映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

美女と野獣

2015年05月06日 | 映画(は行)
心優しく、強く、くじけないベル



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物語を産んだ本家フランスによる実写化作品。
そう言えば私、劇団四季のミュージカルもディスニーのアニメも見ていないので、
比較できないのが残念ですけれど・・・。



バラを盗んだ父の罪を背負い、野獣の城に閉じ込められた娘・ベル。
城の主である野獣は毎夜ディナーを共にすること以外は
何も彼女に強要せず、自由にさせます。
そして少しずつ、この城での過去の出来事や
野獣の犯した罪が明かされていきます。
次第に野獣に親しみを覚えていくベル。
ある日、一日だけ家へ帰ることを条件に、ダンスを踊る二人・・・。


ファンタジーなので、こんなものでしょう。
名優ヴァンサン・カッセルとレア・セドゥーのコスプレが見られるのが儲けものという感じです。
心優しく、そして強くくじけない女性ベル。
これは好き!
でも、ベルが野獣を愛するようになる経緯を
もう少し細かくエピソードを重ねて納得させて欲しかったとは思います。

「美女と野獣」
2014年/フランス・ドイツ/113分
監督:クリストフ・ガンズ
出演:ヴァンサン・カッセル、レア・セドゥー、アンドレ・テュソリエ、イボンヌ・カッターフェルト

満足度★★★☆☆