川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

エンリッチメント大賞授賞式など

2010-12-13 21:05:50 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
R1037649これは昨日のこと。
東大の弥生講堂にて、エンリッチメント大賞の授賞式。
これまでSAGAの後に、くっつけて行っていたものが、はじめての独立開催ということで、どれだけ人が集まるか、みんな心配しつつ、とにもかくにも、開催。
審査員で出席できるのが、いろいろな事情が重なりぼくしかいなかったので、しっかりと最初から出てきました。

なにはともあれ驚いたのは、ボランティアの多さ!
だいたい学生さんなのだけれど、「動物園」というテーマが持つ、吸引力の強さをいきなり感じさせられた。
そして、授賞式・パネルディスカッションに来てくださった一般来場者も100人を超えるまずまずの盛況。
ほんと、よかったなり。

事務局・スタッフ・ボランティア・受賞者のみなさま、お疲れ様でした!
ちなみに、今年の受賞は、ふたつで、個々で述べるより市民zooのサイトで観ていただいた方が、適切な紹介だろう。
http://www.zoo-net.org/enrichment/award/2010/

オランウータンの方は、受賞者4名がそろい踏みで、まさに「オランウータン4」の結束を間近に感じられた。

ペンギンの海響館からは、石橋館長みずから参加。
かなーり画期的と思える、ペンギン飼育のハードとソフト両面について語ってくださった。

パネルディスカッションで、水品さんが行っていた、飼育とは、環境を与え、食べ物を与え、心を与えることだ、というのは至言。
飼育員マインドというか、飼育員シップというのは、そういうことなのかと思う。

とりとめもないものながら、一応のところ、パネルをまとめて、お役ご免。
そして、このとりとめのないエントリもおしまい。でも、当日参加してくれた方、関係者からのコメントの「受け」にでもなればいいな、と。

ちなみに、パネリストの一人、石田おさむさんの「日本の動物園」は、目下、一番網羅的かつ深い、日本の動物園の考察だと思います。

日本の動物園日本の動物園
価格:¥ 3,780(税込)
発売日:2010-07-10