中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」は「ショーシャンクの空に」という題名で映画化されました。わたしはこのブログで、それを本年1月3日に紹介しました。映画を観たので原作にあたってみました。
「リタ・ヘイワース」はハリウッドの有名な人気女優です。妻とその不倫の相手を銃殺したとの疑いをかけられ、刑務所に入った主人公のアンディが、独房の壁にはっていたのが大きなリタ・ヘイワースのポスターでした。
映画は原作に忠実といっていいと思います。というか、むしろ、この中編小説をよくあれだけの映画にそのまま再現したと感心します。あえて大きな違いを指摘すると、小説では主人公のアンディは比較的小さな男ですが、映画でアンディを演じたティム・ロビンスは大柄な好男子です。
主人公のアンディは壁を少しづつけずって細いトンネルをつくり脱獄するのですから、小柄な主人公というのは理解できます。