久し振りに映画の試写会に行ってきました。
「じんじん」は企画と主演が個性的で、演技の上手い俳優、大地康雄さん。
映画「恋するトマト」の上映会で訪れた北海道・剣淵町が、「絵本の里づくり」を掲げて、子どもたちの豊かな心を育んでいるのを知って、〈絵本の力〉と〈親子の絆〉を描いた映画づくりをしようと思い立ったのです。
剣淵町を訪れたのは2007年のこと、それが今年実を結びました。
大地さん扮する主人公銀三郎が住む宮城県・松島と剣淵町をはじめとした北海道の自然の美しさは、スクリーンを通してでさえも感動もの。安らぎます。
「じんじん」は数年かけて、ゆっくりと全国の映画館、ホールなど公共施設で地域上映会を行っていく“スローシネマ”という公開方式をとっています。
すでに公開されている地域も多いのですが、神戸では8月10日(土)から神戸元町映画館で公開されます。
この映画づくりにたずさわってきた方々の、多くの人たちに観てもらおうという心意気が伝わってくる映画でした。
(映画のスチル写真は映画.comから借用しました)