11月14日(土) 神戸文化ホール大ホールで、神戸フィルハーモニック第71回定期演奏会
曲目は―
ベートーヴェン◆交響曲第4番
リムスキー=コルサコフ◆交響組曲「シェヘラザード」
アンコールで―
ボロディン◆オペラ「イーゴリ公」より《ダッタン人の踊り》
客演コンサートマスター:栄嶋道広さん
指揮:朝比奈千足さん
演奏前に朝比奈さんのレクチャーがありました。
ベートーヴェンの4番は3番「英雄」、5番「運命」という強烈な個性をもつ曲にはさまれて、演奏される機会が少ない曲であるということ。
でも、この4番も力のみなぎったころの作品なのです。
浅田次郎さんの小説に「シェヘラザード」という題名の本があって、弥勒丸という船の船長室でいつも「シェヘラザード」のレコードが流れていることが書かれている。
リムスキー=コルサコフも船に乗っていたことがある。
断片的なことしか聞き取れなかったのですが、あとでネットで確認したら、弥勒丸のモデルになった沈没した船のこと。
なぜ、ロシアの作曲家のレコードが船に積まれていたのかといった背景が分かってきました。
次に「シェヘラザード」を聴く機会があったら、少しイメージをふくらませられそうです。