すると推定している。
欧州委員会もこのほど認可を与えた。注射をせずに体内に入れられるインスリン製剤は世界初で、糖尿病患者の治療の選択肢を広げる手段となる。米国では今年半ばまでに販売が始まる見通しだ。
「エクスベラ」は遺伝子組み換え技術で製造されたヒトのインスリンの粉末。眼鏡ケース大の専用吸入器を使って口から吸い込む。効果が表れるのが早いため、即効型のインスリン注射の代わりになるが、作用が遅いタイプのインスリンも必要な患者は注射と併用になる。
ロイター通信によると、インスリン注射をしている患者は米国だけで500万人以上。糖尿病は人口の高齢化などのため急増中で、世界保健機関(WHO)は、2000年に約1億7000万人だった世界の患者数が30年には3億7000万人近くに倍増すると推定している。