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アサギマダラの迷足譜

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ネジバナ

2022年07月06日 | 園芸

実家の庭の隅の方で、ネジバナが咲いています。穂が3つあります。

ネジバナと題をして、カテゴリーを三次北部の自然とするか園芸でするか悩んで園芸にしました。

庭のネジバナは、自分で植えたものではありません。昔から、実家の庭のどこかにあったものが、種から世代交代してあるものです。それじゃ、昔のネジバナはどこへ消えたかというと、草取りで気が付かずに掘られたもの、乾燥に負けたもの、除草剤のかかったものと不幸な結果をたどりました。もう一つ、周囲の草花が背が高くなると負けます。

ネジバナは、かわいいし、邪魔にならないので、庭に植えてやろうと、増やす計画を30年前にしたことがあります。一つは、自生しているネジバナを掘ってポットに植えたり、庭に植えたりすること。当時、ネジバナは、荒地にいくらでもありました。造成したばかりでしばらくほっておかれたところには、何百とネジバナがはえていたところもありました。そういうところから、掘ってもってくるのですが、惨敗でした。しばらくは、活着しているようなのですが、1年たつと、ほぼなくなってくるのです。

当時、荒地にあるネジバナを丁寧にほってきて、ごぼう根でもないし、大株でもないのになぜつかないかわかりませんでした。しかし、キンランなども移植したら長くもたないと教えてもらったり、コケイランやクモキリソウを工事現場からほってきて、山に植えてもつきませんでした。ランの仲間は、移植は無理なんだとわかったものです。ランでは、かろうじて、エビネ類とサイハイランなら、移植後長くその場で生きていることはあります。

それなら、種で増やしてやろうと、当時はやっていた?ダンボール栽培をしてみましたが、それも、不発に終わりました。

そういうわけで、私の園芸歴の中の黒歴史に名を連ねている花なのです。

15年前、ネジバナを探しに行ったところがあります。それは、地元の中学校のグラウンドのほとりのほう、背の低い草が生えているあたりです。私がその中学のころは、四葉のクローバーを探していたあたりでしょうか。そこで、ネジバナをみつけました。

15年前と書いたのは、最近ではまったく確認していませんが、15年で大きく変わったことがありそうです。それは、除草剤の普及です。私が、除草剤を使い始めたのは、10年前くらいのことでしょうか。それまでは、人力でカマなどを使って草刈をしていました。学校のグラウンドなどの除草は、夏休みにPTA活動の一環として行われていた記憶があります。運動会に備えての意味もあります。

今は、どうでしょうか。荒地や空き地や、グラウンドなど、除草剤散布のほうが、効率よく除草できるでしょう。高い草は、草刈り機で刈り取られますが、それもきりがありません。除草剤の方が、手っ取り早いのです。

そういうわけで、ネジバナも絶滅するとは思えませんが、数は少なくなってきていると思います。この時期、どこかで、ネジバナを見れば、応援したくなります。


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