川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

なぜこのタイミングで「動物園にできること」(第3版)の電子書籍化なのか。とりあえずはKindleから。

2017-03-27 21:24:56 | 日記

「動物園にできること」(第3版)をKindle書籍として出版しました。

この後、紙の本としてもオンデマンド出版できるように準備中です。そちらはBCCKSというサービスで提供予定。かなりのクオリティのものになりそうですよ。

さて、この本の電子書籍化は、かなり長いこと懸案でした。
1999年に単行本、2006年に文庫版が出て、しばらくは流通していたものの、この数年は中古でしか手に入らなくなっていました。「ほしいけど、ない」という声を聞きつつ、「中古で1円で売ってるよ(送料別)」と切ないインストラクションをしておりました。

ところが、最近、中古価格か高騰しはじめて、とうとう4万5000円とか馬鹿げた値段がつくようになり、これは「切ない」ではすまない事態になってしまったのです。

 

〈↑ ふざけた値段〉

そこで、なんとか電子書籍化、できれば、オンデマンドの紙書籍にしたいと考えたのが2週間前。たまたま連載が終わったり、脱稿したり、脱稿したり、手詰まりになったり、流れたりして、仕事の切れ間で、まとまった時間が取れそうなこともあって、3月中にやってしまおうと決意しました。

そこで使うことにしたのが、PTA本でお世話になったことがあるBCCKSというサービス。
実はPTA本の時には、「PTA問題仲間」というべき「とまて」さんが編集してくださったんですが、それを今回自分でやりました。

たぶん、とまてさんがPTA本を編集してくれた時よりも、格段に便利になっていて、古い原稿を引っ張りだしてきて、少しだけタグを打てば、すぐに体裁を整えてくれました。それに2017年時点での注釈を付け加えたかったので、それもやって、と。このあたりの作業については、またなんらかの形でリポートします。たぶん、すごく敷居が下がってます。簡単です。

(BCCKSは、電子書籍を作り、同時にオンデマンドで紙の本も作ることができるプラットフォームで、今回は、そこで電子書籍を作らせてもらいつつ、BCCKSでは公開せずにキンドルで公開し、紙本はBCCKSで出すというトリッキーなやりかただというのを一応注記しておきます)

〈BCCKSの編集画面〉

で、表紙とか、体裁を整えるは、やはりデザインセンスを問われるので、一度、自分でやってみたけれど、諦めました(笑)。ここは、知り合いのつてをたどり、関心をもってくださる方に有償、しかし、リーズナブルに表紙を作っていただきました。超感謝です。

参考までに、自分でやった表紙をごらんください。

かなり辛気臭いですけど、それもまあ、過程としてお楽しみいただければ、と。

〈自分でやるとこんなもんです(笑)〉

というのが、本書の「第3版」に至る、一番簡単な説明です。
それ以外にも、ひとつだけ言及しおくと、かつて「動物園をできること」を読んで、動物園や関連する仕事についたりしたと語ってくれる、ぼくにとっての「キセキの世代」の存在も大きいです。

実は1年くらい前から、メルマガ「川端裕人の秘密基地からハッシン!」の中で、「動物園にできること・再読企画」をやっています。キセキの世代の何人かが「やりたい」と声をかけてくれて実現しまた。たらたらと読み、ああだこうだと議論し、今、やっと半分に到達したくらいです。これはこれで、今後も続き、これも終わったら電子書籍化するかもしれません。

それはそれとして、この「再読会」のために、ぼくは重い腰を上げて、原稿を整え始めたんですよね。
本を出す時って、著者の元でテキストデータができて、それを編集者との間で何度かやとりとして、最終的には紙に印刷したもの(ゲラ)に赤字を入れて、それを印刷会社で修正したものを印刷に回します。この時の最終データは印刷所に残り、著者の手元のデータは、それよりも何段階か古いものです。

だから、手元の原稿から電子書籍をつくるには、一度、じっくり読んで、おやっと思ったら、書籍と照合したり、あるいは、自分が今の時点で納得できるような記述として、新バーションを作るみたいなかんじになるんです。これはわりと手間なんですが、再読会のおかげでこの作業をすでにほとんど終えていました。それで、迅速に電子書籍化に動くことができたんです。

思ったより簡単でした。
そして、Amazonのサイトの上では、出版社経由の本と同じ平面で、個人が出した本も扱われます。こうやってみると、ちょっと感動ですね。

しかし、個人的には、やはり、自分の時間は「新しいものを書く」ことに使いたいので、その点では、「自分の仕事ではない」感覚もありました。バランスを取ってやっていかなければなりません。

いずれにしても、紙の本ももうじき提供できます。
それについては別に報告いたしますね。

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