神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

散る桜・・・世の中に桜の花のなかりせば

2016年04月11日 13時37分09秒 | 短歌
皆様、落花さかんの季とあいなりました。

ときどきコメントくださる、やっほさんという方のブログの写真は詩情があって美しい。

最近も、満開の桜花も堪能させていただいたが、散る桜の哀れも見せていただいた。

ただ花の散るのを惜しむだけでなく、萌え出づる若葉に目を向けていらっしゃるのが、またいいと思った。

桜木は、そのはなびらを放出しながら、一方では、さみどりの葉を噴出している。

やっほさんのブログ記事の「散りゆく桜となごみを惜しんで」を見せていただいて、そのことを確認させていただいた。


  はなびらを枝より放す桜木はさみどり色の若葉噴き上ぐ  biko

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やっほさん、勝手にリンクさせていただきました。

ご都合が悪ければ取り下げますので、ご連絡ください。
  
  世の中にティシュ配りのあらざれば駅前の道のどけからまし

の歌は、おそれ多くも、在原業平の

  世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

から本歌取りさせてもらいました。

歌意は、

駅前にティシュを配る人たちがいると、ティッシュをいただきそこねないかと、ついそわそわしてしまう、ティッシュ配りさえなければ、もっとのんびり歩いていられるのになぁ、です。やっほさんの記事に反応して詠んだ狂歌のつもりです。(笑)