新宿武蔵野館にて。日曜の午後に行ったら立ち見だと言われ、しょうがなく火曜の初回に観た。
家を出て行った父親と、ゲイのための老人ホームで再会する娘・沙織。演ずる柴咲コウの“メイクダウン”が話題になっているけれど、化粧っ気の無さが、より彼女の反抗的で、どこか虚ろ気な目を強調している。
序盤、感情を煩わしいものとしているのか、オフにしていた沙織。対して、入居者は、陽気に暮らしているように見える。しかし、家族や過去の人生への後悔、忍び寄る老いや死の恐怖を各々抱えて生きている。人はどこまでも行っても孤独である、という共通の思いが沙織と入居者に芽生え、その上でお互いの寂しさを転化させようとする。そのことが、沙織がヒミコのことを受け入れようとしたのだろう(和解ではないけれど)。
突如として起こるファッションショーやダンスシーンは、一時でも分かり合えたような感覚をウソでもいいから得たい、という渇望からだろうか。沙織とゲイの春彦のベッドシーンもまた、分かり合えない二人の欲望がすれ違う。こんな切ないベッドシーンは初めて。哀しいけれど、その孤独を埋めようと必死にもがく姿が、どこか人間的で愛おしい。
好きなセリフがある。「ブスっとしたブスなんて、オカマのババアよりも嫌われるわよ!」。
いつも表情を持って生きていこうと思う。ピキピキピッキー!
家を出て行った父親と、ゲイのための老人ホームで再会する娘・沙織。演ずる柴咲コウの“メイクダウン”が話題になっているけれど、化粧っ気の無さが、より彼女の反抗的で、どこか虚ろ気な目を強調している。
序盤、感情を煩わしいものとしているのか、オフにしていた沙織。対して、入居者は、陽気に暮らしているように見える。しかし、家族や過去の人生への後悔、忍び寄る老いや死の恐怖を各々抱えて生きている。人はどこまでも行っても孤独である、という共通の思いが沙織と入居者に芽生え、その上でお互いの寂しさを転化させようとする。そのことが、沙織がヒミコのことを受け入れようとしたのだろう(和解ではないけれど)。
突如として起こるファッションショーやダンスシーンは、一時でも分かり合えたような感覚をウソでもいいから得たい、という渇望からだろうか。沙織とゲイの春彦のベッドシーンもまた、分かり合えない二人の欲望がすれ違う。こんな切ないベッドシーンは初めて。哀しいけれど、その孤独を埋めようと必死にもがく姿が、どこか人間的で愛おしい。
好きなセリフがある。「ブスっとしたブスなんて、オカマのババアよりも嫌われるわよ!」。
いつも表情を持って生きていこうと思う。ピキピキピッキー!
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