映画アーティストを観てきました。
今年、アカデミー賞作品賞をはじめ、主要な賞を5部門でとったにもかかわらず、上映期間が短かったので見逃していました。
で、いつものように、パルシネマです。
ねっ、今回も次回も豪華なラインナップでしょう。
アーティストはフランス映画です。
監督、主だったキャストはフランス人。
でも、作品の舞台はハリウッドです。
外国語映画賞じゃなかったのは、ポツポツとほんの少し出てくる字幕が英語だからなんですって。
しみじみ、幸せな気分にさせてくれる映画でした。
サイレント映画時代の大スター、ジョージの楽屋にしのび込んだ、まだ売り出し前の新人女優ペピーが吊るしてあるジョージの衣装に片手を通して1人2役ハグをするところ。
落ちぶれたジョージがショーウインドウに飾られたモーニングに重ねて、自分を映すところ。
いいシーンが、たくさんありました。
映画はハッピーエンドに終わるのですが、ジョージとペピーがサイレント映画のお定まりのようなタップダンスをひとしきり踊った後、カメラのほうに向かってきて、はぁはぁと息を吐くところから、トーキー映画にちょこっとだけなるのです。
心憎い演出ですね。
でもって、監督賞、主演男優賞、サイレント場面でず~っと流れている音楽で作曲賞、サイレントからトーキーに代わる時代の衣装デザイン賞。
お見事です。
助演動物賞があればあげたいほど、名演技のテリア犬のアギーはカンヌ国際映画祭でパルムドッグ^^賞受賞です。
(スチル写真はgoo映画から借用しました)