この1週間、何か物足りない夕方を過ごしたのは、ABC朝日放送の「ムーブ」が、3月6日の放送を最後に
終わってしまったから。
4年半、1051回、夕方としては少し硬い情報番組。
辛口のコメンテーターが得意の分野を専門的に、けれども分かりやすく解説していました。
新聞記事をネタに、当たり障りのないことをしゃべるのではなく、独自の取材、独自の視点からの意見を聞くことができました。
たとえば、この番組には始めから参加しているコラムニストの勝谷誠彦さんのニュース全般と関西のグルメ情報。
刑事かその筋の人にしか見えない須田慎一郎さんの須田金融道。
漫画家、やくみつるさんの大相撲や雑学関連情報。
大谷昭宏さんのジャーナリストの目で見た世相。
もと代議士で服役経験^^のある山本譲司さんの政界情報。
鳩山邦夫さんの秘書だった経験もある上杉隆さんの上杉政経塾。
他にも竹内薫さん、富坂聰さん、二木啓孝さん、若一光司さん、吉永みち子さん・・・、多くの方々がK点ギリギリまでしゃべってくれました。
芸能レポーター、とくに女性は頭のよさを感じさせる構成でコーナーをまとめてくれました。
いろいろ特ダネも生まれた番組だったのに、終わってしまったのは残念です。
不況の影響はもちろんTV局にも及んでいて、4月からはお金を余りかけない番組が増えそうです。
金はかけなくていいけど、正確で公正なニュース番組が残ってほしいよね。