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★食事摂取基準

2005年10月25日 | 健康情報
食事摂取基準は、生活習慣病、栄養不足や過剰摂取による病気予防のため、エネルギー(カロリー)やさまざまな栄養素を取る大まかな目安を示したものだ。5年ごとに改訂されている。

必要な栄養の量は年齢、身体活動度などで異なる。表では、30~49歳男性で、座って行う仕事が中心だが、移動などで体を動かす中等度の活動度を基準としている。体が大きいほど必要量は多くなり、女性より男性、高齢より青年期のほうが数値は大きい。

一方で最近急増しているサプリメント(栄養補助食品)による特定栄養素の取り過ぎによる健康被害を防ぐため、これ以上は取るべきでないとする「上限量」も、ビタミン、ミネラルの一部に設定された。

性別、年齢ごとの詳しい基準は、厚生労働省のホームページ内(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2.html)から閲覧できる。

◆積極的に摂取すべき栄養素
 栄養素 目安となる量(1日当たり)
 主な食品の含有量(特記がなければ100g中)
・食物繊維 26g
 生ゴボウ=5.7g、ゆでそば1玉(200g)=4g、生シイタケ=3.5g
・n-3系脂肪酸 2600mg以上
 (EPA含有量)生マイワシ=1380mg、ウナギかば焼き=860mg
・カルシウム 650mg
 干しエビ10g=710mg、焼きめざし=320mg、牛乳=110mg
・カリウム 2000mg
 バナナ=360mg、ジャガイモ=410mg、ゆで枝豆=490mg

◆減らすべき栄養素
・食塩 10g未満
 カップめん=6.9g、梅干し1個=2g、フランスパン=1.6g

◆上限量が定められた主な栄養素
 栄養素 目安となる量(1日当たり)
 主な食品の含有量(100g中) 上限量 過剰摂取で起きやすい問題
・葉酸 240μg
 生ホウレンソウ=210 1000(注) 神経障害、発熱、皮膚の発疹(ほっしん)
・ビタミンA 750μgRE
 豚レバー=13000 3000 頭痛、肝障害、胎児奇形(妊娠中)
・ビタミンE 8mgα-TE
アーモンド=31.2 800 出血しやすくなる
・ビタミンD 5μg
 マイワシ丸干し=50 50 高カルシウム血症、腎障害
・マグネシウム 370mg
  乾燥ワカメ素干し=1100 350(注) 下痢
・鉄 7.5mg
 アサリ水煮缶詰=37.8 55 鉄沈着症(肝臓障害など)
・亜鉛 9mg
 生カキ=13.2 30 貧血、善玉コレステロールの低下

※目安となる量は、いずれも30歳~49歳男性の場合。g=グラム、mg=ミリ・グラム、μg=マイクロ・グラム。RE、α-TEは、ビタミンA、Eの計量単位。(注)葉酸とマグネシウムの上限はサプリメントなど食事以外から摂取した場合。食事からは上限なし

2005年10月17日 読売新聞より

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