落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

灼熱学級

2008年07月04日 | diary
猛暑限界 プレハブ学習/沖縄工業校舎改築

ぐりはもともと暑いのがものすごく苦手で、中高生のころは夏場の全校集会や運動会の練習ではしょっちゅうブッ倒れて保健室のお世話になっていたクチである。外で運動していて気分が悪くなってリバースしちゃったなんて恥ずかしい経験も何度もある。
それが今のように大概の暑さはなんともなくなったのは、大学時代、倉庫を改造した工房で夏中大汗かきながら作業したことで鍛えられたからだ。室温が40℃以上になる現像工房では、ひとり用のスペースだったのをいいことに服を脱いで下着姿で作業したり。だって着てても汗でびちょびちょになるから。トイレに行くときはもちろん着て出るけど。暑くてボーッとして来たら、水道の水をアタマからかぶって我慢した。到底年ごろのムスメがやることではないが、背に腹は代えられない。
お陰で40℃程度の暑さは大体平気になったけど、それでも多湿から来る不快感はどうしようもない。気温が高いのは我慢できても、湿気だけはムリです。

ちょうど先週、仕事場の同僚が出張で沖縄に行ったんだけど、もうとにかく湿気が凄まじくてしんどいという話を聞いたばかり。他のクルーも全員暑さと湿気にとことん参っていたという。
屋外で働いてる大人でも疲労困憊する暑さだというのに、この高校生たちはプレハブ小屋で授業を受けている。しかも窪地。弁当まで腐る暑さってどんなんだ。想像したくもない。
県は想定外だったとかいってるけど、そんなワケないでしょ。ホントだとしたらちょっとそれおかしいよ。沖縄の夏の暑さと湿気がどれほど暴力的なもので、プレハブなんて建物がどれだけ暑くなるものか(冬は逆にメチャクチャ寒い)、まともな想像力のある人間なら誰でもわかりそうなものだ。
もうすぐ夏休みだけどこうなったら休みを繰り上げるなり、スコールの後の夜間授業に変えるなりして、どうにか対策をたててあげてほしい。可哀想すぎるし、そんな環境で授業したって能率があがるわけもない。学校の意味ないでしょう。

地球温暖化の影響か、夏の暑さがどんどん厳しくなる日本。
ぐりはすべての学校にエアコンを導入せよとかそういう意見には疑問は感じるし、暑くて勉強できないくらいならその時期は休みにしちゃって、そのぶん寒い時期の休みを削ればいいと思う。暑いときにムリして学校やんなきゃいけないなんてことはないでしょ。勉強したい子は予備校なり図書館なり、別の環境で勉強すればいい。
夏が暑いのは当り前だけど、具合が悪くなるほど暑い環境を子どもに無責任に押しつけるのも、なんか違うと思うんだよね。


名古屋城天守閣売店にて。キンキラキン。