映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

2009年01月02日 | 映画(は行)
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 [DVD]

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

30を過ぎたって、巨大なお尻だって、大丈夫

                 * * * * * * * *

さて、前作でハッピーエンドとなったブリジットとマークでしたが、
これはその続きのストーリー。
えてして、その先は見ないほうが良いというのが多いですね。
絶頂で終わればその先は下り坂しかない・・・。
しかしですよ、恋愛のパターンでは確かにもう一山あるのでした。
愛を確認し、付き合い始めることと、もう一つの最大の山、「結婚」が・・・。
ラブラブの二人だったのですが、マークは弁護士という職業柄、まじめ。
付き合う人たちも知的でお堅い。
そんな中で、全く庶民的で平たく言えば下品ともいえるブリジットが浮いてしまう。
おまけに、マークのアシスタント女性が美人でスタイルも良く、妙に親しげ。
生真面目なマークは、なかなか情熱的な愛の言葉など口に出さないし・・・。
次第に愛されている自信がなくなるブリジット。
そこへまたあのいい加減男、ダニエルが出てくるんですね。
果たして、この誘惑に勝てるのか?

今回は、ブリジットがスカイダイビングをしたり、スキーに行ったり、
果てはタイまで行って事件に巻き込まれ・・・、
ちょっと、サービス満点すぎですね。
ここまでくると現実感が薄れて、単にファンタジーの域になってくる。
面白くはありましたが・・・。
等身大のさえない女の子が恋を手に入れるところが要点のストーリーだったわけですから、ちょっと弱い。
ただ、2作目ということで、前作と同じくマークとダニエルの決闘シーンが見ものです。
こういう繰り返しを使うところは、なかなかにくい。
そして、日ごろお堅いマークの秘めた情熱を見せるところでもあるので、
これはいいですね。
結局、予想通りの結末となるのですが、いいんじゃないでしょうか。
沈黙は金。
調子のいい言葉より、秘めた愛情。
思いやりの心。
そして行動力。
・・・ということでした。

ワーキングタイトルの映画でいつも思うのですが、
登場人物の友人関係がとてもいいんですよ。
時々集まってはわいわい言って食事をし、
恋の悩みや仕事の悩みも打ち明け、
時には茶化したり、忠告したり。
困った時には親身に助けてくれて・・・。
こんな気のおけない友人たちがいたら、
恋人なんかいなくても、ちっとも孤独ではないと思うのですが。
だからブリジットは1人のままでも
絶対、孤独死して、犬に食べられ、一ヵ月後に発見されたりしないと、私は思うなあ・・・。

2004/アメリカ/108分
監督:ビーバン・キドロン
出演:レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジム・ブロードベント



最新の画像もっと見る

コメントを投稿