『アメリ』のジャンピエール・ジュネ監督とオドレイ・トトゥの組み合わせ。1920年代、第一次世界大戦の時代へと、舞台はがらりと変わった。でも、セピア調の画面に『アメリ』テイストは健在。
戦場の恐怖に耐えきれなくなったマネクは、婚約者のマチルドの元に戻りたい一心で、わざと手を負傷する。しかし、上官に見抜かれ軍法会議で死刑にされてしまった。その後、マチルドはマネクが死んだと伝えられても、信じようとはしなかった。
『アメリ』の時には、くるくると変わる表情が魅力的だったオドレイが、今作では、じっと耐えるような表情で話が進んでいく。しかし、時より見せる微笑みが、何とも言えない心の安らぎになった。偶然を奇跡につなげようとする意志の強さが伝わってくる。そして、脇役の叔父さん叔母さん、探偵のピエール(玉村豊男みたいなオッサン)、砂利を跳ねながら配達する郵便屋さん、暖かくマチルドを支える。登場人物が多いのと、慣れないフランスの名前に少し戸惑ったけど。
『アメリ』が、クレームブリュレなら、この『ロング・エンゲージメント』は、ビターチョコレート。苦みの中にある甘い愛。R-15ってちょっと苦みが強すぎたかな。
戦場の恐怖に耐えきれなくなったマネクは、婚約者のマチルドの元に戻りたい一心で、わざと手を負傷する。しかし、上官に見抜かれ軍法会議で死刑にされてしまった。その後、マチルドはマネクが死んだと伝えられても、信じようとはしなかった。
『アメリ』の時には、くるくると変わる表情が魅力的だったオドレイが、今作では、じっと耐えるような表情で話が進んでいく。しかし、時より見せる微笑みが、何とも言えない心の安らぎになった。偶然を奇跡につなげようとする意志の強さが伝わってくる。そして、脇役の叔父さん叔母さん、探偵のピエール(玉村豊男みたいなオッサン)、砂利を跳ねながら配達する郵便屋さん、暖かくマチルドを支える。登場人物が多いのと、慣れないフランスの名前に少し戸惑ったけど。
『アメリ』が、クレームブリュレなら、この『ロング・エンゲージメント』は、ビターチョコレート。苦みの中にある甘い愛。R-15ってちょっと苦みが強すぎたかな。
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