川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

フィボナッチ数列を4年生に

2010-12-07 09:45:04 | インポート
フィボナッチ―自然の中にかくれた数を見つけた人フィボナッチ―自然の中にかくれた数を見つけた人
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2010-09
フィボナッチ数列で有名なアルフレッド・フィボナッチの生涯を、かなり想像で補って描いた絵本。

それを4年生に読み聞かせ。
12月だから、クリスマス関係のネタもアリなのだけれど、ちょっとぶつけてみたいと思って。

うさぎの繁殖の問題から、フィボナッチ数列が出てくる部分は、絵本を離れて板書で、確認。
いちお、板書計画らしきものも考えてきたのだ。
結果、分かってる子は分かってる。
こっちから、声かけなくても、次々と、次の数を言ってくれる。

フィボナッチの渦巻き(?)を作図するときも、新しい正方形の辺が前の2つの和になることを直観的に理解して、いい反応をしめしてくれた。

結果、フィボナッチ数が出てきて、それは渦巻きにも関係していて、自然界に結構、その数や、似た渦巻きがあることを知り……みたいなに進めました。

本当に意外なほど、分かってる子は分かって、数って不思議とか思ってたくれたみたいなのだけれど、やはり、15分に詰め込むのは苦しく、結構みんな頭がシャップル状態だったかも。

でも、大丈夫。1限目は体育だった。
思い切り、カラダを動かして、リフレッシュして、2時間目以降にのぞんでくれい。
ということで、去ってきた読み聞かせでした。

久々、ペンギン会議で会った人たちへ(最近のカワバタのペンギン体験を少し語ります)

2010-12-07 06:09:21 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
Img_0906写真は、いわずとしれたキガシラ君。
シャイで知られる彼らですが、保護の手が入るようになってずいぶん時間がたって、だんだんあんまり怖がらない連中も出てきたみたい。

さてさて、ペンギン会議では、ほんの少しだけ、話をする時間をいただき、20周年のお祝いと感謝とともに、ニュージーランドの状況などをお話ししました。特に、ハネジロペンギンについては、「初ネタ?」のグッドニュースをお伝えできました。

そういうことを、なかなか「本」という形で、世に送るのは難しいのですが、ウェブでは細々と書いておりまして、ハネジロについてはこちら。
http://bunko.shueisha.co.jp/serial/kawabata/11_01.html

ヘルプス一家によって、1000ペアを超えるハネジロくんたちの繁殖地が維持されています。
シーズンには観光として気軽に訪れることができるので、ぜひ行ってあげてください。ちなみに、ハネジロの繁殖期は、キガシラともかなり重なっているので、一度の訪問で両方見るというもアリです。
また、キガシラやフィヨルドランドくんたちにも会いにいった時のことも書いてあって、それはこちら。
http://bunko.shueisha.co.jp/serial/kawabata/16_01.html

去年の滞在時ではないですが、もうちょっと前にスネアーズくんたちを観に行った時のこともちらりと書いてあります。

というわけで、当日のお話しの補足でありました。

なお、今週末12日には、東大弥生講堂で、エンリッチメント大賞の授賞式があります。
下関の海響館のペンギン施設も受賞対象で、「これからのエンリッチメント」についてのシンポジウムもあります(ほくがコーディネーター)。

詳細はこちらにありますので、お時間のある方はぜひいらしてください。
http://www.zoo-net.org/study/research/archive/20101212_detail.html