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自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

井上道義さんのトークとアリス=紗良・オットさんのピアノ

2009-01-28 | コンサート・音楽・宝塚
1月21日(水) 兵庫県立芸術文化センターで、井上道義さん音楽を語る

西宮音楽協会設立20周年を記念して、アンサンブル金沢の音楽監督井上道義さんの「音楽を語る」会が開かれました。

聞き手は作家・音楽評論家の響 敏也さん、ピアノ演奏でアリス=紗良・オットさん。

マエストロの井上さんと紗良・オットさんはオーケストラ・アンサンブル金沢と全国ツアー中で、和歌山・御坊と広島の間、兵庫・西宮に途中下車^^といった感じです。

まず、舞台劇のようにトークがスタートしました。

バレエダンサーを目指していたのだけれど、バレエでは舞台に立つ期間が短いので、14歳で指揮者に方向転換した。
チェリビダッケに心酔して、彼のように偉そうに振る舞っていたら、楽団員に総スカンを食らった。
先ごろ訪問したベネズエラではアメリカの目の敵チャベス政権が、「銃の代わりに楽器を」、「ヘロインの代わりに音楽を」をうたっていて、ユースオーケストラの育成に力を注いでいる。

など、ヘ~っという話がたくさん聞けました。

合い間に紗良・オットさんのピアノです。
曲目は―
ベートーヴェン◆ピアノ・ソナタ第14番「月光」
リスト◆ラ・カンパネラ
ショパン◆ワルツ(遺作)

3歳でピアニストになりたいと思った紗良さんは今年21歳。
同じくピアニストである妹さんと日本人の母親、ドイツ人の父親とミュンヘン在住です。

今まで食べたもので忘れられない味は「京都で食べたボタン鍋」と「金沢で食べたまぐろのあぶり」(うわっ、私も味わってみたいよ)。

普段はドイツ語で考え、ドイツ語でしゃべっているとは思えないほど、日本語が達者です。
しかも、考えかたがしっかりしています。

県芸の小ホールは舞台の位置がすり鉢の底で、客席が取り巻いているのですが、骨格の太そうな身体と大きな手がよく見えました。ピアニストになるために生まれたような女性ですね。

言われてうれしい自分の性格は?の響さんの問いに、井上さんが紗良さんと同じだと言って答えたのは、
「変わってておもしろいネ」でした。

はいはい、それでは「変人^^マエストロ」の称号を。
でも、以前よりずっと「普通の人」と感じてしまった井上さんでした。




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