ふろむ播州山麓

旧住居の京都山麓から、新居の播州山麓に、ブログ名を変更しました。タイトルだけはたびたび変化しています……

温暖化? 寒冷化?

2008-09-20 | Weblog
 地球は温暖化しつつある、とは現代の常識でしょう。しかし、寒冷化に向かうかもしれないという記事を前回、紹介しました。

 ネットサーフィンをやってみました。本に頼らず、インターネットの中だけを泳ぎました。キーワードは「温暖化 寒冷化」、これだけです。グーグルで探すと、読みきれないほどの記載が出てきました。
 いまの学生がレポートを書くのに、本に頼らずインターネットの記述ばかりをつなぎ合わせ、似たような文を作る学生が多いと聞きます。しかし彼らがズルをしているとはいいがたい。わたしも本から結構引用したものです。ただどの本を参考にするか、みなさまざまでしたから、学生がそっくりなレポートを提出することは、あまりなかったように思います。レベルはさて置いて…。

 ところで「温暖化?寒冷化?」の記載を読んでみて、結論は「わからない…」ということ。地球はどっちを向いているのか、さっぱり分からなくなってしまいました。
 確かにこの40年近く、地表温度は急上昇していることは間違いありません。しかしそれが、権威あるIPCCの主張する「CO2の増加がいちばんの原因」と決め付けることができるかどうか、疑問に思えてきました。二酸化炭素が原因の温暖化は、まだ科学的に証明されていないといいます。

 この数日、台風13号の影響で雲の多い日が続きました。湿度こそ高いのですが、気温はだいぶ低下しました。雲の増減が温暖化に関係するという説があります。
 太陽の活動が低下すると、宇宙を飛来している微粒子の宇宙線が数多く地球に突入する。それら粒子は大気圏で核となって、周りの水蒸気がくっつき水滴になり雲をつくる。太陽活動が低下し、降り注ぐ宇宙線が多いほど雲は増える。
 
 前の氷河期は1万年ほど前に終わりましたが、過去2万年間の気温グラフが興味深い。この間でもっと気温の高かったのは7000年ほど前。いまよりも暑かったのです。その後、暖期と寒期を繰り返していますが、気温はその間、低下傾向にあります。

 寒冷化説には、ほかにもいろいろあるようです。しかし素人が説明するには、無理がありますので止めておきます。ただいちばん思ったのが、地球寒冷化を唱える学者が冷遇され、研究費の確保にも難儀しておられること。また温暖化を主張する主流グループから無視されています。
 相反する見解ですが、真実を究明するために、異論であろうとも相手を認めることこそ大切なことではないでしょうか。

 京都国際会館で、地球温室効果ガス削減の取り決めを決定したのが「京都議定書」です。1997年12月のことでした。この地球温暖化防止会議COP3の議決を、当時は快挙だと多くの市民国民、そして世界中のひとたちが拍手を送ったと思います。
 しかし温暖化・寒冷化のことは、まだ決定的な結論が出ていない面があると、いくらか留保する柔軟さも必要かもしれませんね。
<2008年9月20日>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする