飼育箱で飼育しているギフチュウが1匹蛹化していました。少しびっくりしました。というのも、二日前から、ポットに幼虫がついて動いていなかったのですが、まだまだ小さかったので、3齢幼虫が4齢幼虫になるために、眠っているのだとばかり思っていたからです。飼育箱には、大きな5齢幼虫は、まだいなかったと認識していたのです。
蛹化するときは、色は、最初はこの色ですが、だんだんと黒くなっていくようです。
あと6匹、飼育箱に幼虫がいます。200匹近くは、すでに、3齢、4齢幼虫の時に、外のカンアオイに放してやっています。その周囲で蛹になることになると思います。しかし、どれだけが蛹になれているかは、まったく不明です。半分はいないでしょう。
さて、この蛹ですが、明日は、移動してやらないといけないでしょう。実家の庭の湿った日陰に置いておく予定です。このままでは、雨にあたるので、サナギがついたポットに植木鉢をかぶせておこうかと思っています。
残った6匹もここで、蛹になってもらいましょう。一番いいと私が思うのは、16穴プラグを4分の1に切って使うことです。16穴プラグは、カンアオイの種まきに使ったものです。このプラグの裏には、上下左右の深い溝があります。その溝の中で蛹になるのです。お腹を上にむけた形になります。ギフチョウにとって、雨はあたらず、直射日光もあたらず、捕食者にもみつかりにくい利点があるようです。しかし、成功率を確認したわけではないので、実際安全なのかはわかりません。
野外に置くのですが、心配なのは、イノシシがひっくりかえさないかですね。イノシシなどは、人間の匂いに敏感で、なにかいいものではないかと、ほじくり返すのです。
今年の飼育の結果がわかるのは、また来年4月。1日に数か所で10羽ギフチョウをみることができれば、今年の飼育は成功したと思います。今年は8羽でした。
これからは、またカンアオイの栽培に専念します。
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