元気で生き生きと暮らしているお婆ちゃんが大好きです。
とはいっても、こちらだってすでに充分婆。
人生の先輩の数が少なくなってきている分余計、その生き方に刺激されます。
お年寄りご本人が本を執筆したり、ブログを書籍化したりするすることが多い中、この本は話題を提供しているのは祖母松枝さん、文と写真は孫の篠原良一郎さんがフェイスブックに記録したものです。
篠原松枝さんは1923(大正12)年6月、広島生まれ。今年92歳になります。
90歳になった日の婆様の言葉はこうです。
「もう安心して、じだらくに暮らす( ・ω ・)
もう気張らない、緊張しない、文字にすると自堕落、ってあれだけど、
毎日気楽に生きていたいから、そうしていく。
90歳はじだらく宣言!
これ以上頑張ってどうするの( ・ω ・)? そう思うじゃろ?」
俳句をものする婆様の句は「六月や 自堕落宣言する 卆寿」
添えられた写真は掃出し窓のそばに置かれた籐椅子に背をもたせかけ、オットマンがわりの小テーブルに足を乗せ、限りなく寝そべってるに近い体勢。
婆様の決めポーズです。
でもこのテーブルでミシン仕事をするし、つくしのはかまをむしるし、時にはお茶もする。
実際は自堕落ではない毎日を過ごしていると思うけど、その自堕落ポーズに憧れる私です。