落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

ティーチインまつり

2005年10月27日 | movie
『浮気雲』
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AV2連チャン(爆)。
これは香港で観たので内容の感想はこちらで。
上映が始まってすぐ前の方の席で喧嘩が始まる。昨今の日本の映画館、しかも映画祭での上映じゃ珍しいことだと思うんだけど、この上映では場内に係員がいなくてしばらく止める人間がいなかった。10分くらい騒ぎが続いてから、ぐりの近くの席(かなり後方)の男性が人を呼びに行って収まったけど、もうああいうのホント勘弁してほしいですね。監督もキャストも同席してるのに、恥ずかしいったらありゃせんです。
今日観た3本とも上映後にティーチインがあったんだけど、この時は中華系のマスコミが多く入っていて、監督が彼らのために英中通訳に「マイクで中訳を喋ってくれ」と頼んだために(つまり同時通訳ができない)時間食う食う。ぐりは香港以来監督にいっぱい訊きたいことがあったのだが、知りあいの某日本人監督が偶然同席していたので恥ずかしくて思わずひよってしまった(汗)。小心者ですいません。
でも訊きたかったことのいくつかは他の質問者が訊いてくれました。今回監督名に主演の李康生(リー・カンション)が連名でクレジットされているが、これは台湾政府の支援を受けて制作されたため台湾国籍の監督がクレジットされている必要があった(蔡明亮ツァイ・ミンリャンはマレーシア国籍)からで、実質的には共同演出ではなかったらしいです。蔡明亮は「連名でクレジットされたのはすごく嬉しい」といってました。愛なのね・・・。

ティーチインまつり

2005年10月27日 | movie
『AV』

いや〜〜〜〜〜〜おもしろかった!期待通りだね。うん。
彭浩翔(パン・ホーチョン)監督は去年『ビヨンド・アワ・ケン』のティー?`インで「脚本家と10ヶ月間ホテルにカンヅメになって、書いたシーンをふたりで実際に演じてみては直す、という作業をした」といってた?ッど(ホントかなぁ?)、これもかなり脚本がよく出来ている。物語がまったくブレることなくトントンほいほいと観客を連れていってしまう?Aというところがまさに彭浩翔節。
『ビヨンド〜』もそうだったけど、この話も「ある目的のために頑張る人の滑稽さ」を題材にしている。目的が「AV嬢と寝たい」とゆー、ごくバカバカしいものなので『ビヨンド〜』よりもさらに笑える。ただ群像劇でもあるので、オチの強烈さは『ビヨンド〜』ほどではないです。つうかむしろオチに全然意外性がなくてビックリしたよ。「それだけ?マジ?」みたいな。
監督は「(映画の成功に重要なのは)スタッフの力と脚本であって、キャスティングはその次」といっていたけど、今回ちょっとキャスティングは地味・・・とゆーかメインは全員ぐり知らんヒト。みたことはあるような気がするけど・・・監督が台本に自信があるからこのキャストでもいいのかもしれないけど、こういう軽い内容だからこそもっと華やかなキャストもいてほしい気もしました(一瞬しかでてこないカメオとかじゃなくて)。正直地味過ぎて途中微妙に飽きました(爆)。

ティーチインまつり

2005年10月27日 | movie
『私たち』

某アジア映画をぶっちしてちょうどその時間から上映開始だった。最初からコレ観りゃよかったよ〜。おもしろかった。
ティーチインで馬儷文(マー・リーウェン)監督が「98%が私が実際に経験したお話で、後から創作した要素はないに等しい」といっていたけど、まさにもうリアルのひとこと。そしてまったくムダがない。登場人物も少ないしロケ場所はほとんどボロボロの四合院の中だけ、台詞も最少限しかない。それなのにストーリー展開がとてもリズミカルでエモーショナルで、どこといって概念的なところ、装飾的なところがまるでない。非常にストイックなつくりの映画でした。ぐりはコレかなり好きですね。いい映画だと思う。
ぐりがとくにお気に入りだったのはヒロイン小馬(宮哲コン・チェ)が住む四合院のお向かいのおばあさん。小馬の大家のおばあさんといいコンビで、ふたりの会話が漫才のボケとツッコミみたいでおかしい。あとこのヒトのファッションがスゴイの(笑)。ヘビメタっぽいパンクなプリントの長袖Tシャツとか、ピンクの水玉のショートパンツとか。しかも美脚(爆)。
ただこの上映のとき、すぐ後ろに中国系の中年女性がいて連れとしょっちゅう大きな声でぶつぶつ喋ってて閉口しました。何度か目で注意したのにまるで通じず。なのにティーチインは聞かずに退場。上映中そんなに喋ることあんなら直接監督にいやいいのに(怒)。