落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

張藝謀まつり

2004年12月09日 | movie
『キープ・クール』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0000AE0D7&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

登場人物がマシンガンのように喋りまくる都会派ブラックコメディーと云うとクエンティン・タランティーノを連想しますが、まさに中華版タランティーノ映画。
しかし主人公歳食い過ぎ。姜文(チアン・ウェン)の芝居は良いんだけど、このキャラクターならもっと若い方がイメージにあっている筈。撮影当時34歳とは思えない貫禄・・・どー見ても立派なおっさんですよ(汗)。ヒロインは凄いナイスバディなのに肌が荒れまくってて興ざめ。しょぼーん。あ、あと検閲の関係でバイオレンスシーンも控えめです。それは良いんだけど。
カメラが人物に寄り過ぎ、かつ揺れ過ぎで途中で酔って来る。ヒロインの吹き出物と化粧の厚さが気になってしょうがないじゃないですか。
監督自身や葛優(グー・ヨウ)がチョイ役で出ててなんとなく儲けた気分はしたし、結構面白かったけどね・・・。
にしてもこの作品も邦題がなぁ。原題は『有話好好説』で日本語に訳すと「話せば分かる」、慣用句ですな。英語では「Keep cool」で間違ってはないけど、カタカナにしちゃうと全く別のイメージに変わってしまう。ポスターもナニゲにオシャレ風ですし。
おっさんばっか出て来る(そして音楽は伝統音楽)コメディなんですけどぉ・・・。

張藝謀まつり

2004年12月09日 | movie
『HERO 英雄』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0006OFLMW&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

面白いじゃん。少なくとも『LOVERS』よりは面白かったです。
劇場公開時はワダエミ氏のファッションショーがアクション映画になったかのよーなプロモーションに思いっきりひいてしまって観れなかったんだけど、TSUTAYAの半額レンタルで観るぶんには全然気楽に観れました。
ストーリーも思ったよりストレートでシンプル。緩急の効いたアクションシーンやスペクタクルシーンの構成が非常に練れていて、観客のことをよく考えてつくられた映画だなと思ったです。
映像美は確かに大画面でこそ楽しめる華麗さだけど、かと云って映画館で正規の入場料を払うにしては内容は薄い。帯に短し襷に長し、ってやつです。
撮影がクリストファー・ドイルらしいけど全く“ドイル”っぽさは感じなかったです。良い意味でナチュラルなカメラワークとも云えるかもしれない。
梁朝偉(トニー・レオン)のキャスティングはなるほど納得、アクションもスタントなしだが意外にサマになってました。
秦の皇帝役の陳道明(チェン・ダオミン)がかっこよかった。