現在の私の一番の幸せは、子供達の夫婦仲のよいこと

私の子供達は、３人とも、よい伴侶を得て、夫婦仲がよい。

それが、私の、現在の一番の幸せの源になっている。

私自身の人生は、必ずしも幸せではなかった。

一番陰を落としたのは、やはり思春期に判明した聴覚障害だろう。

それ以前も多少悪かったかもしれないが、子供の頃は少々聞こえが悪くても、それほど困る場面はなかった。

が、中学時代以降は、授業で聞き取れない場面が多々出てきて、教育熱心だった母の期待に添えないことが苦しかった。

就職、結婚にも差し障りがあった。

運よく就職も結婚も人並みにできたが、人並みでないからだで、人並みのことをこなさなければならない苦労は筆舌に尽くしがたかった。

が、そんな私でも、育て上げた子供達が、みなよい子で、しかも、その連れ合い達が、またいい婿、嫁であることの幸いは、なにものにも換えがたい。

あと私に残されている仕事は、いかに今後も、子供達、孫達が、仲良く、幸せに人生を送れるかを見守ることだけである。

　　子供達夫婦なかよくゐてくれることに一番幸せ感ず　　biko

　　このためにわれの一生（ひとよ）はありしかとこのごろ思ふ花散り初めて　　biko