ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『アヒルと鴨のコインロッカー』

2007-07-08 23:50:52 | 映画
『グッバイ・レーニン』以来の恵比寿ガーデンシネマにて。

進学のために仙台に引っ越してきた椎名。金八先生に出てた子だな。隣人・河崎は妙なことを言い出す。同じアパートに住むブータン人に広辞苑を送るために、本屋を襲おうと。知らない町で妙なことに巻き込まれ、困惑しっぱなしの椎名の表情が笑える。だけど、登場人物たちの過去がなかなか見えてこず、次第にこちら側も混乱してくる。

なんだか七並べに似ている。誰も6のカードを出してくれないから、流れが滞る。ついに、ペットショップ店長の大塚寧々が、過去のいきさつの6のカードを出した途端に、堰を切ったように過去の物語が流れ出してくる。しかも、最初の雰囲気とはがらりと変わり、予想外の方向にいく。ええー、そんなん話しなのーって。

そうして、大きな勘違いに気付かされる。ああ、確かにそうは言ってなかったな、と。ついでに、無意識の思いこみの強さにもハッと気がつく。手法としてはちょっと強引だけど。

↓以下ネタバレっぽいの
古畑任三郎の松本幸四郎が犯人の回「すべては閣下の仕業」を思い出した。二度見なくちゃならないタイプの作品。この映画にサブタイトル付けるなら「瑛太から松田龍平をつくる方法」。

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