静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

今 朝 の 呟 き    <白内障手術から4年>    <バイデン大統領の軽口>

2023-09-11 08:43:25 | 文芸批評
 早いもので、両眼に白内障手術を受け、今日はマル4年にあたる。幸運にも現在は近視用メガネが不要のうえ、裸眼で日常生活に支障はゼロ。(老眼は変わらず)。
  聞けば、周囲の同輩あるいは先輩にも手術を受けた人は少なくない。単焦点で3段階ある焦点距離の選択から、私は中程度のレンズにした。
  術後も弱近視用眼鏡を必要とする人が多いと言うが、私は本当に幸運だった。
 
・ 術後、私が抱いたのは「この手術を水晶体との” レンズ交換 ”と考えるなら、何故、強度の近視や弱視に悩む若い人への救済措置として奨励しないのだろう?」との疑問。
   身体的生育が一定の段階に達した年齢以降の人なら老人と同様に効果は出せるのでは?  ここに素人の知らない医学的制約が潜んでいるなら、話は別だが・・・・
  加齢で進行する白内障の対策としてしか手術を認めない医療制度になっているとすれば、それは不合理である。眼鏡業界への配慮なのか? そんなバカな!


 Bloomberg によれば、アメリカのバイデン大統領がG20サミット後に訪れたベトナムで行った記者会見で、言わずとも良い言葉を吐いた。寧ろ、有害でさえあろう。
   これは、彼の早すぎたアフガン撤退宣言、そして、ウクライナ侵攻後のNATO非参戦発言にも等しい軽率無二な失言ではなかろうか?
 『中国は国際的な成長とその欠如、同国が実施してきた政策に関連したさまざまな理由で、現在厳しい経済問題を抱えている。これが中国を台湾侵攻に向かわせるとは
  思わない。実際には恐らくその逆で、中国に以前と同じ能力はないだろう』と付け加えた。

  なるほど、欧米に限らず各国の専門家が同じような見立てをしているし、大局的に中国の国力が低下局面に入り始めたのは否定できまい。だが、それと台湾進攻の
  情勢判断は単純な相関・因果関係にはない。複数の要因が同時進行する国際情勢下、こういう言葉を口にする功罪・得失をバイデン氏はどこまで慎重に吟味したのか?
  多くの場合、此の種の牽制発言は、思っていても公にしないことで情勢変化に備えるフリーハンドを保とうとするのが有能な政治指導者ではないのか?

  彼の態度は、アフガン以降ウクライナに至る米国内の厭戦気分に媚びを売るようにしか外からは映らない。それは強権的リーダーにすれば女々しい弱腰でしかない。
   そして、他国にどうみられるかよりも、アメリカ合衆国自身の進路にとっても軽率のそしりを免れないマイナスだと私は感じる。
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