いつも本宮から新宮に向かう国道の対岸、「川の古道」の記録も残る熊野川の、さらにそれに沿う熊野古道を南下。こんな細い道にも刻み込まれた多くの歴史があった事を知る。
熊野川
川が東に蛇行するその分岐点で現れた「飛雪の滝」
そしてそこに虹が架かる。
いつも本宮から新宮に向かう国道の対岸、「川の古道」の記録も残る熊野川の、さらにそれに沿う熊野古道を南下。こんな細い道にも刻み込まれた多くの歴史があった事を知る。
熊野川
川が東に蛇行するその分岐点で現れた「飛雪の滝」
そしてそこに虹が架かる。
不思議な事は今回も。
昨日ゆっくりお話の出来なかった小栗屋の御主人が朝食の時にお話を聞かせに来てくれる。安井さんは「小栗判官物語」の研究家として全国的にも有名な方で、「小栗サミット」の中心人物でもある。
一遍さんが衆生を救う悲願を立て経文を爪書したと言われている湯の峰の小栗屋のすぐ下にある「磨崖名号碑」
一遍上人の事はそんなに詳しくないと仰りながらもいくつかのヒントを戴く。どうも一遍と「小栗判官物語」は深い関係があり、上人の志を受け継いだ時宗の僧たちが熊野を広める為に話歩いたと言う。幻の「念仏踊り」が安井氏のお力で何年か前に大斎原で実現した話やその他にも色々興味深いお話を聞かせて頂く。
本宮大社の先代の宮司が建てられた大斎原の上人の石碑
話は滝に。
新宮との間にある「鼻白の滝」に是非と言う事で、尾鷲に向かう途中に寄り道する事に。湯の峰を後にして熊野川沿いに南下する。
なかなか滝を探し当てる事が出来ずに、結局迷い込んだ山奥に現れたのが、
これがなんと「一遍上人名号石」
一遍上人の真筆とされ100日の行の満願に熊野権現が現れた喜びを、行書体の「南無阿弥陀仏」の六字名号で表したと言われている。
でも何故・ここに?たぶんこのルートを通り新宮・那智にお礼参りしに行ったのでしょうね。
隣には、楽しいお顔の「桜地蔵」様。
一遍上人にピントを合わせた今回の旅。
鼻白の滝には辿り着けずも、すいすいと車が引き寄せられて偶然遭遇させられるこの出会い。
たぶん・これが今回一番の・・。
献上!
涙が込み上げて来ました。
再びこの場所に導いて戴いた事に感謝。
魂の記憶
癒し音楽 【02MA RECORDS】 YASUNOBU MATSUO