映画セミナーの交流会

2005年12月23日 | 健康・病気
交流会は、代々木駅の居酒屋だった。
地下鉄大江戸線で代々木に向かうとき、私は暗かった。
私のような映画業界に関係ない者が行っても、
話す相手もなく1人ぽつんと飲んでいるのではないか。
やっぱりよそうかな。
でも、もう参加費3000円は払ってしまった。
そのお金が惜しい、やっぱり行くだけ行くか。
そんなことをうだうだ思い悩んでいた。

交流会の場所に行くと、すでに席は埋まっていた。
空いている席に坐った。
まわりでは猛烈に語り合っていた。
だいたい若い年齢の人が多かった。
私が一番年上のようだ。よけい萎縮する。

隣に坐った人が名刺をくれた。
本を書いたり、大学で教えていたりしている人で
映画とはまったく関係ない、という。
「すいません。私は名刺がありません」
といって名前を名乗った。
「福祉施設で働いている者で私も映画とは関係ありません」
と自己紹介をして、しばらくその人と話していた。

そのうちまわりの何人かが名刺をくれた。
みんな映画業界関係者だった。
そのたびに私は、
「すいません。私は名刺がありません」といい続けた。
みじめだった。卑屈になんかなる必要はないのだが…。

しかし、酒が入ると私は元気が出る。
私にとって酒は、ポパイのほうれん草のようなものだ。
そういう人たちと映画業界のこと、アニメの現場のこと、
シナリオのことなど語り合った。
へたすると、私が多く喋っていたりする。恥知らずが…。

何人か、女性がいた。みんな可愛い女の子だった。
当然、私には縁がない。
ソリテアをやっていた女の子は何人もの男を相手にして、
笑顔を振りまいていた。

11時過ぎお開きになって解散した。
私は1人、電車に乗り高田馬場で乗り換えて、所沢まで帰った。
私が若かったら、映画業界で働きたかった。
気がつくのが遅いんだな。
コメント
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