ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『崖の上のポニョ』舞台挨拶付き。

2008-07-25 23:47:01 | 映画
ハヤオ・ミヤザキの最新作の登場でございます。予告編でずーーっと、「♪ポーニョポーニョ…」と聞かされ続けてもう毒されてました。

見た感想は、ずばり、素晴らしい。いや、すんばらしい!まず、ポニョがかわいすぎる。絵で見るより動いてるのを見ると、一発でおうちにお持ち帰りたくなるよ、まじで。ポニョは三段階に変身するのだけど、サンリオのハンギョドン状態の時でさえ、愛らしい。声もいいしね。

ポニョが恋する宗佑は、天然記念物にしたいぐらいの純粋な昭和の子ども。「しめた!」なんてセリフ、お前はカツオかってツッコミたくもなります。対して母親のリサはとても現代的な女性なんだけど、寛容さを持った人。それにしても、宗佑以外の男どもは存在感が薄い。宗佑の父親も、ポニョの父親も、その他の町の男たちも。やはりハヤオの中には女性崇拝というか、女は強いって感覚があるんでしょう。

ストーリーはシンプルなもの。だけど、今回は今までのどのジブリ作品よりもアニメーションに、強弱とか緩急とかメリハリといった部分を前面に出してきた。見ていて素直に楽しい。次はどんな場面なんだろうって。中でも海の表現が圧巻。穏やかな優しい海と、嵐の中のうねりと。ああ、海は全体で生きているんだなと感じさせてくれる。

舞台挨拶で、ハヤオは、鉛筆で作った映画だと言っていた。ディズニーは手書きを捨て、日本の多くのプロダクションもCGで作成している。その中で、改めて手書きの暖かさ感じた。結局は作り手の表現力の賜物なんですね。また、ハヤオは、上映中に地震があったことに触れて、「ポニョがいる」なんて不謹慎発言してましたけど、ハヤオがそう言うんだからそうなんでしょう。いるんです。 それにしても、山口智子の足の細さには驚きました。早く、ドラマに戻ってらっしゃい。

「ポニョ、宗佑、好き」。こんなシンプルな言葉に泣きそうになるのは、あまりにも世の中が荒んでるせい?それとも俺の心が荒んでるから?

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2 コメント

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よかたね☆ (P-)
2008-07-30 09:12:23
「ポニョ、そうすけ、すき!」
その言葉だけで、ポニョの映画が走馬灯のようによみがえるょ。私も涙でそうになる。すっごくあったか~ぃ気持ちになれる。。
ほんまに、あんな心でずっといたぃものです。。
すばらしぃ映画ですね(^ー^o)
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Unknown (ピロシ)
2008-08-01 02:01:50
コメントありがとう。
面白かったねえ。
良い映画を作ったよ、宮崎駿は。
この気持ちはいつも持ってたいものです。
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